小学6年生―社会科 日本の歴史 のための拙文集(26)小6社会と私とあさひ図書
小6社会と私とあさひ図書
小6社会を13年ぶりに担当する事になって、私は久しぶりに日本の歴史への関心がかきたてられるのを感じた。学問において大切なことは自主的に取り組むということであり、そのためには面白くなければならない。面白くなるためには、好奇心や探求心をかきたてるものでなければならない。好奇心・関心をもつことが出来れば、人間は他の人から、とやかく言われなくても、自分で調べ、学習していくものである。だから、教育において、特に、小・中教育において、最も大切なことは、ここの知識を増やすことではなく、生徒に課題(それぞれの教科)に対する興味を呼び起こさせることである。
私はどの学科の指導にあたっても、それぞれの情報量を増やすことよりも、それぞれの学科に対して興味を持ってとりくめるように、好奇心・探求心を育てることを最大の目標としてきた。いつも、私の希望通りに事が運んだわけではないが、科学を教えるときには、一人でも多く科学者になりたいと思う生徒が出ることを願い、国語の場合は、国語ほど面白く大切な科目はないと生徒が思ってくれるように願い、数学の場合は、数学ほど面白いものは無い、数学者になりたいと思う人が出てくれるかもしれないと願いながら指導し、歴史を教えたときも、歴史ほど面白いものは無い、将来、歴史学者になりたいと思う人が出てくれるかもしれないと期待しながら取り組んだ。
私は、もし、生徒の中から、今まで無関心でいたのが、それぞれの科目に対して興味を持って取り組める生徒がうまれれば、ペーパーテストがどんなに悪くても、私の教育は成功したと言えるととらえていた。
今も、「社会」の担当となり、歴史を中心とする様々な事に、生徒諸君の関心を高めようと努力し、毎週、「歴史」に関係のある情報を流そうと努力している。みんなに、あさひの立派な図書を読んでもらいたいと思い、率先して、私もまた図書と取り組んでいる。おかげで、既に知っていた情報は整理できるし、まだまだ知らないことがあったことも知り、いろいろ学びながら楽しんでいる。子供の頃に楽しんだ太閤記や山田長政・源義経などにまた会うことができ、子供の頃を懐かしく思い出すことにもなった。そして、日本史というのは、本当に面白く、日本の歴史はすばらしい人物や出来事でいっぱいだということを確認した。しっかりと本に取り組んで欲しい。
1994年6月3日 執筆
あさひ図書 「日本の歴史」関係
*学研 まんが人物日本史(いろいろ)
*学習漫画 日本の歴史 1~17 集英社
*おはなし日本歴史―全漢字 ふりがなつき 1~24
*わたしたちの歴史 偕成社版―やさしい字はフリガナなし 1~18
*学習よみもの 人物日本の歴史―やさしい字はフリガナなし
*日本古典物語全集(岩崎書店)-むずかしい字だけフリガナつき 1~30
*日本の古典文学(偕成社)-太閤記、太平記、平家物語 など。
*ジュニア版古典文学―原典つき 平家物語など 漢字むずかしい(フリガナ限られている)
*学研―人物学習事典 1~5
*平凡社 名作文庫 -むずかしい字はフリガナつき
その他
社会科学習文庫―日本の歴史
子どもの伝記全集―ポプラ社
世界伝記全集
*学研 物語日本史1~10 全漢字 フリガナつき
記 1994年6月3日
上記、あさひ図書のリストは、1994年現在、サンタモニカ校で調べたあさひ図書。
今、現在〔2012年〕、このような本がまだ出版されているのか、学校図書館に備えてあるのか、わたしにはわかりません。
コンピューターの時代になり、電子書籍がでまわるようになり、昔と今とはアクセスの仕方も、全く異なるかもしれません。
漫画雑誌は、今は昔以上に膨大に量産されているようですが、この種の歴史の勉強に役立つ本はどうなのか、私はわかりませんが、1994年ごろは、私が調べた限りでは、かな さえ読めれば、日本の歴史の勉強は可能だと思いました。
2012年11月2日
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