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2/22/2017

私のブログ公開5周年を迎えて (2017年2月22日)


私のブログ公開5周年を迎えて (2017年2月22日)

 こわごわ始めた私のブログも5周年を迎えた。(2012年2月22日スタート。)

 ブログは私にとっては、ある意味で、世間とのコンタクト・ポイントであり、盆栽クラブの活動以外にはほとんど外部とのコンタクトがない私には大事な活動となった。

 この私のブログで大きく取り上げたものは



1 私の教育関係のエッセイ 国語教育論などのほかに、子供たちのために、参考あるいは興味をかきたてるために書いた読書感想文など。国語文集の一部の紹介も含む。そして日本の歴史に興味を持ってもらうために書いた文章など。

2 それ以外の私の読書感想文 日本語の本や英語の本の趣味的な感想文。補習校時代に書いたエッセイのほかに、Nicholas Sparks や Kristin Hannah その他の作家の作品に関する個人的な感想文など。

3 私がエルパソ滞在中に楽しんだScenic Drivingなどから生まれた“American Southwest アメリカ南西部の自然”への関心とその紀行文・写真類の提示、そしてそこから私の日本訪問旅行の時に日本再発見的に見出した日本美の写真での紹介など。

4 1975年以来私の関心の主要な部分となった「心霊現象の科学」Psychic Scienceをめぐる私の調査結果と私の考察・感想をこのブログで展開すること

5 私の住んでいるLos Angeles Cityの郊外に属するGranada Hills 周辺の自然環境を、犬の散歩時に撮った写真で紹介し、同時に我が家の三銃士と呼んでいる三匹の犬猫の姿を紹介しようと思ったこと。

6 私の属するBonsai ClubActivityを紹介しようと思い、毎月の例会報告や盆栽ショーを実施した時の内容紹介などをメンバーにもメンバーでない人にもわかってもらえるように展開しようとしたこと。

7 できるだけ毎週、このブログの第一面にあたる表紙の部分の写真をかえること。自分のブログを同じデザインで飾るというのもひとつのやりかたであり、私は私のブログを見てくれている人に、毎週、表紙画面をかえることによって、私自身がまだ健在であることを暗黙の裡に示せると思ったこと。



 などが、私がこのブログで展開しようとしたことであり、それは見ればわかるとおりである。

 教育関係、国語関係などのエッセイ・文章はほとんどすべて私がロサンジェルス日本語補習校あさひ学園で生徒指導中に書いたものである。

 先日、私のブログ・サイトのPage Viewナンバーが“54321”を数えた。アイスホッケーについてのブログを作っている知人の話では、一晩で5000人のViewerがあったということである。私の方は5年ほどで、やっと54321である。しかし、そのViewの内容を見ると、私の国語教育関係のエッセイをみてくれるひとが多いことがわかり、しかも国別では全世界的に散らばっていることから、私は海外で活躍している日本人の親子が見てくれているに違いないと思い、少なくとも、私のエッセイが刺激になって教育的に役立っているのなら、うれしいことだと思っている。

 この教育関係そして読書感想文などは基本的に中学生を対象に書いたものであるが、特に易しく書くことはしなかったので、当時でも親子で読まないとわからなかったのではないかと思う。逆に親子で読んでくれたおかげで、親が読書に興味をもって自分で読書を進めるようになったという話を私は直接ある親から聞くことができた。

 私のこのブログは基本的に日本語で書いてあるので、アクセスする人は日本人または日本語のわかる人だと思う。アメリカ人の友人は日本語のブログ・サイトのほかに英語のサイトもつくったほうがよいとアドバイスをくれた。私はそれも一案だと思ったが、英語でPsychic Scienceの内容紹介なら、すでにたくさん素晴らしい本が出版されているし、なにも私が出ていくこともないであろうと思う。私の心霊現象の科学に関する紹介文は主に私が読んだ英語の素晴らしい本の内容を簡単に日本語の読める読者に提供しよう、そして同時に私自身がどう感じたか、私のその時点での解釈・結論を示そうというものであった。

 2015年12月末に Dr. Carl Wicklandの「Thirty years among the Dead」という1924年に出版された素晴らしい本の紹介を5回にわたって実行し、それがこの「心霊現象の科学」に関する私のエッセイの最後になった。2016年もたくさんの素晴らしい英語の本を読んで紹介したいと思ったが、このエッセイにまとめるという作業もなかなか根気と集中力の要る作業であり、2016年は私の周りでいろいろな不幸があって、私は道元や親鸞・仏陀に関するいろいろな本を読んで半年を過ごし、すでにAfterlife等に関して結論に達していたので、まあ、紹介したい本がたくさんあるが、またそのうちに意欲が出たら書き出そうと思って、中断したままである。

 このサイキック・サイエンス/Afterlife等に関する私のブログ全部をプリントして、何人かのひとに見てもらったが、本にすると2冊分くらいの量となる。以前、このブログのエッセイを素材にして本にして出版しようと考えたことがあるが、今、日本では読書離れ現象が起きていて、若者はあまり本を読まないという。それでは本にする意味がないので、そのアイデアは捨てた。

 私自身はこの心霊現象の科学に関する私の理解・成長過程がこのブログで一番大事なものだと思う。

 人は必ず死ぬ。死んで無であれば、それはそれで結構。もし無でなかったらどうなるか。ここでDr. Carl Wicklandの研究などを参考にすると、教会が間違ったドグマを教えたために、それを素直に信じた人は、死んでも肉体がなくなっただけで、Soulが意識も記憶も個性も保持しているのを見出して、わけがわからず、迷った状態で次の次元に移ることもできず、いわば幽霊のように親族のいる周辺をうろうろすることになる。Dr. Wicklandはそういうさまよえる魂に事実を伝え、方向を指示することができた。今もMediumのなかの優れた人たちは、そうしたLost Soulに光を求めて移動するように案内しているようである。

 私はベトナム戦争反対の運動の中で青春期を過ごし、マルクス、ヘーゲル、サルトルなどを勉強し、いわゆる唯物論者の仲間であった。

 同じころにクラス・メートの女性が自殺するという事件に遭遇した。これは私にとっては江戸末期の黒船出現に当時のひとびとが驚いた以上のショッキングな出来事であった。

 現在、70歳を超えたが、このクラス・メートの自殺が私の人生で起きた最大の事件であり、いまだに糸を引きずっていて、Mediumを訪れたりする始末である。

 マルクス主義者からSpiritualistへ。これだけでも大げさに言えば“わが精神の遍歴”の著述に値することであろう。私は、マルクスは大好きであり、哲学者の中で一番尊敬する学者である。次がヘーゲルか。そしてソヴィエトの崩壊などはマルクスとは関係ないと思う。あれはスターリニズム、その他であり、マルクスとは全く関係ない。一緒にされてはマルクスも次の次元で泣いているであろう。

 今の私の関心はAfterlife心霊現象の科学を踏まえて宗教と哲学を私なりに見直すことである。あと20年以上あつかましくも生きるつもりなので、まだまだ勉強中で、ある程度納得したら、またエッセイにまとめたいと思う。

 ということで、この私のブロウは自分自身のために役立っており、これを楽しみに私は今を楽しんでいる。

 三匹の犬猫の生態を写真で撮って公開するのも楽しみである。みなそれぞれ個性があり、私にとっては彼らがそれぞれユニークな魂Soulを持っているのはあきらかである。そして、また次の次元で会えるという楽しみが、この心霊現象の科学の勉強のおかげで納得のいく形でわかったので、ますます今ある平和を楽しめる。

 2016年12月23日にHanaが嵐の夜に私の油断で疾走するという悲劇(私にとって)が起こり、それはこの今ある生活を完全に破壊するような衝撃的な事件であった。幸い、翌朝、シェルターから電話連絡があり、無事、我が家に引き取ることができた。私は何度もこの事件について考える。ふつうは家に帰ってくるとしても、2-3日はかかるはずであり、今回は嵐の夜から一夜が明けたその日の朝のうちに15マイル離れたシェルターに保護され、心配した肺炎その他の病気にもならずに無事帰ってきた。まさに私にとってはミラクル・奇跡としかいいようがない。この領域にすでになじんでいる私には願いが・祈りがかなったということであった。

 これからも犬猫の写真は公開してゆきたい。ブログ表紙写真は、最近はどこにも出かけていないので新しい写真がなく、昔の写真をはりつけるしかないが、やはり今まで通り、毎日曜日、別のものと交換してゆきたい。

 ブログ公開5周年を記念して、最近のブログをめぐる感想をしたためた。

 私は宣伝をするつもりはないが、最近、The Great Courses というDVD DiscProfessorたちが講義をするのを受講するような形の勉強をしている。すでにいくつかのコースは終了した。私は知識欲が強い、つまり知識に対して貪欲なので、この高価なはずのコースがセールスで70%、80% 引きで手に入るというカタログを受け取って、自分の精神を刺激するために、興味のあるコースをたくさん購入し、毎日、5-6時間 勉強・Watchしている。外国語のコースもいくつかあるようで、私はスペイン語とラテン語のコースを修了した。スペイン語はVery goodであり、ラテン語もGoodであらたに取り組む意欲がでてきた。すでに過去に自分で勉強したが、身につかなかったので、今度こそはマスターして自分の読書に役立てるつもりである。

 自然を対象にした Wonders of the National Parks はGreatであったし、今見ている World’s Greatest Geological Wonders もGreat である。もう今では手遅れであるが、このコースで紹介されたところを機会があれば訪問したいと思う。世界中、すばらしい、興味深い自然が散らばっているようだ。まあ、見ているだけでも楽しい。私はどこかにも書いたが、小学生のころ地球科学者になりたい、考古学・歴史学者になりたい、生物学者になりたいと思っていたが、父が技術者でその方向を選ぶように育ったため、工学部にはいることになり、やはり間違ったと思って2年半で中退して文学部に方向転換をした。最終的には哲学をえらんだが、それはまさにすべてを包括するような領域であった。したがって、今、Geological WondersNational Parksの講義を見ると、新たな意欲が沸き起こる。ただ、もう年でToo lateである。私は現代の若者がこの講義シリーズのようなものに接して自分の関心の領域がどこにあるかを確認し、その方向に努力してほしいと思う。

 ArchaeologyExperiencing Hubbleもすばらしい。How to play Chessも役に立った。もしかして、このコースで勉強した成果をブログで新しく展開できるかもしれない。

 The Science of Natural Healing は、今、スタートしたばかりだが、最近の私が感じているHolistic Approachが現役の心臓医師によって展開されており、納得のいく講義である。

 このGreat CoursesList Priceでは高すぎてそれ相応の価値があるのかどうかわからないが、70%、80% Discountであれば、それなりの価値はあるように思う。ともかく精神に刺激を与えてくれるのは確かで、大学教育を受ける機会がなかった人にはいわば入門の役割を充分果たすものである。大学を出た人にとっても、Community Collegeの講義に参加しているようなものであり、あたらしく勉強するのにドライブしないで家で、マイペースで安心して勉強できる素晴らしいコースであると思う。

 私はGreat Coursesから宣伝のコミッションをもらっているわけではない。 私がコースのいくつかをエンジョイしたその感想をわけあたえているわけで、友人が近くに居れば私が終了したコースを貸してあげたいと思う。ただし、全部英語であるので、まさに大学の最初の年の講義を聴いているようなものだが、ものすごく密度が高く、講義するProfessorは内容を知悉しているようで感心するばかりであった。私は1500ドル分ほどのコースを購入した。リスト・プライスだと7000ドルほどの内容か。当分は毎日4-5時間楽しめる。そしてスペイン語やラテン語はまた復習するつもりなので、私はずいぶん忙しい。

 なぜラテン語か。モンテーニュ(“エッセイ”ならびに 伝記 堀田善衛 城館の人 3部作など)を読んでいると、ラテン語の文章がたくさん引用されている。もちろん私が持っている英訳も、和訳もそしてFrench原文もラテン語には注釈が付いているが、モンテーニュが生まれるなり、フランス語でなくラテン語で育てられ、彼にとってはラテン語が母語であったということを知ると、そしてJohn Adamsの息子John Quincy Adamsが15歳ほどで父親についてヨーロッパに渡った時、オランダの大学に籍を置いて勉強したということがAdamsの伝記(John Adams By David McCullough)に書かれていたが、なんとラテン語は死語ではなくて、大学の講義につかわれていて、息子のアダムスはそれについてゆけたということで、昔の人の古典語教育は本物であったと知ると、やはり私も少しはラテン語の世界を味わいたいと思ったわけ。

 ほかに美術や音楽や歴史、瞑想、天体観測などいっぱい購入したので私は本当に忙しい。このコースだけでなく、哲学書、文学書、歴史、Love Story, Horror Story, Classic そしてPsychic Science関係、Scienceと並行して読み進めているので、本当に毎日10時間ほど勉強していることになる。これが悠々自適ということなのか。犬猫と過ごす時が私のリラックスするときといえそうだ。


村田茂太郎 2017年2月22日

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