New Mexico州にある El Malpais National Monument （エル・マルパイス国定公園） はAluquerqueアルバカーキーから東にI-40を２時間ほどドライブしたGrantsという街の近くにあります。溶岩流が支配する何もない空間です。I-40の南側。ただし、Grantsには北側にMount Taylor3450メートルがなだらかにそびえていて、大森林地帯があります。このGrantsはある時期にはアメリカのウラニウム生産の半分をここから供給したといわれています。
Freeway I-40 はAlbuquerqueからFlagstaff、Arizonaへの大事な幹線横断高速道で、これを走っているとGrants City 周辺で、溶岩流の跡らしきものがFreewayの近くまでみえるところがあります。El Malpaisで、意味はBad Landとスペイン人・メキシコ人が呼んだところです。
ご覧のように、広大な不毛にみえる溶岩流の堆積がみられるところで、National Monumentとして保護されています。このView Pointからの眺めは、まさにアメリカ的で、何もない雄大さを素晴らしいと思います。Lavaは2，3千年ほど前のがあるといいますから、比較的最近といえます。Mount Tayorが爆発したのは何百万年も前の話ですが。
遠くに、なだらかな山が見えますが、海抜約３４５０メートルのMount Taylorです。
このView PointのほかにVentana Arche という巨大な岩の橋がある岩場もあり、ほかにCaveがあったり、Private Propertyで火山とアイスCaveと宣伝しているところもあり、私は最後の機会だと訪れました。火山というのはまさに小さな噴火口の跡で、Ice Caveというのも、橋をたどって下っていくと、洞穴みたいなところに、つららが下がっているという、本当にIce Caveでまちがいではないところがありました。Private Propertyなのが驚きでしたが。いずれNational Monumentに含まれるだろうと何かに書いてありました。
この El Malpais National Monument を訪れる人は、かならず、もう一つのNational Monumentを訪れることが大事です。 ルート５３．El Morro National Monument といって、ちょうど手頃なサイズの、つまり全部見るのに半日もかからない、軽いハイキング・コースで、すばらしい国定公園です。５０メートルほどの断崖のような丘のようなものが、なにもないところにそびえていて、景色もよく、上に Indian Ruin 遺跡もあり、比較的訪問者も少なく（辺鄙なところなので）、空がものすごく、きれいな深い青色をしていて、そして、Inscription名前を石に刻んだ痕、があります。１５００年代スペイン人たちがやってきたときに、自分の名前を岩に彫り込んで、そのなかにはNew Mexico初代GovernorのDon Juan Onate（オニャテ）が自分で（？）名前を刻んだところなど、残っていて、そのあと、西部開拓者が刻んだり、Vandalismもあって、アメリカ最初のNational Monumentのひとつとなりました。保護したわけです。
何もないところなので、手ごろなハイキングをすると、本当に楽しめます。ただし、断崖からころげおちて死なないようにしないと、せっかくの楽しみが台無しになります。注意しないと、簡単にころげおちそうなところがいっぱいあるので、子供は要注意です。また、そのうちに El Morroもブログ表紙写真として紹介します。もちろん、すでに写真集としてはブログで公開してあります。
このほかに、時間があれば訪れなければならないのは、Acoma Puebloです。 Taos Puebloとならんで、New Mexicoでは大事なIndian居住所（遺跡ではない！）です。岩の上に住居を作った大変なところです。
村田茂太郎 ２０１３年１月１３日
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| El Malpais National Monument, New Mexico Sandstone Bluffs Overlook |
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| El Malpais National Monument うしろはMount Taylor 約3450メートル、死火山 |
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| Sandstone Bluffs OverlookとMount Taylor |
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| El Malpais National Monument、Ventana Arch |
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| Ventana Arch |
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| Ice Caveへの道 |
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| Ice Caveの つらら |
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| El Malpais |
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| Lava Collapse tube |
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