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8/05/2012

Travel Japan (50)山陰海岸 車窓からの風景

Travel Japan (50)山陰海岸 車窓からの風景

 エルパソに住んでいた時、コロラド旅行を共に楽しんだ友人に頼んで、京都の保津川下りと長州萩の桂小五郎・木戸孝允旧宅を訪問する旅を企画してもらいました。

 山口県長州・萩には新幹線をつかえば、はやく着くということでしたが、わたしは昔の山陰本線にのって、山陰海岸や田園の風情を楽しみたいと思い、ソウ依頼しました。

 わたしは一度、京都から山陰に入っていた旧山陰本線の旅がとてもすばらしかったという記憶があり、それを確認したいと思ったわけでした。

 その最初の旅は、私が静岡大学工学部を3年の途中で退学して、京都大学文学部を目指し、その翌年、大阪YMCA阿部野橋予備校のなかで経験したものです。今の大学予備校がいわば修学旅行のような、あるいは林間学校のようなものをやっているのかどうか、興味があるところですが、わたしが所属したYMCAあべの橋予備校では8月に2泊3日の旅行が実施され、わたしはとても楽しんだという心地よい記憶があります。

 ”予備校の思い出”というブログに載せた文章の中でも、少し触れましたが、山陰の浜村という海岸と大山国立公園の山の中のLodgeの2泊だったと思います。(浜村2泊の3泊4日の旅だったかもしれません。)浜村では貝殻節という哀調を持った地方民謡をならい、大山国立公園では頂上への登頂とLodge周辺でのヒグラシの音がなつかしく思い出されます。大山は老朽した山脈で高度は1700メートルほどですが、海抜ゼロのようなところから、1700メートル伸びているわけで、アリゾナのSan Francisco Peaksやテキサス Big BendのEmory Peakに匹敵するわけで、立派な高山の諸相を示し、素晴らしい山でした。頂上部が両側崩落していて、ものすごく切り立った険しい山容を示していたのには驚きました。老いてなお厳しさを失わない、タフな山でした。

 予備校の運営責任者の宇野主事とは、わたしが予備校面接で意識した関係が有りましたが、ともすれば、高校を卒業して、くずれやすくなる生徒たちを引き連れ、大阪有数の大学予備校(東大、京大、阪大その他を目指す)として維持していくためには厳しさも必要であったのでしょう。しかし、こうして、勉強の傍ら、予備校修学旅行を毎年実行されていたのは立派なもので、わたしがブログ自己紹介で堂々とYMCAアベノ予備校卒業などと書くのも、予備校に対しては心地よい思い出があるからです。

 話がそれました。そのときの山陰への旅は京都経由の山陰本線であったと思います。汽車の旅で、山陰方面に向かう車窓から、きれいな風景が展開して行きました。それをもう一度と思って、新幹線ではなく、山陰方面を電車でと依頼したわけで、その通り実行できましたが、なんと、京都から鳥取、島根と移動していくのではなく、大阪駅をでて特急は山陽本線(?)を姫路まで走り、姫路から中国山脈を横断して山陰に向かうというもので、山陰の海岸が見え出すころは、すでに鳥取ではなくて島根県で、松江(?米子?)で乗り換え、そして益田でのりかえというのんびりとした旅となり、萩についたときには夜の7時ごろ、既に大阪出発から12時間経っていました。(姫路までは確かですが、今となっては、どこを電車が走ったのか、確かでありません。自分で企画すればみな覚えているはずですが、友人に任せての旅なので、残念ながら、特急がどこを走ったのか不明です。ほとんど鳥取は走らなかったような気がするので、岡山まで行って、中国山脈を横切ったのかもしれません。)

 山陰を走るのんびりとした電車の車窓から、日本の田舎のまだ自然さを保っている姿を見つけて、わたしはうれしくなり、ほっとしました。みな、大阪、東京の都会のようになったのかと心配でしたが、まだまだ日本の自然のよさが残っているのをみつけて、本当に嬉しく思いました。

 岐阜を走る高速バスの車窓から見た風景の移りを、すばらしいと思い〔ブログで既に写真公開済み)、日本の地方の美しさを見直しましたが、このときも、電車の車窓に展開する鄙びた日本の地方の風景を素晴らしいと思い、こうした風景をなくさないようにしないといけないと思いました。この点、日本はアメリカの自然管理、国立公園のRanger Systemその他から学ぶことがあると思います。特に、アメリカの国立公園にみられる、まわりの自然景観を破壊しないようなVisiter CenterやGift Shop, Lodgeなどの建て方は大いに学ばねばなりません。これは、Frederick Law Olmsted 以来の自然保護の基本的伝統と言えると思います。鉄筋コンクリート建ての露骨なホテルやビルディングの建設は慎まねばなりません。Zion National Parkのすぐ外のLodgeで泊まった時も、ちゃんと、周りの自然景観を破壊しないような建物にしてあって、立派なものだと思いました。

村田茂太郎 2012年8月5日







































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