１９９７年７月、予定通りアリゾナーFlagstaffで２泊して、Flagstaffにそびえる３８５０メートルのSan Francisco Peaks-Humphrey Peakに登頂し、エルパソへの帰路は一度も通ったことがないMogollon Rim（マギヨン・リム）を通ろうと決めました。
ガイド・ブックはFalcon社の”Arizona Scenic Drives ” By Stewart Green. The Rim Road(Forest Road 300)を辿りました。Camp Verdeのほうから入り、ルート３００がルート２６０と交差する地点まで、つまり４２マイル全部をドライブしました。書いてある通り、最初の３マイルは舗装路、あとは砂利道または自然の道。時間がかかるはずです。すばらしい森林地帯で、ゆっくり楽しめば５~６時間はかかったはずですが、わたしは２時間ほどで通り抜けたように思います。そして、２６０を南に下り、Paysonを通り抜けました。アリゾナが砂漠だけでなく、見事な森林もいっぱいあるということを証明するような地域でした。
ついでですが、Falcon社のガイド・ブックには随分お世話になりました。Arizona, New Mexico, Texas、Coloradoを無事に楽しくドライブでき、ハイクできたのは、Falcon社からの出版物のおかげです。他の本も役に立ちましたが、基本的なガイドの役割をしたのはFalcon社の本でした。
Rim RoadからのViewはアリゾナでのOne of the Bestといわれています。わたしも、この写真のような、見事な森林の展開する光景に心からうれしくなってきました。ビルが林立する光景となんという違いでしょう。晴れた日には１５０マイル南のTucsonにあるSanta Catalina Mountainsが見えると言います。
西部劇の作家として知られたZane Grey（ペンシルバニア大学出身のDentist)はArizonaのとくにMogollon Rimが気に入って、このRimのふもとにLodgeを建てて１０年近く棲みながら、小説を書いていたといいます。１９２０年ごろのことで、今でも、Wildさがそのまま残っているMogollon Rim,１９２０年ごろと言えば、本当に彼がMan of the Forestで描いたような、野生的で、たくましい自然人でなければ生きていかれなかったでしょう。残念ながらLodgeは１９９０年に山火事で焼けたと言います。
Mogollon RimはNew Mexico州境のWhite MountainsからGrand Canyon Southに近いWilliams まで２００マイルのFaultで出来ていて、その一端はSedonaのOak Creek CanyonをFlagstaffからルート８９で、南に下るときにも味わうことが出来ますが、Oak Creekの場合は狭いCanyonでの展開、Mogollon Rimのルート３００からのViewとは規模が違います。
村田茂太郎 ２０１２年７月２９日
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| Arizona, Mogollon Rim |
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