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4/01/2014

「心霊現象の科学」をめぐってーその85「Heaven talks to Children」 Christine Duminiak を読む


心霊現象の科学」をめぐってーその85Heaven talks to Children Christine Duminiak を読む

 子供たちの中には、繊細で鋭敏、亡くなった近親者の霊などをするどくキャッチすることがあるのは、よく知られている。Carol BowmanReincarnation前世の記憶を持った子供たちに関する研究も、自分の、まだ幼い子供が過去のLifeの記憶を生きていることに気がついたことから始まった。そして、それは年をとるにつれて、記憶から消えていくようであった。

 この本は、子供たちのAfterlife Encountersを収集したもので、著者は子供の年齢で3つに分類し、1-4歳、5-9歳、10-17歳とわけて、それぞれの子供たちの天界からのコンタクトの話を紹介している。

 まあ、このAfterlife Encountersにあたる、子供たちが亡くなった近親者や亡くなった犬などを直接察知したとう話は、Josie Vargaその他の本でもいっぱい紹介されているから、私に特に珍しいものではなかったが、その100例ほどのケース紹介の後に、60ページほどつかって、宗教と関係するSpirits問題、Demon等による危険を避けるための方法、そして、Near Death ExperienceなどによるHeaven天界の状況報告 などをコンサイスに見事に、うまく纏め上げているので、私は感心した。そのまま、直訳したいくらいであったが、まあ、許可も得ていないので、簡単な紹介にとどめる。

 この本はAmazon.comで私は$5.77+Taxで手に入れることができた。新刊であり、リスト・プライスは$14.95である。著者はSensitiveな子供たちを持つ親に、直接読んでもらいたいために、特別に安くセールスしているようだ。

 そして、たしかに、この本は役に立ち、子供の親、特に霊界にコンタクトできる能力を見せた子供たちの親には必読書だと思う。そしてまた、教会キリスト教では、霊界とのSpiritとの交信などは禁止しているケースが多いので、そういう能力を発揮した子供は公にできず、何か悪いことをしているようなNegativeな態度をうむ危険があるので、親たちはその点をよくわきまえて、子供たちのこの貴重な才能・天分をこわしてしまわないように、自分でよく勉強して子供に接することが必要であるといえる。そういう意味でも、この本は大事な意味を持っている。教師たちには必読書といえるであろう。

 Dianne Archangelが7歳(多分)の子供のときの最初のクラスで、Jimmyという子供が手をあげて発言した、“亡くなったおじいさんが自分を訪れて手を振った”という話を教師が終わりまで聞かないで、その子供を黙らせたために、Jimmyは萎縮してしまったという話を、この前のブログ(その84)で紹介したが、何も知らない教師だと、そういうこともやりかねないので、教師たるもの、やはり一生懸命、何に対しても、興味を持って、しっかり勉強すべきだと思う。私は拙著「寺子屋的教育志向の中から」の“心霊現象の科学への私の歩み”と題するエッセイで、1970年代に日本で起きた子供の実験的自殺について言及したが、そのケースも、当時、はやっていたお墓で写真を撮れば霊が写るとかいう子供たちの探究心が最悪の事態になってあらわれた例で、そのとき、教師たちはそんな馬鹿なことはするなと問題にしなかったのであった。(当時の新聞記事によると)。教師は、子供が真剣に探求したりしていれば、自分もある程度勉強・探求すべきであると私は思う。小学校・中学校の教師は、“教科”だけでなく、“人間指導”も大事な課題のはずである。この本も、そういう教師たちの、無知による教育上の失敗をふせぐためにも、有益な書物であると私は思う。

 なぜなら、Demonとか言い出すと、あまりにも教会宗教的になるが、Soulがあり、霊魂不滅で、成仏できないSoulが地上をさまよっているのが事実とすれば、霊界からのコンタクトとはいえ、実は昇天できないEarthbound地上をさまよう霊Spiritたちが、Sensitiveな人間にとりつき、間違ったメッセージをおくるということもありえ、昔、Table Tippingなどがはやったとき、邪悪なSpiritたちがめちゃめちゃなメッセージを送り、それを“無批判”に信じた人間は家庭や家を破壊しただけでなく、殺人まで犯したケースが現実に発生したわけで、天界からのメッセージが必ずしもGod天国からのよいメッセージとは限らず、悪辣なものもありうるわけで、要注意ということをわきまえていなければならない。

 そして、Sensitiveな子供たちに、そういう邪悪なSpiritからの介入を防ぐためにも、“White Light”やGodsその他のProtectionが必要となり、そういった点まで配慮してあるのがこの著者の気配りで、彼女自身はChristianであるが、別にほかの宗教でもいいから、そうしたDemon的なSpiritsがとりつかないようにという注意が払われている。

 肉体が死んでも、意識や記憶がのこっているということが確かなら、悪いことをした人間は意識もそのままであり、急に善人になるわけではないので、Ouija Boardやこっくりさん、Table Tippingその他で霊界からの返事を待っていると知れば、悪い霊はあくどいことをしかねないわけである。そういう意味でも、著者の気配りは立派なものだと思う。

 私はすでにベルグソンとの関係で、ゴーギャンの名画のタイトル「われわれはどこから来たのか、なんであるのか、どこへゆくのか」がベルグソンの哲学の展開と関係があるといい、それに沿いながらベルグソン哲学を展開した岩波新書の「ベルグソン」(篠原資明著 しのはらもとあき)に言及した。この「Heaven talks to Children」の著者Christine Duminiakは“The Circle of Life”というかたちで、このゴーギャンの謎を展開している。(なにも、ゴーギャンを口に出して言っていないが)。

 われわれは天界においてSpiritとしてつくられた、そして地上で学ぶために人間として生み出された、地上のレッスンがおわると、肉体は滅んで、Spiritが元の天界にもどっていく。つまり、Heaven, Earth, Death, AfterlifeというCircleを繰り返しながらSoulが成長していくというのであり、EarthでのLifeが非常に大事なのは、天界ではPerfectで、地上で学べるような試練がなにもなく、したがって、地上の存在でこそ、Spiritが成長していく貴重な機会であるというわけである。

 Everything happens for a reason. そう、立派なよい人がひどい目にあったり、無垢な子供が病気で死んだり、殺されたり、それらは、ひどい話であるが、みな、天界で、自分でわかって選んで生まれてきたものだという。生まれたばかりで亡くなる赤ん坊は、そのために親や兄弟姉妹、関係者全部に大変な悲しみ、苦悩を強いるわけであるが、それが地上の人間それぞれの魂の成長に強烈に働くのは事実である。地上でのさまざまな困難はSoulの成長にかけがえのないChanceを与えることになる。従って、困難を経ることによって、Soulは成長し、自分だけでなく同胞、人類への愛を学ぶことになる。われわれがこの地上で学ばなければならないのはLove愛するということ であり、特にUnconditional Love無条件に愛するということ を学ぶことがその後のSoul魂の成長発展におおきな影響を与えることになる。そして“許し”も。

 この中の話をひとつ紹介しよう。Maryの父親は53歳の若さで亡くなった。当時、Maryはまだ結婚していず、もちろん二人の子供も生まれていなかった。彼女の兄の子供が5歳のときに亡くなったので、お墓の墓碑銘はこの5歳の子供が、PoppyKind man, good man, funny man というような文言を書いたという。さて、Maryがクルマの後ろの座席に子供二人を乗せてドライブしていた。3歳になる娘のNicoleに、Seat Beltをはずしては駄目よとかといっていたらしい。“心配しないで、Murray” とNicoleが言ったので、Maryは驚いた。“誰がそういうふうに言ったか知っているの?”“もちろんよ、Poppy!Maryは本当におどろいた。“どうして知っているの?おまえは一度も会ったことがないのに”。これに対して、自信たっぷりに、“会ったわよ。わたしはいつも彼と話していたのよ。”“Nicole! Poppyは天国にいたのよ、あなたが生まれるずっと前に”。“知っているわよ、お母さん、わたしが天国で、生まれるのをまっている間、話し合っていたのよ”。わたしMaryはそれをきいて、言葉もでてこなかった。ワアー, わたしの父は、わたしMaryが娘に会う前に、すでに天界で娘に会っていたのだ!これをきいて、母であるMaryは、とても慰められた。

 こういう実話を、コレクターとして、何件もみていると、たしかに、まず天界でSoul/Spiritがおり、企画して、親を選んで子供として生まれてきて、地上での必要な教育をおえて、肉体はほろび、Spiritとして、天界にもどっていくというサイクルが出来上がるのは確かである。これにReincarnationをくわえると、輪廻のサイクルが完成するわけだ。

 もうひとつ紹介しよう。Tylerという子供が生まれて5ヶ月で亡くなった。3歳になるTrevorはそのことを知らされていなかった(ドクター訪問と告げてあった)が、空を見上げて、Tylerは、あの雲のうえにいて、こちらを見守っているよと言った。葬式の手配を済ませてから、夜、Trevorと散歩に出て、Tylerに話しかけたかったら、空の星や月や雲をみると、弟が見えて話しかけられるよと言ったところ、Trevorは驚いたことに、“Tylerはそんなところにはいないよ、僕たちのそばの地上に座っているよ、そしてお父さんとお母さんに、月曜日(葬式の日)に泣かないでねと頼んでいるよ”。月曜日には何があるのとTrevorが訊ねたので、埋葬などの計画を話したところ、彼はすこし泣いてから、横を見てにっこりし、うなずいて、笑ったので、どうして笑っているのと訊くと、“TylerBoxの中にいないよ、それは彼のBodyだけだよ。”わたしはそれを聞いてびっくりしてしまった、まだ3歳で死や肉体やスピリットなどについて一度も話したことがなかったのだ。

 ほかにも、いろいろ興味深い話が記されている。

 ということで、この本も、なかなか個性を持った、いい本であるとわかった。

ここに紹介しておく次第である。

村田茂太郎 2014年4月1日

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