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3/29/2012

トラウマのThumperと八方美人のHana

トラウマのThumperと八方美人のHana


2012年3月29日 AM

 今朝はもう少しで、私のほうがパニックにおちいるところでした。
朝のいつもの散歩で、Hanaの希望にそって歩いていました。
広い通りが近づいてきて、Hanaは普通でしたが、トラウマのThumperがこわがりはじめたのです。

 通りの向こう側の坂道を下から上に三々五々と駆け足でやってくる中学生ぐらいの生徒がいたのです。それは学校での行事の一部なのか、一つのクラスというのではなく、学年全体なのかそれぞれの速度に応じて三々五々と続いています。

 Hanaは平気で、では下のほうに行こうとしましたら、Thumperの姿が遥かの遠くに見えました。それで、生徒の向かう方向でなく、反対の方で、通りのこちら側なのだから、大丈夫だろうと歩き始め、Thumperもついてくるだろうと甘く考えていたので、角を曲がって歩き始めました。しばらくしてもついてくる様子が無いので、戻ってみると、本当に影も形もありません。しかたなく、Hanaだけつれてゆくわけにもゆかず、Thumperの名前を呼びながら家に向かいました。

 ここでも、わたしの考えは甘くて、家のゲートのところでおとなしく待っているのだろうと思ったため、家の周りにいないとわかったときに、私のほうが不安におそわれました。Hanaはいつでも誘拐される危険がありますが、Thumperはそんなはずがないので、パニックにおちいって、どこかの庭に隠れたのかなと思ったのでした。

 それで、もう一度、Hanaをつれて、Thumperを呼びながら、大きな通りまできましたら、まだ生徒たちは続々と駆け足で続いています。しかし、あきらかにThumperはみあたらないので、もしかして、ゲートの外でおとなしく待っていないで、どこかから家の中に既に入ったのではないかと思いました。もし、家の中に居なかったら、クルマで近所を探しにゆかねばなrないと、本当に私のほうがパニックに陥りそうでした。

 いそいで、HanaにLeashをつけて、ひっぱりながら、家に戻って、ゲートのロックをはずしていると、中からThumperがあらわれました。本当に、やれやれとほっとしました。 ThumperはSurvivorの技術を身につけていて、猫のEurekaが金網のスクリーンをくぐって庭と外とを自由に出入りするのに気がついていて、自分でも必要に応じて、勝手に外に出たりするのです。今度はそのルートをつかって、ゲートで待たないで、勝手に裏庭にはいってしまっていたのです。

 本当に、私のほうこそパニックに陥りそうでした。もちろん、紐でつないで散歩させていれば、こんなことは起きないのですが、わたしはどうも紐につないでというのが好きでなく、自由に気楽に散歩させるのが好きなので、二匹とも紐はもつだけで、No Leashで散歩させます。それで、ほとんど問題はおきません。以前はよその家のゲートの向こう側に居る大きなシェパードにあいさつがてら、吠えに行ったりしましたが、道の反対側をあるきながら、NO というと、おとなしく歩いているだけなのです。

 Thumperは28ポンドくらいであったのが、今は35ポンドになり、筋骨逞しく立派な犬になりました。散歩させていると、出会う人もきれいな犬だねと誉めてくれます。家の中では、本当に内弁慶でおねえちゃんにあたるHanaの遊び道具を奪ったり、姉いじめをしますが、外に出るとすぐにトラウマにおそわれます。我が家は本当にHome Sweet Home で、我が家ほどいいところはないのです。今回、わかったことは、すこし家からはなれていても、ちゃんと家には帰ってくるということで、これはどこかでパニックに陥っても、家には無事に帰るということで、一安心です。

 トラウマをどう克服するか。ふつうトラウマは、もう一度、それに直面させるということで克服するのが人間の場合にとられる方法ですが、犬の場合はどうか。なにがこのトラウマをうんだのか正確にはわかりませんが、生存本能に衝撃を与えるような事件、つまり野良犬状態か見捨てられていた状態から、Shelter Peopleによって捕獲されたこと、それもひとりでなくEnclosureする形でおそわれてつかまったことだと思われます。

 Sweet Home でのんびり過ごせば、トラウマは自然となくなるだろうと思っていましたが、すでに10ヶ月経ち、HanaもShelter生活を送ったのに、全然違う反応ぶりで、やはり個々の犬の性格も影響しているのだろうと思います。

 ともかく、今朝の小さな事件は、わたしにとって、緊張を強いた大きな事件でした。一匹ずつ散歩させていれば、こんな問題は発生しませんが、八方美人のHanaとトラウマのThumperという全く相反する反応を示す犬たちをNo Leash で一緒に散歩させるということの困難さをあらためて悟らせます。しかし、わたしはやはりNo Leashで散歩させるでしょう。もう少し、周りの情況に繊細に反応しながら。危ないなと思ったら、いやがるのを無理にさせようとしないとか。私にとって一つの大事な教訓となりました。

村田茂太郎 2012年3月29日 11:45AM

添付の写真は今朝の出来事ではありません。ふだん、いかにRelaxした生活を送っているかを示しています。










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