Travel Japan (32) 奈良ー橿原(かしわら)神宮から東大寺大仏殿などへ 写真紹介
奈良、かしはら(?)神宮へは小学3年生の遠足で出かけただけで、そのときの印象を確かめたく、日本の友人に特別にコースを選定してもらい、かしわら神宮を訪問して、電車で東大寺、春日大社訪問ということになりました。
小学3年に訪れたときも、清潔で何もないような境内でお弁当をいただいた記憶があり、そのとき、誰かが捨てたリンゴをひろった小さな女の子がいたのが印象的でした。1953年ごろで、まだ日本の経済は回復していず、まずしい人たちも沢山居たにちがいありません。あとになって、なぜ自分はかわいそうな女の子に自分が持ってきて居たはずのお菓子をわけてやれなかったのだろうと自分の行動力のなさに情けなくなりました。母は行動力が抜群で、市場に買い物に行く途中、つながれたままの犬が暑い日差しの中で、水もなしにいるのに出遭って、たまらず、家から水を運んできたり、いろいろ犬のためになることを即座に実行し、子供心に母は偉大だと感じていたものでした。わたしはなんとなく恥ずかしくなって、なかなか実行できませんでした。
橿原神宮は清潔そのもので、参観者も少なく、そのあと訪れた奈良中心部にある東大寺大仏殿、春日大社のにぎわい、混雑と対照的でした。
橿原神宮周辺はこんもりとした山のなかといった感じで、清潔そのものの森林がまわりを囲んでいました。今から思うと、なぜ小学3年生くらいの子供のころに橿原神宮などへ遠足となったのか不思議です。何もない神聖な息吹だけが充満した空間に寺社があるだけで、子供が見てたのしい景観とはいえないように思います。しかし、こうして60年たっても、そのときの印象を覚えているくらいだから、やはり学習効果というか、遠足の意義は充分に果たしているようにも思えます。
近くに池があり、作文にそれを描写して母から誉められたのさえ覚えています。
ともかく、昔も今も、橿原神宮は清潔そのものといえる存在でした。
Local 電車で奈良中心部へ向かい、駅前の通りのなかのレストランで昼食をとってから、東大寺に向かいました。バスに乗って、おりると、もう鹿があちこちに居ました。鹿は人気者で修学旅行生たちは喜んでいました。外人さんたちも多く見られ、危険を感じずに、ゆうゆうとくつろいでいる鹿の姿を写真におさめていました。
大仏殿、春日大社は有名すぎるほどで、それを象徴するように沢山の人でにぎわっていました。
写真は2回に分けて、ご覧いただきます。
村田茂太郎 2012年7月3日
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