潮岬はNHKの天気予報で必ず呼び出される名前で、子供のころから親しかったものでした。本州最南端ということで、気象情報に貢献したのでしょう。
和歌山県串本は、この潮岬灯台、大島と樫野崎灯台、そして橋杭岩で有名で、吉野熊野国立公園に属し、海岸と森林と峡谷そして熊野古道などの世界遺産を含む変化に富んだ領域の一部を占めています。
歌に”ここは串本、向かいは大島、なかをとりもつ遊覧船”とうたわれましたが、わたしが大島を訪問したときには、立派な橋が島を本土とつないでいました。
地球の丸みを感じることが出来るViewと説明に書いてありますが、広大なテキサス・エルパソやニューメキシコのアルバカーキーで広大な空間とViewに接し、地球の丸みをいつも感じていた私にはべつに珍しくもありませんでしたが、たしかに、開けた広大な空間はそれだけで見ごたえがあると思います。
潮岬灯台は江戸条約で開設を約束した条約灯台といわれる灯台で、1870年ごろから活躍を始めたようです。紀州の海岸は急流と荒波で船がよく遭難し、灯台の開設は遠く海外からやってくる外国船の航海にとって必要不可欠なもので、イギリス人技師が灯台建設を指導し、日本灯台の父といわれているそうです。
村田茂太郎 2012年7月4日
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