Travel Japan (47) 大阪旅情ー天王寺公園 写真紹介
天王寺公園がなぜ大阪旅情になるのかといいますと、わたしは近鉄南大阪線・阿部野橋終点から3つ目の今川駅のちかくに高校時代まで住んでいて、阿部野橋・天王寺へでて、本屋(ユーゴー書店)と天王寺公園(動物園・植物園)にはよく行きました。
1974年11月に3年ぶりにロサンジェルスから大阪に帰ったときも、岡山から大学のクラスメートが会いに来てくれるということで、待合場所を天王寺公園植物園の温室に決めたくらいです。
天王寺公園はビルの建てこむ中で、丁度、ミニチュアのNew York マンハッタンの Central Parkのように、植物園、動物園、そして茶臼山と池、美術館などがあり、いわば、当時でも都会の中に緑のオアシスを作っていたように思います。
天王寺駅から公園に向かうと中央に花壇や泉水があり、両側も花壇で広々とした空間を楽しんだように思います。
1997年以来、何度か天王寺公園をおとずれ、温室に入ったりしました。巨大なベゴニアがいくつか展示されていたりして、それなりに、やはり温室は珍しいものが見れてよいと思いました。
温室へ行く前に、立派な石で組み立てた、ビルを思わせる噴水ができていて、時間が来ると、霧のように噴出す部分と、石を垂れ流れるような部分との組み合わせで、なかなか味のある、モダンな泉水となっていて、水が噴出する前に、鳩たちがいっぱい水遊びをしていました。
水はともかく清涼感をもたらし、公園の管理には欠かせないものですが、天王寺公園も昔とは少し変わって、それでも貴重な自然空間をつくっていると嬉しく思いました。
市立の美術館にも入り、茶臼山や池もみて、満足しました。動物園訪問の時間がなかったのは残念でしたが、それはあきらめました。
総じて、公園は入園有料になっていたせいか、Homelessなどの姿もなく、比較的安心して歩ける庶民の憩いの場となっていたので、ごみも落ちていなくて、きれいでよかったと思いました。
わたしは、訪問者は誰でもよいというのでなく、行きたい人が行くという意味で、有料も正しい処置だと思います。テキサスのFranklin Mountains State Parkも有料で、毎回、3ドル払ってPermitをもらい、車につけておくというかたちでしたが、それはめちゃめちゃにParkが荒らされるのを防ぐ、まず基本的な制度でした。わたしは毎週の如く、山歩きをしていたので、年会費50ドルを支払って、それをぶら下げていましたが。
ともかく、阿部野橋・天王寺駅周辺もビルが建て込んでいるので、天王寺公園は貴重な存在だと思います。
村田茂太郎 2012年7月26日
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