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7/21/2012

Travel Japan(46) 那智の滝周辺 和歌山県ユネスコ世界遺産、吉野熊野国立公園 写真紹介

Travel Japan(46) 那智の滝周辺 和歌山県ユネスコ世界遺産、吉野熊野国立公園 写真紹介

 ユネスコ世界遺産、吉野熊野国立公園に属する那智の大滝などの写真をご紹介します。
丁度、11月末ごろで、紅葉、黄葉が見られ、気持ちのよい紀州旅行となりました。すばらしい友人のおかげです。

 落差130メートルほどで、大滝は高さは日本一だそうです。そして、華厳の滝と袋田の滝とならんで、日本三大名瀑布ということになっています。

 わたしが自然が大好きになったのも、親に連れられて家族で、大阪箕面にある滝と渓流を毎年のように見に行ったからで、滝はひとつの焦点として、旅の中心を構成しています。子供のころ、早くから美しい自然と親しむというのは、Konrad LorezのImprinting刷り込み を出すまでも無く、みんなが自然と体験していることです。いいもの、美しいものを子供たちに見せて、自然を愛する人間に成長していって欲しいと思います。

 那智の滝はシンプルで素晴らしいと思います。西岸渡寺もいれるといい構図になると思います。

 わたしはアメリカの代表的な滝ーYosemite, Niagara、Yellowstone、Rainbow Falls, McWay Falls, McArthur-Barney Fallsその他、大小さまざまな滝を見る機会がありました。Yellowstone以外はこのブログで写真をご紹介しました。Yellowstoneは1975年6月に行っただけで、6月だというのにLakesは雪と氷でとざされ、おまけに雪が降ってくるという寒さで、アメリカは寒いところだと身にしみて感じたものです。Yellowstoneの中にもいっぱい滝があり、いくつかを見ました。
Yellowstoneの写真はふるいアルバムに整理されていて、残念ながら、Scanもできませんでした。
 那智の滝は、日本的箱庭サイズにぴったりで、その場面に居た人は、外国に比べて大きいとか小さいとか感じないでしょう。景観にあっているということが大事なので、那智の滝は素晴らしいと思います。

 そのあと、Scenic Driveとかを金を払ってのぼりましたが、海岸の海が見渡せて、日本はきれいなあと感心しました。幕末黒船その他外国船が日本のあちこちに近づいたとき、彼らは緑豊かな日本の美しさに船から見るだけでも驚き、感心しただろうと思います。

 日本は危険な原子力発電などに依存しないで、全廃し、美しい、本来の日本を守り育ててゆかねばなりません。原発の危険性は福島でわかりすぎるほどわかっているはずなのに、世界中が全廃に向かって動き出さないのは、見方が甘いせいだとしか考えられません。

 そういえば、大江健三郎氏のPessimisticなScience Fiction、「治療塔」と続編「治療塔惑星」は核爆弾で地球が破壊され、”エリート集団の百万人”が別の恒星に移住し、10年後、新しい地球から、放射能で汚染され破壊された中で生き延びた”落ちこぼれ”の棲む古い元の地球にかえってくるというところから話が始まる、なかなか奇抜で雄大な構想のSFで、百万人が別の恒星に移住というアイデアははじめてのものといえるでしょう。ふつうは探検隊が未知の異星物に出遭うというのがSFのパターンでした。あるいはUshura Le Guin の有名なLeft Hand of Darknessのように、完全に人類とは異なった異星体の生き方を構成するというSFもありますが。

 この本の中に300年ほど昔、西部劇の時代という表現がみつかりましたから、時代は紀元2200年ごろ、今から(1990年)200年後の未来社会でのできごとで、そのときには恒星への旅が可能になっている事になっています。はなしは、その恒星での生活ではなく、あたらしい地球をあきらめて、放射能で汚染されている地球に帰還した”エリート”たちと、汚染した地球で生きつづけた”落ちこぼれ”との競合、適応の話になります。ひとつ、有名なArthur ClarkのSpace Odyssey ”2001年宇宙の旅”に出てきた、人類の頭脳を活性化した巨大なMonolithのような異星からの贈り物に匹敵する”治療塔”が、その異星に、人類のために用意されていて、それをめぐる適応の話になります。つまり、この治療塔に入った人間は、Auraを発し、若返り、人類の存続に役立ち、必要不可欠になるので、その構造、なぞを解明しようと努力し、最終的には、悲劇的なあっけない結末に至るお話でもあります。

 話がヘンな風に展開しました。美しい日本の風土を原子力エネルギーに執着するあまり、破壊してしまう危機を国民に押し付ける発想はつつしまねばなりません。風力、地熱、太陽熱その他、あらゆるEco協力のエネルギー源を生み出す努力をすると共に、今までぜいたくに消耗してきた態度を改め、半分以下のエネルギー使用で日本を救う方向で頑張ってもらわねばなりません。
放射能で汚染された地球で生き延びる努力をする前に、そんな汚染がけっして起きる心配が無い世界を地球上すべての国、国民、人類が生み出す努力をせねばなりません。


村田茂太郎 2012年7月20日











































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