京都の宇治、平等院には小学４年の遠足でおとずれ、２００６年５月に久しぶりに友人と訪問しました。
宇治川といえば平家物語での佐々木高綱と梶原景季の宇治川の先陣争いが有名で、もう少し、川幅が狭いように思っていましたが、立派な清流が流れる川であることを知って、嬉しく思いました。
わたしは唐の詩人Ioubutsu いおうぶつ の漢詩の中の
寒樹萎靡遠天外 夕陽明滅乱流中 せきよう めいめつす らんりゅうの うち
という詩の、この、夕日が川の波しぶきで微妙に光るさまを描いた詩をすばらしいと感じて、いつも宇治川のイメージと一緒にしてきました。
ともかく、まさに日本的な、やさしく、きれいな風景で嬉しく思いました。
宇治といえば源氏物語の宇治十帖でも有名ですが、本当に心休まる自然とのとりあわせです。
平等院と対岸の宇治上神社が世界文化遺産にえらばれて、ますます人気を高めているようです。 私たちが訪れたときも修学旅行生が沢山来ていました。
宇治川と宇治上神社そして平等院の写真、ご笑覧ください。
村田茂太郎 ２０１２年５月２９日
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