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10/27/2015

「心霊現象の科学」をめぐってーその103「The Children of Now」 Meg Blackburn Losey, 、MSC.D., Ph.D.を読む


「心霊現象の科学」をめぐってーその103「The Children of Now Meg  Blackburn Losey, MSC.D., Ph.D.を読む

 私は、すでに、「心霊現象の科学」-その101 で“胎児”の意識、Soulのあり方等について、Dr. Vernyの本を紹介しながら展開した。

 また、小さな子供が、言葉がしゃべれるようになった頃から6-7歳ころまでの間に、“自分が大きかったとき”とか、“わたしが、お母さんをBath Tubに入れていたときは、そのような扱い方をしなかった”とか、南北戦争のなまなましい現場の思い出を語りだすとかという話を、「心霊現象の科学」―その70Return from Heaven、―その73Children’s past lives などで紹介した。小さい子供は、ときに自分が生まれる前の別の人生の記憶を持っている、そして機会があると思い出すという話。

 では、最近、特に目立って増えてきているといえるAutistic Children (Autism)社会的反応ができないので自己中心的に見える子供, ADD Attention Deficit Disorder ChildrenADHDAttention Deficit/Hyperactivity Disorder Children その他の子供を扱う親や教師はどういう態度をとればよいのか、そういう特殊学級が必要に思われる子供たちが特に増えてきているのはどういうことか、という問題に対するひとつのアイデア・解明を教示してくれるのがこの本「The Children of Now」である。

 著者はMetaphysics形而上学・哲学・神学? の領域でPh.D.をとった女性で、自分自身が非常にサイキックであることから、この、現代になって頻繁に出現している特殊な児童に興味を持ち、彼らの魂とTelepathyで話し合って彼女が理解した、驚くべき実態を示してくれている。

 このChildren of Now は、大概は、Handicapというか、車椅子で生活しているような状態の子供で、つまり言葉がしゃべれないとか、身体が不自由で、誰かに面倒をみてもらわないとやっていけない不幸な状態にいる。親や教師は、これらの子供が普通一般の子供と違うという面だけを見て、どう違うのか、なぜ違うのかに気がつかない。

 ドクターMegがこの特殊な子供たちと会話ができるということを、子供たち自ら第6感または第7感でわかって、Telepathyでドクターにコンタクトしてきたりして、ドクターと子供たちとの出会いは成立しているようである。

 親や教師から見れば、ほかの子供となじまない、授業態度の悪い、集中力の無い、どうにもならない子供のように思われているのだが、ドクターMegTelepathyで話し合ってみると、馬鹿どころか天才的な頭脳を持った子供である。なんと6歳ころの子供が、異次元空間とか量子力学的世界とか別な宇宙、Parallel Universeとかという話をしたというのである。ドクターMegは、あきらかにこの子供は別の宇宙からやってきた、人類よりもはるかに頭脳が発達した異星人の魂をもっているということを発見した。 そして、地球の生物として不自由な身体にすみついて、幼稚園や小学生の低級な教育内容はばからしくてまじめに付き合えないと感じ、そして親も教師もわかってくれないと感じて、もうどうしようもなく、どんどん自分の孤立した世界に入り込んで、結局、沈黙してしまうということが、一般に起きているケースのようであった。

 Crystalline ChildrenとかIndigo ChildrenとかStar KidsとかTransitional Children とかいろいろな異常な、特殊な子供たちが生まれ育ってきているようで、それは今、6-7歳ぐらいとか、1997年以降にあらわれて、今、10歳ほどとか、ともかく、1980年以降に現れてきている子供たちといえる。彼らの特殊さ異常さは、あらゆるセンスが異常に発達して、すべてを同時にききわけ、同時にすべてを扱おうとするので、すべてが中途半端に終わったり、だらしなかったりという印象を与えているようであるが、実態は、大人の発達した魂が子供の体に閉じ込められて苦労し悩んでいるということで、子供の精神自体に異常があるわけではない。それがDr. Meg Blackburn Loseyが理解したことであった。

 Indigo Childrenなどというと、私たちには理解できないが、彼女がリスト・アップしてくれた特徴をすこしあげると以下のような記述に当たる子供たちである。彼らは現在、世界中に散らばっていて、それぞれ親も教育者もわかってくれないということで苦労しているようである。よくある例はカウンセラーがDrugを与えて、反応を鈍らせようということで、子供の全体を駄目にしていっているようである。

 ある感心な親は、“Indigo Children”という本(すでにその種の子供を扱った研究書がなん種類か出版され始めている)を沢山買い求め、教師や校長、保育所の担当者などに配って歩き、勉強するように刺激を与えているケースもあるとか。この場合は、母親が子供の特殊性に気がついて、それにふさわしい教育を受けさせたいと苦労している例だが、そうでなく、親が理解できず、めちゃめちゃになっていくケースも多いとか。子供がTelepathyDr. Megにコンタクトして、はじめて母親はDr. Megとアポイントをとり、三人で話し合うというのが普通のケースで、こういう場合は、いわば恵まれたケースといえる。

 では、Crystalline Children とはどのような子供か

目の色がCrystal Blue または Very deep dark blueで、成熟した目でみつめる

環境、地球、人々に対して非常に繊細な感情をもつ

非常に直感的である

社会意識はある

微妙なエネルギーを操作できる

各個別に思考するーCompartmentにそれぞれ分類思考する

したがって、集中力が欠如しているように見える

非常に同情・憐憫感がつよい

年よりもはるかに賢明である

平和愛好家である

自然治癒力を強固に備えているーNatural Healer

1997年以降に生まれている

きわめて脆いーわけのわからない病気になりやすい

しばしば過去のLifeの記憶を保持し、生まれる前の記憶ももつ

AngelsMastersその他の非人間的な存在と関係を持ち、しばしば人間には見えないVisitors訪問者と会話をする、非常に個人的な、見えない友達と。

病院に連れて行かれると ADDとかADHDとか Autismという病名を与えられる

Life purposeをよくわきまえている

きわめて寛大である

愛情・同情心に富み、許容心も豊かである

エネルギー調整のために、一人で居る時間が必要である

たいへん傷つきやすいが、また非常にPowerfulでもある

人生やほかの人、動物などを深く愛する

日常的に自然と接することが大切

水と遊ぶことが好きである

接している人に不思議なMagicが起きるー人々が健康になったり、お金がどこからか現れたり、なにかがよいほうに進展したりする

外的な出来事に責任があるように感じる

人々をひきつける力がある

電気系統に影響を与える

 など。

 Star Children の場合は、さらに特殊である

Levitationの能力をもつ (重力に反して、上に上がる_)

Teleportation これこそStar Trekの領域で、物体をMentalに移動させる

あらゆる種類のサイキック・パワーを保持する

 など。

 著者は、これらのChildrenHumanETとの間の子ではないかと推測する。

 著者は明らかにサイキックで特殊な能力を持っている。ここに“会話をするORB”の話がでてくる。実は、Star KidsCrystalline Childrenなどが、Orbでメッセージを著者に送っていたとかという話で、私には単純には信じられないのだが、著者によると、仕事をしていると、“カメラを用意しろ”とか、“外に出ろ”とか“後ろ向け”とかといった言葉を発し、それに従うとORB球体の泡のようなものが浮かんでいるということで、写真にもおさめたようである。こういう、わけのわからないメッセンジャーを送り出せるというところからも、もしこれが事実であれば、明らかに地球生物とは違った、宇宙から来た生物が地上に共棲しているということになる。ORBは意識を持った球体だということを著者は発見した。そしてそれらの多くは、このChildren of Now が著者にコンタクトしたいと送ってきた意識体なのであった。

 (これは、Dolores Cannon の領域ともいえる。Custodian やConvoluted Universe (渦巻く宇宙) シリーズで、膨大な宇宙観を展開したDolores Cannonは、私がこれから集中的に読もうと用意している対象である。Dolores Cannonは去年、2014年、83歳ほどで亡くなったらしい。残念である。いつか会いたいと楽しみにしていたのだが。)

 この本、The Children of Now” は、現代に沢山生まれてきている優秀で、特異で、超能力を持ちながら、貧弱な肉体にとらえられた、素晴らしい子供たちを、理解し、どのように接するべきか、サイキックとして、また教師として、良心的に、驚くべき子供たちの世界を紹介した重要な書物であるといえる。日本でも、こういう子供たちが生まれてきているのか、私は知らないけれど、世界的な現象であるとすれば、やはり居るはずで、そういう子供たちを、特殊性を生かしながら、立派に育て上げるためには、親も教師もよく勉強し、理解し、最良の方法を適応できるように努力すべきである。この本はその一助となるのは確かである。みな、Open Mindで、よく勉強し、理解し、ベストの方法を探すよう努力してもらいたいものである。

 この種の本はアメリカでは、もうかなりの量が出版されているようだが、日本ではどうであろうか。問題が発生する前に、事前に、勉強し準備して教育指導をしてもらいたいものである。私は教師と医者は責任重大だと思う。どちらも、ひとつ間違えば、命にかかわるのである。

 Los Angelesでのメモリアル・サービスに参加しても、私は葬儀関係者の勉強不足を痛感したが、このChildren of Nowの場合も、あらかじめ、Open Mindでしっかり勉強しておくことが重要であると思う。

 ともかく、この本には、ちょっと信じがたいような話が展開されていた。ただ、身体障碍児を弟に持ったサイキックの自伝を読んで、私がHandicapの車椅子の人をみる目がかわったが(「心霊現象の科学」-その97Cheryl Booth)、今回も、小さな子供が車椅子で居た場合に、今まで、気の毒に思って、直接見ないようにしていたが、どうやらこのChildren of Nowの場合は、彼らの美しい目を見ることが重要で、そこには成熟した、慈愛に満ちた、やさしい瞳が輝いているそうで、まさにUnconditional Love無条件の愛、批判しない、優しい愛が輝いているそうである。総じて、このChildren of Now は、身体はHandicapでも、心はPerfect完璧で愛に満ちているというのが著者の意見である。

 著者がMetaphysicsを勉強しているとき、私たちは自分の人生をえらび、自分の親をえらぶとよく聞かされた。著者の好きな文言のひとつは、Crystallineの少女がまだ幼い頃に母親に言ったという言葉、“わたしがUp-thereあちらから私の新しい親を択んでいたとき、沢山のひとを眺めた、しかし私はあなたが本当に素晴らしい人たちだとわかっていたから、I picked you.あなたたちを親に択んだ”と。私、著者は、彼女の母親を知っている。彼女は正しかった。

 

 つぎに4歳のChildren of Nowの言葉をあげよう

 「ぼくは家に居るという意味がどのようなものかよく覚えている、それは、こことはまったく違っていた。すべてが美しかった。ぼくはみんなを愛し、みんなも僕を愛してくれた、ここではそんな感じがしないのはどうして?」

 もうひとつ。6歳の少女、Crystalline Child

What you learn on the outside of yourself isn’t what is important. It is what you learn from the inside that tells you the truth.

 ‘あなたの外部から学ぶものは大事なものではない。あなたの内部から学ぶものが本当のことを告げているのだ。“-これは、まるで成熟したカール・ユングJungが言っていた言葉と同じである。“Memories, Dreams, Reflections” Carl Jung

6歳の少女の言葉とは驚きである。あきらかに熟成した魂がこの少女に棲んでいる。

 この本の最初のところで、DNAやエネルギー、VibrationConsciousness など、この種の子供が現れた理由を考察していて、わかりにくいところがあった。むつかしい。

 しかし“意識”ConsciousnessDNAEnergyに関して述べたところは重要(Page 41-43)で、著者は、われわれが受胎したときに入り込むのが意識で。それは過去のLifeの記憶をもっているから、我々は時折Déjà vu を体験すると記している。ここで著者がつかっている“意識”は、通常、われわれがSoul魂と呼んでいるものである。著者はConsciousnessMindを区別する。MindLogicalな構成で、Survivalに必要な働きをする。意識は肉体に拘束されないで自由に飛翔する。意識は光速よりもはやい、Superluminalで、あらゆる情報を瞬間にとらえる。われわれは論理的に思惟することを学んだために、純粋意識は鈍ったようになってしまった。一方、Children of Now は、まだPureな状態なので、彼らの意識はWide Openな状態で、すべてが可能なようである。したがって、過去の記憶もすべて覚えている、とかということになる。

 ともかく、まだわからないことが多いChildren of Now に挑戦した、とても面白い、教育的に重要な本である。

 

ISBN-13: 978-1-56414-948-0   2007年

The Career Press, Inc.

The Children of Now」 by Meg Blackburn Losey, MSC.D., Ph.D.

村田茂太郎 2015年10月27日

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