ある年の国語文集―1988年度 パサデナ校 中学1年1組 その5-1
ここに、また1988年度パサデナ校中学1年1組の国語文集第5号を分割掲載します。
その5-1から3または4までにわかれます。
匿名ABCDは1号と同じなので、1号でAであった生徒は、この5号でもAです。1号になかった生徒が何人かでてきます。S,T,Uなどです。
”はじめに”の中に、現京大生に古典指導という言葉が出てきます。
基礎漢文は指導は簡単ですが、古文は1週間程度では無理であったと思います。
古文は自分で古語辞典を引いて調べながら、古典文法と照合させることが必要なので、長い地道な努力が必要で、高校古典はまさにそのための時間だと思います。
私は補習校の高等部の私の企画では最低、現代国語2時間、古文1時間、漢文1時間は必要で、国語の教科書に時たま出てくる古典を扱う程度では、やったというだけで、何も身につかないと思っていました。どっぷりと耽溺するほどつからないと、何事も見につかないというのが私の基本の考えで、この作文集でも自分で自主的に書いてくる子供は、作文が好きになり、自分を表現する技術を確かなものにしていっているのがわかります。
村田茂太郎 2013年3月11日
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