エルパソはアメリカではそれなりに歴史も旧く、Don Juan Onate(ドン・フアン・オニャテ）が１６世紀末に今のエルパソ郊外ではじめてThanksgiving の祝いをささげて、El Paso del Norte を通って、北に向かい、El Morro のRock に名前をInscriptしたということがわかっています。当時は、まだメキシコというよりはSpanish の領土であったわけです。
わたしたちはアメリカのHistoryはMayflowerからはじまるように思いがちですが、１６００年ごろにはすでにNew Mexico にGovernorが設置され、スペイン人たちによるキリスト教の布教もはじまっていたわけです。
従って、Missionも１８世紀には建てられていましたが、洪水その他でこわれて何度か建て直し、今、残っているのがYsleta, Socorro そしてSan Elizarioの３つで、それでも百年の歴史は経つようです。
この３つのMissionをめぐる道が、El Paso Mission Trail といわれています。
わたしはエルパソ滞在中、何度か訪れました。鄙びた素朴なムードが漂うところで、付近はCotton綿花の畑が沢山あって、工業・商業で栄え始める前のエルパソの実態を示しているようでした。
YsletaにはSleeping Rock というIndian Casino があって、Wyngsというレストランでおいしいメキシコ料理を食べるのが楽しみでした。ところが、テキサスの政府から、本当のIndianではないというクレームが入って、カシノは禁止とかとなり、さびれていきました。今はどうだか知りませんが、カシノがあったころは栄えて、レストランもにぎわっていました。Caldo de Res という辛い肉のスープを食べるのが楽しみでした。
San Elizario と Socorro Mission がMission らしい味があり、今も現地の人がお参りをし、結婚式もしているのを見かけました。
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