Travel Japan (37) 京都慕情 法然院から永観堂へ 写真紹介
京都大学の学生であったころ、吉田山のふもとの裏側の下宿(アパート)に住んでいたので、法然院にはよく訪れました。
哲学者 九鬼周三のお墓があって、西田幾多郎の筆によるゲーテの有名な”旅人の夜の歌”の日本語訳が彫られていました。「いきの構造」で有名な九鬼博士にはなにか惹かれるものを感じていたわけでした。ほかに、有名な経済学者の河上肇、そして谷崎潤一郎が生前にこしらえたというお墓などがありました。
法然院はほかのお寺が観光で俗化していたのとくらべて、全然、俗化されず、いつも静かなたたずまいを見せて存在していて、何時訪問しても好感が持て、満足して引き上げることが出来ました。
永観堂は秋の紅葉で有名なようですが、わたしは学生時代には訪れたことがなく、この2005年の訪問がはじめてで、なかなかいいところで、気に入り、今更ながら、昔の学生生活の送り方を残念に思いました。
村田茂太郎 2012年7月7日
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