ここLos AngelesのBalboa Park/Lake でも渡り鳥が冬の間に定着しますが、New MexicoのBosque del Apache も11月から3月ごろまで、渡り鳥がたくさん集まるようでした。つまり野鳥観察のシーズンはそのころが最適ということのようです。
私は何度もいろいろな時期に訪問したので、別に夏には何もいないということではないとわかっていますが、たくさんの鳥がみられるのは、やはり、冬の期間といえそうです。
コヨーテも見かけました。この広大な空間はルーズベルト大統領のころに、1930年代にRio Grandeの水を利用して、野生動物保護地域がつくられたようです。人工的に湿地帯や灌漑用水流、Pondなどをあちこちに作ってあるが、基本的に何もないところです。野生動物に水と食べ物と寝床を提供しています。
Rio Grande はElephant Butte Lake でダム湖をつくり、その下にCaballo Lakeもできて、いろいろな役割を果たしているようです。
テキサスはメキシコとRio Grandeを境にして国境を形作っているはずですが、今、トランプのせいでベルリンの壁のようなものが長大な規模でつくられると、いったいどうなるのか。野生動物の移動にも影響しそうだし、自然景観としても最悪だし、国が敵対しているような建築をすること自体異常なはずで、アメリカ人も、とんでもない、ヒットラーじみた指導者をえらんだものだとあきれています。もちろん半分以上はトランプ反対だったはずですが、Electoral Voteというのがどういう構造になっているのか、大衆の意思が反映されない、反民主的な制度がアメリカの大統領選挙だと感じたものでした。
世界は愛と寛容と赦しが大事だというのにSelfishな指導者がTopにたてば、世界も憎しみと差別の汚い世の中になることでしょう。
鳥やコウモリ、Monarch Butterfly の渡りを考えると、アメリカとメキシコを行き交う鳥や蝶だけでなく、人類の移動についても考えてしまう昨今です。
Bosque del Apache はHighway I-25 を Las Cruces からAlbuquerqueに向けて1時間半ほど北に上がったところにあります。Socorroの少し手前、San Marcial と San Antonioの間にあり、I-25沿いにルート1がBosque del Apacheを突き通って走っています。El Paso から Las Cruces までは I-10 で50分ほど。
時々、Visitor Center 近くでWildlife関係のショーを開くようです。
Bosque del Apacheをでてルート1を北に向かうと、San Antonioという小さな町につきます。ここの Owl Bar &Café のGreen Chili Burger というのがうまいということで有名で、そのうわさにひかれて、私も一人であるいは仲間と必ず立ち寄ったものでした。
村田茂太郎 2017年2月19日
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