1986年度あさひ学園パサデナ校中学1年生「国語文集」第1号のその3回目です。
ここには7名の作品がおさめられています。
わたしが3枚近く感想を書いているものもあり、当時の真剣さを思い出します。
私の国語教育論、言語と文化論がエッセイ執筆前にあらわれている大事な文章といえます。
この子たちが今どうしているのだろうかという興味もわいてきます。
当時は、日本企業がアメリカで、そしてLos Angelesで栄えていた頃で、たくさんの日系企業が存在し、ほとんどの子供たちも主に日本に帰る予定の帰国子女として、必死に頑張っていたように思います。
アメリカの学校に行きながら、土曜日だけ日本語補習校というのは、大変な労力のいることであったはずですが、みな、がんばっていました。
子供たちは、今でいうバブル崩壊以前の豊かな日本の象徴のような存在でした。みな、その後の変動を無事乗り切って、立派に活動していることを祈るばかりです。
村田茂太郎 2013年2月11日
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