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7/19/2012

拙著「寺子屋的教育志向の中から」”あとがき” 紹介(本からのコピー)

拙著「寺子屋的教育志向の中から」”あとがき”紹介(本からのコピー)

 今日、拙著「寺子屋的教育志向の中から」の”はじめに”という文章をWeb Siteからコピーしてこのブログで公開しました。そのとき、”あとがき”も出来ればコピーして公開したいと記しました、
今、出版社に送ったときのWord Fileから ”拙文集あとがき” をコピーしました。Wordは何でも簡単に出来るので、ありがたいソフトだと思います。

 この あとがき の中に、本に載せなかったエッセイがまだ沢山残っていて、第二集をつくるかどうかという話がのっていますが、今、こうして私のブログ を公開できるようになり、本にする必要が無いとわかりましたので、わたしの本はあの一冊だけです。あと、アメリカ南西部紹介の紀行文と写真集を本にしたいと思っていましたが、その必要もなくなりました。ブログは私にとって、本当にありがたい存在で、やりたいと思っていたことがすべて簡単に実行でき、本当に私はGoogle Bloggerに感謝しています。

 厖大な量の写真を載せたため、FreeのSpaceはつかいきって、先日から、年間60ドルほど払う契約をしましたが、年間60ドルで自分のしたいことを出来るのなら、これはタダのようなもので、しかも自分でやっているから、Bloggerに気兼ねせずにやれるということで、わたしの思う理想的な表現形態が出来上がったように思います。

 ご覧になってくださっているみなさまには、感謝いたします。

 わたしの”ブログ”も、いわゆる市民権を得たというか、Internet Searchに自分の漢字のFull Name ”村田茂太郎” を入れるだけで、ブログ・サイトがあるよというリストが出てくるようになりました。最初、本屋の宣伝ばかりで、どうすれば、ブログ・サイトを一般に知らせることが出来るのかと不思議に思っていましたが、今日、久しぶりに自分の名前をSearchしたら、村田茂太郎のブログ とでてきましたから、これで、スペルを気にしながら、個別に連絡しなくてもよくなり、ホッとしています。

村田茂太郎 2012年7月19日
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 拙文集あとがき                                                                       

 ここにまとめたものは、「はじめに」に述べたように、ほとんどすべて、ロサンジェルス日本語補習校あさひ学園で教育指導にあたっていた期間、生徒達を何らかの形で刺激しようと書いたもので、既に書き溜めてあった文章の三分の一ほどにあたる。私が書き溜めたエッセイは、大きく分けて直接補習校学習指導に関する私の意見書と生徒達を刺激しようと様々なテーマについて書き記した雑文集とにわかれるが、ここには主に補習校教育以外のテーマで展開した作品を集めた。

 これだけのものでも、本にするにあたってはいろいろな人のお世話になった。まず、当初から、まとめて本にすることを提案されていた京都大学時代からの畏友、経済学博士井上正氏、農学博士佐藤英明氏に対しては、おおきな励みをあたえてくださったということで、お礼を申し上げる。この段階にあたって製本が可能となったのは、私が経理の責任者をつとめていた米国にある旅行会社の社長であった松永健氏の援助による。きわめて緻密な松永氏には、実際的なマイクロソフト・ワードでの原稿用紙設定のヘルプから、エッセイに関する個人的な感想、その他、何から何までお世話になった。厚く御礼申し上げる。

 これが本になるには壱生社の斎田和男氏ならびに斎田氏を紹介してくださった大宮智信氏が決定的な援助をしてくださった。大宮氏の斎田氏に対する信頼が無ければ、わたくしも壱生社を知ることが無く、今の時点での出版はあきらめていたであろう。お二人にお礼を申し上げる。また、この大宮智信氏を紹介してくださった大宮ふみえ氏、そして大宮ふみえ氏に出版の相談をはかったわが妻・村田多恵子の気遣いに感謝の思いを捧げる。

いつか、残りのエッセイ集の半分を出版したいと思っているが、それはどうなるかわからない。わたしの能力としてはここまでかもしれない。わたしは自分には哲学的才能があると思っていたが、わかったのは寺子屋的な教育志向がつよいということであった。その結果がここにまとめた諸エッセイとなった。自分の天分を発見する場があさひ学園であったという意味で、あさひ学園で楽しい教育の場を作る上で協力してくださった同僚の先生方、生徒達、そして特にわたしを終始励ましてくださった長嶋昭子先生に再び心からお礼申し上げる。

最後に、わたしのわがままな生き方を認めてくれた今は亡き父の霊に言い尽くせぬ思いを捧げ、わたしを信頼し続けた母に深く感謝する。姉が批判的意見をよせてくれたことは肯定的に作用したのはいうまでもない。ここに我が姉久保田寿美にお礼を述べる。思えば、姉の存在は私の成長に必要不可欠なものであったことには、わたしは早くから気付いていたが、ここで改めて、それを確認する次第である。                                                            

                                                                                       村田茂太郎


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