美ヶ原、霧が峰はこれも文学者たちの避暑地として有名で、小林秀雄がアラン「精神と情熱に関する八十一章」を翻訳するのに霧が峰の宿で取り組んだとかという話は知っていましたが、実際に訪れるとは思っても見ませんでした。しかし、これも上高地、乗鞍岳バス・ツアーのおかげで、訪れることが出来ました。
あいにく、5月とはいえ、天気は曇り、そして後ほど雨、美ヶ原は全くの冬景色で、高原にセットされた奇妙な彫刻が目立っていたのが印象的で、これが夏の草原に草花が咲き乱れる光景であれば、きっとすばらしかったでしょう。尾崎喜八などが美ヶ原で詩を作っていたように思いますが、冬空では、あまりピンと来ませんでした。寒くて楽しめる状況ではなかったといえます。
大高原、大草原はアメリカでは見慣れていたせいもあるでしょう。
ともかく、5月とはいえ、まだ冬景色の美ヶ原などの写真をご紹介いたします。
村田茂太郎 2012年10月4日
No comments:
Post a Comment