Travel Japan (3) 新緑の伊豆半島(2)河津七滝などー富士箱根伊豆国立公園 写真紹介
河津七滝(かわづ ななだる と発音) のある伊豆の山中には、雨量の多さを反映して、みごとな清流の流れる渓谷があります。
そこには、川端康成の「伊豆の踊り子」を現実化した若者男女二人の彫像が二箇所に建てられていて、Fictionも宣伝につかわれているのは、どこでも同じです。
ともかく、雨が多く、新緑の美しさは抜群で、渓谷もまさに清らかな流れで、日本の美のよさをつくづく感じます。
滝の近くに河津山荘の温泉が用意されていて、そこはどうやら私道のようでした。滞在客だけが利用できるのか、まあ、結構な温泉ムードでしたが、誰もが利用できれば、健康的でいいのになあと思いました。できるのかもしれません。
浄連の滝とかも訪れました。滝そのものは日本のものは小型で、何百メートルの落下を誇るヨセミテの滝などとは比較になりませんが、日本のものは箱庭型で、ちいさな環境にマッチしており、なんら卑下することは無いと思います。アメリカの大きな景観のなかでは、すべてが大きくないと逆にMisーmatchになるわけで、それぞれがその環境でベストだと思います。
日本のエアーポートにつくと、すでに箱庭のなかにはいったことになるわけで、旅行者もそのあと、様々なものをみても、その環境の中でしっくりと調和している景観に接する事になるので、どこにいっても、やはり日本的な美に出会えるわけです。
なにしろ、カリフォルニアの中に日本の国土全体がはいってしまうわけですから、そういう意味では、日本ではものすごく多様な自然美が展開されていると思います。それは日本の1.5倍以上の、面積を持つテキサスの自然と比較して特に強く感じました。
村田茂太郎 2012年5月26日
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