大阪市天王寺区に位置する天王寺公園は市立美術館、植物園、動物園、水の広場、小河の小路、バラのアーケード などを擁する282Ha(ヘクタール)の大きさの立派な公園です。
昔は入園料は要らなかったはずですが、2005年に31年ぶりに訪れたときは入園料が必要、つまりゲートつきの公園になっていました。
ある意味では、入園料を取ることで、管理費をある程度まかなえるかもしれないし、浮浪者が簡単に入って、いたずらをするようなことを防げるつもりかもしれません。
昔と比べて、水の広場ができたせいも合って、だいぶ変わっていました。植物の手入れもゆきとどいていて、Begoniaが木のように成長しているのを見ておどろきました。そういえば、条件次第では、ひまわりのような草もPointsettiaのようなものも、りっぱな樹木に成長するのをCaliforniaの Channel Islands National ParkやSanta Barbara, Montecitoで見ました。ベゴニアが木のようになっても不思議ではないかもしれません。
わたしはこの天王寺公園には子供のころから何度も訪問し、家族や友人と歩きました。動物園も美術館もおとずれ、植物園の温室は私の大好きな場所で、1974年京都大学時代のクラスメートが岡山から会いに来てくれるというので、待合場所を植物園の温室に決めたほどでした。この話は私の本のなかの「心霊現象の科学への私の歩み」というエッセイに書き、先日、このブログで公開しました。
茶臼山(ちゃうすやま)という小高いところがあり、黄緑色の池があって、昔から亀を沢山見かけました。ここで、父から豊臣家滅亡となった1614年大阪冬の陣、1615年大阪夏の陣の攻防が激しく戦われたという話を聞きました。激しかったはずで、冬は家康の本陣が、夏は真田幸村の本陣があったところなのです。父から聞いた話では、もうちょっとで幸村が家康を討ち取るところであったとか。ともかく、日本はどこも史跡に富んでいますが、この大阪城攻防の話だけでなく、この茶臼山の形自体が前方後円墳らしいといえましたが、事実5世紀のころのこの地方の豪族の古墳であったとか。前方後円墳は大阪府堺市の仁徳天皇陵が最大で、もっとも有名ですが、大阪市の中にも古墳があったということでした。
天王寺公園に水の広場、つまり特別な噴水装置をつけ、ブロックを組み合わせたような特別なセットができたのは、天王寺博覧会が1987年に開かれたときだそうです。この水の広場はハトも喜んでいるようで、わたしも気に入りました。沢山、その写真をここに載せました。本体の天王寺公園は1909年明治42年に開設したそうです。緑が少なくなっている大都会で、この公園と長居公園、大阪城公園などは貴重な都会のオアシスだと思います。
この公園は昔から洋式のModernな公園であったようです。
村田茂太郎 2014年11月23日
天王寺公園、入り口から入ってすぐ。これはナントBegoniaでできた塔 |
こういうかたちの噴水は昔からあったことを覚えています。 もちろん、よりきれいに整備され新しくなっていますが。 |
これが水の広場というもの。Backは確かあたらしくできた(昔に比べて)温室 |
石組を利用した芸術的な泉水 |
水の広場 Backに立ち並ぶ泉水と温室 |
ベゴニア |
ベゴニアが潅木のように成長 |
みずのひろばの噴泉。なんとなく幻想的ですばらしい。刻々と噴霧、水流が移り変わる。 |
これは槿・ハイビスカス科 |
天王寺・阿部野橋方面のView |
大阪市立美術館 父母からミラノ展があると知らされ、訪れました。 |
有名であった通天閣がみえています。 |
茶臼山と池 |
茶臼山へ |
亀は長生きするとか。 もしかして、私が60年以上前に見た亀もまだ生きているかもしれません。 保護された環境で、まあ、悪くはない生活環境です。 |
通天閣と茶臼山の位置がわかります。 |
入園料を払わねばならないせいか、人ごみは少なく、 私は気に入りました。阿部野橋や天王寺駅のビルがすぐ近くに見えています。 もうちょっと待って、この噴泉も見るべきでした。 |
これは日本式庭園というよりも様式ガーデンだと思います。 |
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