San Francisco Peaks-Arizona 写真紹介
Arizonaの 最高峰 San Francisco Peaks は Flagstaffにそびえる12633Feet,3851メートルの高山です。この名前はCaliforniaの有名なSan Francisco が名づけられる140年ほどまえにSr. Francisからとってつけられたそうです。
この山は富士山よりも高いのですが、Flagstaffの街自体が海抜2000メートルをこえるので、平地から約1800メートル伸びているだけです。
この山はLife Zone のアイデアがうまれた大事な山です。1889年、Dr. Clinton Hart Merriam がGrand Canyon のBottom から、この San Francisco Peak の頂上までの植生などをしらべて、気がついたアイデアで、これはアリゾナのこの山だったから、気がついたわけで、モンタナやワシントンの森林ばかり見ていたのでは生まれてこない発想でした。
このLife Zoneが通用するのはアメリカ西部の植生が主で、ほかの学者がもうすこし正確にしようといろいろアイデアをだしています。ともかく、高度と雨の量で植生が異なるのは誰でも気がつきますが、それがあざやかに示されているところがアリゾナの草木でした。ツーソン近くのCatalina Mountains のMount Lemmon Scenic Highway を上までドライブすると、そのことはよくわかります。ツーソン市のSaguaro National Parkの近くに在る Arizona Sonora Desert Museum に行くと、そのLife Zoneの植生変化をDisplayしてあります。アリゾナではツンドラ帯があるのは、この山だけなので、Dr. Merriamにとっては一層重要であったわけです。
ハイキングはSnowbowl Roadの終点からはじまり、すでに海抜2800メートルほどですから、実際に頂上まで上がる高さは1000メートルほどです。しかし、平地で1000メートル上がるのと、3000メートルに近いところからあがるのとは、疲れは全然違います。
特に海抜3500メートルを超える尾根についてからが大変です。このSan Francisco Peaks はいわば、火山が噴火して岩を吹き飛ばしたあとの縁をあるくことになりますから、3600メートルを越えるFalse Peaks が沢山あり、やっと頂上かと思ったら、まだ、はるかかなたにというつらい気分を何度も味わうことになります。しかも、この山は単調そうですが、縁はけわしく、私は歩きながら風の強いとき、雨のとき、そしてもちろん雪のときは、ベテランでも要注意だとおもったほどでした。
しかし、何しろアリゾナで高度No.1 なので、Viewは文句なしに最高です。そして、このFlagstaff付近は意外に緑に覆われている事に気がつき、うれしくなります。
そういえば、FlagstaffはOutdoor派のベース・キャンプみたいなもので(わたしもSan Francisco Peaks登頂を狙ったときはこの街に2泊しました。いつもここで2泊して行動しました。)、この街のまわりにすばらしい自然が沢山散らばっており、また、Indian Ruins などNational Monuments もいっぱいです。わたしはFlagstaffに住みたいと思ったほどですが、なにしろすでに海抜2000メートルを超える高さにあり、Thnasgiving Holidaysに訪れたとき、雪が平地に積もっていました。Sedonaは1時間、Grand Canyonは2時間、それ以外は30分前後で Sunset Crater National Monument、Walnut Canyon National Monument,そしてほかのIndian Ruins もSunset Craterからでるときに2箇所National Monumentsを通ります。アリゾナ・ニューメキシコはIndian Ruinsが豊富ですが、特にこのFlagstaff周辺に密集しています。
ということで、この付近は自然と遺跡に富んだ、緑豊かなすばらしいところです。
では、ハイキングの写真を紹介します。
村田茂太郎 2012年3月19日
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