Shigetaro Murata 拙著「寺子屋的教育志向の中から」(瞑想と回想と感想とーロサンジェルス日本語補習校あさひ学園での15年)全内容を紹介し、同時にほかのエッセイも紹介、私が親しんだアメリカの自然 (California並びにSouthwestなど)を紹介したいこと、また、いくつかの「日本の自然ならびに文化史跡など」を紹介しています。「心霊現象の科学」超常現象も私には大事な領域です。私のブログ内での検索機能は便利です。このブログの中で調べるのにご利用ください。 表紙写真 Bee Canyon Park, Buster & Che Che (2 senior dogs) 、 Granada Hills, Los Angeles, California
Translate 翻訳
2/29/2012
心霊現象の科学をめぐってーその6
心霊現象の科学をめぐってーその6
”予知”のつづき
きのうはM.B.Dykshoornの予知の能力の例をあげました。まだ5歳にならない子供のときに、どこかで2週間後に男が首吊り自殺をするという忌まわしい予言でした。本人も父親もそれが事実になってびっくりしたわけです。、オランダ人でGerard Croiset も大変なサイキックで、Professor Tenhaeff が彼の能力を検証するために長い間つきそっていたので、資料がたくさん残されているようです。
今、わたしの、古本屋で買ったペーパーバックの Croiset The Clairvoyant という本をみると、わたしがどこかの日本語の新聞記事をカットした端切れがはさんであって、何年のことかわかりませんが、その中で、Croisetが日本に招かれたときに、千葉県の行方不明の少女が、家の近くのダム付近にいると予言、そしてその後すぐに予言した場所で水死体がみつかったといいます。それまでは述べ750人の警官と警察犬を動員して捜査していたのだがという報告記事がありました。Croisetは自分が子供のときに水死しかかった経験があるためか、超能力のうちでも、特に水死体の発見がうまく、何百人もの死体を発見したといいます。私の本は1977年2月に読了とメモしてありますから、その前後のことでしょう。
これは、予言とはいいながら、すでに死んでいたわけで、予知ではなく、テレパシーとか透視とか、そういった能力を働かせたのでしょう。
ここで述べる”予知”は、Croisetのもっとも異常な、驚くべき超能力の発現で、この現実世界が見た目に見えるほどSimpleではないということを証言しているように思われます。では、最も有名な”Chair Test”とは何か。
Chair Test
簡単にいえば、あるときの、ある会場のある席に誰が座るかを予言するもので、時間的には1時間後から26日後までのあいだの座席に座る人を推定するもの。これは、共謀すれば簡単に実行できそうなので、そのコントロールは厳密・厳格に行われ、Croiset本人があらかじめ知ることは絶対にないように準備して実行されました。
この本の205ページ目、第11章はChair Testと題されています。
Croisetの予言の際の人物像はきわめて具体的で、なんとなくといったぼやけた言い回しではなかったそうです。
The Utrecht sensitive's impressions are never vague or general but precise and detailed about the future seat-occupant's stature, facial appearance, hair, hands, body marks, manner of dress, as well as personal incidents from this designated individual's life.
Croiset's tape-recorded predictions are placed in a sealed envelope or locked in a safe and not opened until they are brought to the meeting. they are checked point by point, after the audience has been seated, through carefully controlled questioningof the person sitting in the selected seat. Croiset's statements have proved so accurate that they cannot be explainedaway by chance or coincidence.
時にはCroisetは全然、Impressionがえられないこともあり、そのときには、実際、その席はあいていたということでした。また、イメージがぼやけてしまうときがあり、そのときは結果から見れば、ひとりでなく、何人もがその席に座ったりしたということでした。
では、ひとつ具体的にCroisetはどのような予言を行ったのか、Chair Test のサンプル例からみてみましょう。
まず簡単なケースから。Case 3- The Empty Seat
On October 15, 1952, professor Tenhaeff was preparing a chair test to be held four days later in Rotterdam. The Professor picked chair Number 18.
"I see nothing." mumbled Croiset.
"Are you sure?"
"Absolutely."
This perplexed his parapsychological Boswell. Until then, Croiset had achieved near-perfect results.
Dr. Tenhaeff tried another number-Chair 3. Croiset smiled, saying quickly,"There will sit a woman. She has scars on her face. I see these scars have something to do with an automobile accident in Italy."
On the night of the meeting, it snowed in Rotterdam. Of the thirty person invited to attend, one couldn't come. The empty chair? Number 18-where Croiset said "I see nothing."
But in Cair 3 sat a woman with a visible scar upon her face. "Why, yes," she admitted. "I was in an automobile accident in Italy two months ago. But tell me, how did you know?"
After the experiment, Tenhaeff corroborated Croiset's image with testimony from the woman's husband, a neurologist.
逐語訳はやめますが、このケースは、Professorが18番の席のイメージはと訊ねたら、Nothingと答えたので、奇妙に感じ、では3番はと訊くと、顔に傷のある女性で、その傷は多分、イタリアで自動車事故にあったものだろうとこたえた。当日になると、雪が降っていて、ひとりだけ参加できなかった、空の席は18番だった。3番には女性が座り、顔の傷も事故もみなCroisetがいったとおりで、その言葉はあとで夫の証言で証明された。
Case 1-last-Minute Ticket
1950年3月6日の午後、アムステルダムのジャーナリストがオランダでCroisetの特技が有名になってきているので、ひとつその証明を記事にしようとCroisetに電話した。
”あと二日したらユトレヒトの心霊学会でChair Test をするから、そのときの座席ナンバーを適当に言ってくれ” ”Raw 7, third chair from the right,"(7列目の右から3つ目の席)。
”All right," "Please make a note of these impressions that I am now giving you. I see on this chair will sit a lady with gray hair. She has a slim figure and is a lean type. She likes tp help people, but calls everything she does <Christian social work>."
When these facts were checked under Dr. Tenhaeff's supervision on the evening of March 8, this particular chair was found to be occupied by a Protestant Sister of Mercy, Sister L.B., who, indeed, did Christian social work. Croiset's description of her was a direct hit. It couldn't possibly have fitted anyone else present. それではメモしてくれ。灰色の紙をした夫人が座るだろう。彼女はスリムな身体をしていて、細長いタイプだ。彼女は助けるのが好きだが、彼女はそれをクリスチャンの奉仕だとしている。この事実をDr.Tenhaeff監督のもと3月8日にチェックしたところ、このいすにはプロテスタントのSister L.B.が座り、その姿かたちはCroisetのいったとおりだった。出席者の中で彼女以外にCroisetの記述とあう人は居なかった。
Sister L.B. acknowledged the paragnost's description of her as being accurate. She said that she had almost stayed at home, and her choice of the seat was unpremeditated.
It was purely accidental that she received an admission ticket as late as 5:40 PM on March 8. Croiset gave his information to journalist when participants of the test had not yet received their invitations. Moreover, the person who gave sister L.B. her ticket did not know any of the facts furnished by the paraagnost. L.B.はCroisetの言ったことはすべて正しいと認めた。彼女はほとんど家に居るつもりだった、それで座席はまえもって決めてあったわけではなかった。彼女が入場券を受け取ったのはほとんど偶然で、3月8日の5時40分だった。CroisetがJournalistに彼の印象をかたったとき(3月6日)は、まだ誰も入場券を受け取っていなかった。そしてSister L.B. にTicketを与えた女性はCroisetの事に関しては何も知らなかった。
つ まり、このケースは、3月8日に座る女性がTicketをもらうほとんど2日前に、彼女が座ることを知っていたわけである。しかも、偶然にTicketをもらった女性が座ることを。
これらが、有名なCroisetの Chair Test といわれるもので、Dr. Tenhaeffは何百ものケースStudyをFileしているという。
これは、完全に予知であり、テレパシーとか透視などとちがって、おそろしいくらいです。これはEinsteinの4thDimentionとか Parael Universeとか、いろいろな考えもしなかったことを考慮にいれないと説明がつきません。一番簡単なのは神の決定論とか宿命論とかで、すべては前から決まっているというもので、危険で救いの無い論理です。
難しい問題です。
村田茂太郎
2012年2月29日
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment