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9/23/2018

寺子屋的教育志向の中から - その39 Vitamin C (ビタミン C)をめぐって

寺子屋的教育志向の中から - その39 Vitamin C (ビタミン C)をめぐって 

 この文章もすでにこのブログで公開し、ついでに私がDr. Paulingに書いたレターとそれに対する返事のコピーも公開したと思う。

 これは私の読書感想文(Dr.PaulingのVitamin Cに関する本 HOW TO LIVE LONGER AND FEEL BETTER”)と私自身が Vitamin C 1000mg を適量摂取した体験報告である。このDr. Paulingの本をたくさん買い込み、すぐに読了し、友人たちに発送し、自分で体験したことを記したわけで、私は哲学と会計学を専攻したが、Medical Doctorではない。Dr. Paulingによると、Vitamin Cは取りすぎると下痢をするだけで、余分な分はみな排泄されるそうであるから、弊害はないとのことであり、私自身、そして友人たちもVitamin C摂取で確かに風邪をひかなくなったと確認しているから、そういうことについて参考資料として記したまでである。独断と偏見によるレポートであることに変わりはない。参考意見として取り扱ってほしい。

 私は実際、このDr. Paulingの療法を自分で適応するまでは、どうしたことか毎年風邪にかかって、2-3日会社を病欠していたが、この本を読んで自分で実行してからは風邪にかからなくなり、自分でも健康に自信を持てるようになったのは事実である。その事実を確認したうえで会社の同僚や友人に勧め、それぞれ自分でトライして、たしかに風邪によく効くと確認してくれた。基礎体力、抵抗力をつけるから健康に自信を持てるようになったのはたしか。ともかく、医者でもない私の意見なので、頭から信用しないで、参考意見として自分でトライし判断してほしい。ただ日本ではVitamin C 1000mgは医薬品扱いらしくて高価らしい。わたしはアメリカから頼まれて送付していたほどである。

村田茂太郎 2018年9月23日

 これで拙著のエッセイのすべてである。最後に、これもブログで紹介済みのこの本に関するわたしの ”はじめに と あとがき” を明日ブログに再度掲載して拙著の紹介は全部終わったことになる。拙著の中身を全部紹介しただけでなく、時々現在の感想も加えたから、より内容豊富になっていると思う。たとえば「贈る言葉」でマルクスの私生児と娘の自殺に言及したことなど。
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ビタミンC とポーリング博士         Vitamin C (ビタミン C)をめぐって      


  


 栄養士になった姉から、Vitamin C は一日60mg摂れば良い、それ以上摂取しても排泄されるだけだという話を聞き、排尿の際、尿が黄色くなるのを見て、その通りだと信じていた。(60mgというのは壊血病にならないための最低量である。)(尿の黄色はB2によるという。補記。)


 Dr. Linus Pauling (ドクター ライナス・ポーリング)の “HOW TO LIVE LONGER AND FEEL BETTER” (快適に長生きするには)という本を読み、姉から教わった Vitamin C に関する説明は、この本の中で”50年前の栄養学“と呼ばれているのを知った。約400頁に及ぶこの本は、主に、Vitamin C について書かれたもので、様々な角度から研究考察していてとても面白く、私はスグに自分で実験してみる事にした。そして、その効果を確認した上で、友人、知人に次々とこの本をプレゼントしていった。トータルでこの本を35冊も購入し、Vitamin C の効果を充分確認したと信じた私は、この本の著者、Linus Pauling に手紙を書く資格が出来たと判断し、英文の手紙をワープロで書き上げて出版社に送った。暫くして短い礼状が届いた。その中で Vitamin C を毎日欠かさず摂取する事を指摘した後、この本が日本語に翻訳されたという知らせが記されていた。ナント、訳者は Linus Pauling Institute に来て研究していた Dr. Murata という人だった。

 Dr. Linus Pauling は分子結合をめぐる業績に対してノーベル化学賞を受け、核実験反対運動に対してノーベル平和賞を受けた。1960年代以降、1994年、93歳で亡くなるまでは主に栄養学の研究に力を注いだ。ノーベル賞受賞者とはいえ、“Vitamin C と風邪”という本を発表したときには、Negativeな反応が多かった。しかし、いまでは、かなりの人は自分で試してみて、Vitamin C は確かに風邪に効果があるということを確認したようであるし、各種の健康とVitamin との関係に関する本を読んでみると、Dr. Paulingほどの量ではないが、毎日のVitamin C の摂取量を約3000mg(3グラム)と書いてあるケースが多くなった。3000mgといえば60mgの50倍である。やっと、50年前の栄養学は捨て去られようとしていると感じさせる。

 Vitamin C は水溶性であるため、蓄積はされない。必要量以上は尿を黄色くして排出されるのは事実である。蓄積されないために毎日摂取しなければならないことも事実である。ただ、その必要量に関して 60mg か Dr. Pauling の説くように、6000mg-18000mgという違いだけである。Vitamin C を沢山摂取しすぎた場合には、特に弊害というほどではないが、著しい兆候が現れる。つまり、下痢気味になるのである。従って、Dr. Pauling によれば、人によって、体格、体質が異なるので、Vitamin C の摂取量を下痢する時点までドンドン増やして行き、下痢気味になるその手前を、その人の Optimum量(最適量) としてとらえる、つまり、その量を毎日摂取すれば身体のあらゆる細胞がVitamin C の効能を最高度に享受できるというわけである。そして、この Vitamin C の効能は、Vitamin C の分子構造の解明でノーベル賞を受賞したDr. Albert Szent-Gyorgyi(セント ジョルジ)にも早くからわかっていた。

 Dr. Pauling はVitamin C を毎日 Optimum Amounts 摂る事によって25年から35年は健康に長生きできると説く。Vitamin C を初めとする Vitamin類のその効能の秘訣はどこにあるのか。彼によれば、それは各細胞の抵抗体、免疫システムに働く酵素を活性化することによって身体全体が病気に犯されない健康システムになるからである。どんな病気にでも効く万能薬というわけではない。各細胞の免疫酵素に働きかけることによって、各細胞が健康になるということで、ヒドイ細菌に侵入されれば、やはり風邪気味になったりしないわけではない。しかし、そんな時でも、Vitamin C を Optimum Amounts 摂っておれば、その被害を Minimum に抑える事は可能である。

 私は、この Dr. Pauling の興味深い本を読んだスグ後、自分でいろいろな量を摂取して様子をみた。はじめ約2000mg-3000mg1000mgVitamin C を2-3個)毎日摂ってみた。そうすると驚いた事に各細胞が活性化し、丈夫に元気になるのが自分でも感じられるほどになった。そして驚くほど身体の調子がよくなったのを感じた。2-3ヶ月続けてから徐々に増やしていった。10g(10,000mg)を一度に食べるとやはり下痢をした。それで、私の身体では7-8g(7000mg-8000mg)がOptimum量なのだと確認できた。今、私は毎朝1000mgVitamin C を7個(7g=7000mg)摂取している。そしてこれを続けてもう5-6年経つ。これを摂りはじめる前、殆ど毎年ヒドイ風邪を引いて会社を2-3日休む事が例年のことであったのに、Vitamin C を沢山摂り始めてからは一度も病欠することなく、自分でも少し驚くほど健康な毎日を過ごしている。まわりに風邪がはやり始め、自分でも少し風邪気味かなと思うと、私はいつもの7000mgから10,000mg10g)にVitamin C の摂取を増やしてみる。そうすると感心な事に、普通の状態で10gを摂取すると下痢気味になるのに、風邪気味のときなど、同じ10gを一度に摂取しても下痢にはならない。これは摂取された Vitamin C が各細胞で風邪の細菌と闘っている酵素に供給され、不必要で排出するという現象にまで至らないためであろう。

 セント ジョルジ博士はリスクなしでVitamin C はいくら摂取してもよいと考える。そして、60mgの摂取だけでよしとするRDA(Recommended Dietary Allowance)の態度は間違っているという。1930年代にノーベル賞を受けて以来、Vitamin C に関する効能は自分で確認し、Governmentが許容量60mgといっていた時代に、セント・ジョルジは早くから、毎日、1000mgは摂取し続け、その効能を身体で感じていた。1960年代に、長生きしたいと Dr. Pauling が言っているのを知った Biochemist Irwin Stone は Dr. Pauling に自分の30年に亘る Vitamin C の効能の研究成果を伝え、Vitamin C を毎日沢山摂取する事を勧めた。これが Dr. Pauling がVitamin C の研究に入るきっかけとなった。Dr. Pauling は Stone の勧めにしたがって、Vitamin C を毎日沢山摂取し始めて、自分で身体が頑健になり、調子よくなるのを確認した。そして約20年に亘るその後の研究の結果、Vitamin C を Optimum量(最適量)摂取する事によって25年から35年は健康に長生きできると確信し、この本 ”HOW TO LIBE LONGER AND FEEL BETTER”  を書き上げるに至る。この本はモノスゴク面白いし、有益であるので、英語でも日本語でも、ともかく一読をお勧めする。

 Vitamin C はハンガリー人 アルバート・セント・ジョルジ博士によって、1928年、C6H8O6の分子構造が解明され、博士は1937年ノーベル生理学賞を受賞した。因みに、Vitaminの各種の発見と分子構造の解明に対して、ノーベル賞の受賞者の数は7-8人に及ぶ。

 Vitamin C は学名 Ascorbic Acid という。日本名 アスコルビン酸である。白色粉末結晶。動物の中でVitamin C を自分の身体の中で生産しないのは人間と類人猿(Primates)、Guinea Pig と呼ばれるモルモット、そして Indian FruitEating Bat(コウモリ)だけだと言われている。犬も猫も、牛もねずみも、うさぎも豚もみな自分の身体の中でVitamin C を生産する。154ポンド(70kg)の生物は、10,000mg(10g)のVitamin C を製造するという。そして、その製造は主に肝臓と腎臓で行われるらしい。これは何も哺乳類に限った事ではなく、鳥類、爬虫類、両棲類についても Vitamin C を体内で合成する事は知られている。

 Vitamin C は体内で細菌を直接殺すのではなく、細胞内の免疫体(Immune System)抗体システムに働きかけ、そこで重要な働きをしている酵素(Enzymes)を活性化する働きをする。従って、身体全体に抵抗力が強まり、風邪をはじめとする少しぐらいの細菌に襲われてもそれを克服するだけの余裕はあるようになる。RDAによる60mgの処方箋は Vitamin C欠乏から生じる恐ろしい病気 Scurvy(壊血病)への対策として生まれた。現在の健康維持のための処方箋は60mgでは満足しない。Dr. Pauling は人によって最適量(Optimum Amount)は異なるといって、6000mg から18000mgを毎日摂取する事を勧める。

 Vitamin C はToxic(毒性)ではないので、いくら摂取してもその被害はない。すでに記したように、その個人の最適量をオーバーした場合、下痢するだけである。そして、Vitamin C をOptimum Amount(最適量) 摂取する効能は如何? Dr. Pauling のこの本によると、Vitamin C はImmune Systemに働きかける結果、

Common Cold, Influenza Virus

Wounds, Ulcers, Burns

Heart, Cancer, Brain, Cardio Vascular Disease



 そしてAging (老化)に効果があると説く。また、Pain Reliever(痛み止め)として、アスピリンよりはるかに安全でよく効くという。

 Vitamin を常用する際、気をつけねばならないのは、Toxic(中毒になるかどうか)、Side Effect(副作用)があるかどうかであり、ここで水溶性と油溶性の違いが大事となる。Vitamin A と D と E は大事な Vitamin であるが、油溶性であるため、毎日摂りすぎると脳細胞に浸透して蓄積され、特にADは副作用(Side Effect)が発生するので注意しなければならない。水溶性のVitamin C においては、そのような危険はない。その代わり、毎日摂取しなければならない。 

Dr. Linus Paulingは、その著“HOW TO LIVE LONGER AND FEEL BETTER” の最初の章で健康である事を最高にエンジョイするための処方箋をあげている。彼は、アメリカにいる殆どすべての人がこの処方箋でよい結果を得られると確信している。

1)毎日、Vitamin C を6g(6000mg)から18g摂取。一日も欠かさない事が必要。(人によってOptimum量が異なるので、Dr. Paulingのように毎日18g(18000mg)摂取してOKの人も居れば、私のように7g(7000mg)くらいが適量と感じる人も居るわけで、自分のOptimum量を確認する事が大切)。

2)毎日、Vitamin E を400IU800IU又は1600IUを摂取(IUとは国際単位 International Unit)。Vitamin C と E はSynergestically に共合して効果的に働く事がわかっている。

3)毎日、Vitamin B のSuper Tablet を1つか2つ摂取。(Vitamin B は各種あるので Super B Complex といったような全てを含んだものがよい)。

4)毎日、Vitamin A を25000IU摂取。(Vitamin A は油溶性で余分なものは脳に蓄積されるので、身体に異常が生じないことを確かめながら摂取するのがよい。私は、Vitamin A に関しては、週2回だけ摂る事にしている。)

5)毎日、ミネラルSupplementを摂取。Bronson VitaminMineral Formulaのようなもの。(カルシウム、鉄、マグネシウム、マンガン、亜鉛、モリブデン、ヨード など)。

以上が、Vitamins と Minerals に関する処方箋で、その後、次の項目が続く。

6)砂糖を取る事を控えめにする事。コーヒーや紅茶に砂糖を入れないこと。甘いものを控えめにし、ソフト・ドリンクスは飲まないようにすること。(なぜ砂糖がよくないのかについては、このあと、コレステロールに変貌してゆく叙述があり、心臓病や高血圧の原因になる事が説明されている。)

7)砂糖を避けるほかは、何でも好きなものを食べてよい。卵も肉も野菜も果物もみなGood Foodsである。但し、太り過ぎないように。

8)毎日、沢山の水を飲むこと。

9)適度の運動をし、Activeである事。極端なまでに、急に運動をしすぎたりしないこと。

10)アルコールは適度に飲んでよい。

11)タバコを吸ってはいけない。

12)ストレスを避け、好きな仕事をし、家族生活をエンジョイする事。



 以上が、Dr. Pauling の長生きと健康を維持するための処方箋である。何歳であろうと。この処方  箋を今すぐ採用し始めれば素晴らしい効果をあげることができると彼は言う。特に、年をとるにつれて最適量の栄養が必要になるので、年をとった人ほど、この処方箋は役に立つはずであるという。Dr. Pauling はなんでも食べてよいという。この本の中で“DON’T”といっているのは Sugar(糖分)とCigarette(煙草)だけである。従って、毎日、Vitaminsを摂取するだけで、特別のDiet療法をやらなくても、最高の健康状態を維持できるというのである。

 人体実験の代わりに病院や研究所でモルモット(Marmot, Guinea Pig)が使われる事はよく知られた事実であったが、なぜ、モルモットが人体の代わりとなって新薬のテスト母体となるのかはハッキリとは指摘できなかった。だが、今、Vitamin C に関して、ほとんどの生物がVitamin C を自分の体内で製造するのに、人と、(Primates)サル類とモルモットとフルーツを主食とするコウモリだけがVitamin C を生産できないという事実に接して、どうして“モルモットが”という謎が一つ解けたように感じる。

 Dr. Claus W. Jungeblut は1930年代から、Vitamin C を感染性疾患の治療に適応して来た人であるが、1971210日、Dr. Paulingに宛てて次のような手紙を書く。 

 “研究所で使われる動物の中で、モルモットだけが人間と共通した生理反応を示すという事、即ち、壊血病にかかりやすいとか、ジフテリヤ性の中毒に罹るとか、肺結核に罹るとか、人間の症状とよく似た白血病の形態を示すとか、、、、という事。Vitamin C を体内で合成する研究所のほかの動物たち(Rabbits, Mice, Rats, Hamsters, など)では、こういった症状は見られない、、、”と.

つまり、モルモットがまさにモルモットとして有用であるのは、人間と同様、Vitamin C を自家製造できないため、人間が疾患に対して示すのとほとんど同じ反応を示すからであるということになる。

 Vitamin C は、あらゆる生物にとって非常に大切な栄養である。殆どの動物、そして植物が自分の身体の中で製造するという事が、その不可欠さを証明しているといえる。ほんのわずかの生物だけがVitamin C を体内で生産する能力を失った。たまたま、突然変異で生産能力を失った動物が、同じ種類のVitamin C 製造動物に対して何らかの形で優位に立ったとき、その種は、Vitamin C 生産能力を持たない生物として存続する事になった。その代わり、Vitamin C を外から吸収するという構造をとることになった。これが、コウモリの中でも Indian Fruit eating Bat だけがVitamin C をFruitから摂るという生存方法を採用し、存続した理由であろうとDr. Pauling は考察する。

モルモットと、このコウモリの他に、Vitamin C を体内で生産できないのはヒト、サル類(Primates)である。そして、サルの祖先がこの能力を失ったのは、多分、2500万年前であろうとZuckerkandle と Dr. Pauling は推定している。Vitamin C 製造能力を失ったヒト、サル、モルモット、コウモリが今まで生存し続ける事ができたのは Vitamin C を必要量、外から摂取できる環境、つまり、Green Plants (緑の植物) が豊富にあったからである。そして、突然変異と遺伝、進化、適応が現在の生物形態を生み出すに至ったわけで、Vitamin C を自家製造できない生物は、自発的にVitamin C を外から補う事が必要である。なぜなら、Vitamin C はただ単に壊血病を防ぐだけではない、悪いコレステロールを破壊し、中毒素を破壊し、ストレス抗体ホルモンを生産し、癌の発育を止め、汚染効果を最小に押さえ、感染から守るという生命維持にとって計り知れないほど重要な役割を果たしているからである。

 Vitamin C摂取の効果がハッキリわかるのは、何と言っても“風邪”に対してである。まわりに風邪がはやり始め、感染の危険があるときはVitamin C を多量に摂取(5000mg-10,000mg)することによって、免疫抗体が活性化し、抵抗力が強まるので感染の危険が少なくなる。すでに風邪を引いてしまった後でも、風邪の細菌の活躍をVitamin C の力によって、ミニマムに抑えることは可能である。

 それでは、そんなに風邪に対して有効なVitamin C がどうして今まで、それほど知れ渡るに至らなかったのか。答えは簡単である。風邪薬はBillion Dollar Business といわれるほど、各製薬会社にとって大事な商品である。一方、Vitamin C というと、まず、どんな植物でもみなVitamin C を含んでいるし、特に、PEPPERS, PARSLEY, BROCCOLI, CAULIFLOWER, BRUSSEL SPROUT, CABBAGE 等は、沢山含んでいるので、クスリなど買わず、Vitamin C をたくさん含んだ植物を食べればよい事になる。また、Vitamin C の分子構造は例の ドクター セント・ジョルジ の解明によってわかっているので簡単に合成または抽出されるので、高価な風邪薬に対して、このほうが非常に安く手に入る事になり、“風邪にはVitamin C”などという宣伝文句が世界中の市場に広まると製薬会社は倒産しかねないことになる。

 そういうことが製薬会社にもわかっているのか、Dr. Pauling の “Vitamin C And Common Cold” (ビタミンC と風邪)という本が出ると、いろいろなところから、デタラメだ、インチキだ、証拠はない、といった妨害宣伝が出回った。各研究所での独立した研究がCommon Cold に対する Vitamin C の効果を立証しているときに、時にはデーターを偽造しながら Vitamin C の風邪に対する効果は認められなかったと主張しているドクターたちの姿はコッケイを通り越して悲惨ですらある。風邪に本当に効くかどうかは自分で試してみればスグわかることなのだ。

 もう随分前になるが、Science News という週刊誌に、ある研究グループの“Vitamin C は Heart Diseaseに効く”という発表が載っていたことがあるが、私はそれを読んで、この人たちは勉強不足もいいところだ、何と馬鹿げた事かと思った事がある。Dr. Pauling のこの本はそれより数年前に発表されていたわけであり、それ以外にもアチコチでVitamin C の効果について独立の研究発表がされているので、今更、Heartに効くと新発見のように発表してみても、自分たちの愚かさを暴露したようなものである。

 もう、これで終わる事にするが、この本には Vitamin C をめぐるほとんどすべての事が書かれていて本当に面白く役に立つ。Vitamin C がどんなところで役に立っているか、目次のタイトルだけ抜き出して、お終いにする。ガン(癌)細胞の発育がVitamin C でストップするという事などは今では自明のようになっている。

IMMUNE SYSTEM, COMMON COLD, INGLUENZA AND OTHER INFECTIOUS DISEASES, WOUNDS AND THEIR HEALING, MUSCULAR ACTIVITY, HEART, CARDIOVASCULAR DISEASE, CANCER, BRAIN, ALLERGIES, ASTHRITIS AND RHEMATISM, EYE, EAR, MOUTH, AGING.


(補足)

独断と偏見によるビタミンの買い方と食べ方  ( By ムラタ)



 クスリは“飲む”。食物は“食べる”。Dr. Paulingによると、ビタミンはクスリではなく、毎日食べないといけない食物である。ビタミンも他の食べ物と同様、値段の高いものから安いものまでいろいろある。Dr. Paulingによれば、なにも値段が高いからといって特別によいというものでもない。この本の中で、Dr. Pauling はビタミンの買い方まで書いている。セールスマンから買うのはよくない。プライスリストのない会社のものを買うのもよくない。医者で処方箋としてもらうビタミンは普通の市価の4倍もする。ある会社は老人用に特別に作ったビタミンだといって市価の1000倍の値段をつけて売っている。しかし、ビタミンはどれもビタミンである。安いもので充分間に合う。  そして、例えば、Vitamin CAscorbic Acid の粉末結晶がちゃんとしたビンに入っていれば、何年も安定していて大丈夫である。大事な事はOptimum Amount(最適量)を毎日食べるということで、どのブランドのビタミンが良いということではない、といった調子である。

 私はVitamin c は一粒 1000mg500個入りの瓶を、Discount Store (Costco, Sams Club など)で買う。一瓶約15ドル。日本では、この1000mgVitamin C は手に入れるのが難しく、わたしは日本の友人に何度もVitamin C の箱詰めを送った事がある。小さな瓶はすぐになくなってしまうので、なんとなく高い買い物をしているように感じる。

 その他、私が毎日食べているのは、Vitamin B-50 (またはB-100) Stress Formulaで、これは、B-1, B-2, B-6B-12、 CE, Niacin, Iron, Selenium, Zinc、 Copper Etc を含んでいる。これは 250 Tablets入りの瓶で11個だから250日保つ。Vitamin E は 400IU, 500個 Softgels を12個。Vitamin E はVitamin C と協力して働くので、Vitamin C だけを摂るよりもはるかに健康管理に役立つそうで、この事についても Dr. Pauling の本に書かれている。Vitamin A は8000IU、 250 Softgels の小さな瓶。Dr. Pauling は25000IUまで毎日 OK と書いているが、A と D は油溶性で、蓄積が起きるので、私は用心して、週二回だけ各1個食べることにしている。年をとると歯が弱くなったり、腰が弱ったり、身体全体に小さくなったりするというのは、足りないカルシウムを身体の内部から溶かして使うようになるからで、年をとるほどカルシウムの補給が必要となる。女性が妊娠して歯が弱くなったりするのも、赤ん坊の骨を作るために足りないカルシウムが体内の骨を溶かして補われるわけで、そうした事を防ぐためにも、毎日、カルシウムを補ってやる必要がある。

 以上が、私のビタミン関係のRegimen(処方箋)である。Vitamin Cに関しては、初めてのヒトには毎日、2000mg3000mg をお勧めする。身体がRe-vitalize(活性化)し、調子が良くなるのは保証出来る。そして、ノーリスク(No Risk)である。Toxicでなく、蓄積も起きず、副作用もない。下痢をすれば摂りすぎと判断し、減らせばよい。ただし、心配な人は信頼できる Family Doctor (Primary Doctor) に相談すべきかもしれない。

(完) 記 1995102324       村田茂太郎

20107月からみた感想

 私はもう20年以上、Vitamin C を摂って生活してきた。この間、それ以前と比べてほとんど大病もせず、Sick Leaveもとらないでやってこれた。Dr. Pauling の本を読んだおかげ、そして、“Vitamin C” のおかげであることは明らかである。ビジネスで日本から来るVisitorsはわたしの拙文を読んだ影響か、知人からのまたぎきか、自分でトライして効果を確認したからか、日本では買えない1000mg錠剤いりの瓶を沢山買って帰るのが普通になり、日本訪問時の手土産もチョコレートではなく、Vitamin C をと頼まれるのがふつうになった。日本でも、はやく、安く、高単位のVitamin C1000mg)が手に入るようになればよいと思う。Vitamin C はクスリではなく、食べ物なのだから。現在、私は一度に7000mgは摂らず、食後3000mgほど摂るようにしている。もう少し増やし、せめて一日に5000mgは摂ったほうが良いとおもうが、フルーツ、野菜も好きなので、健康維持には足りているようだ。


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