丹波の篠山から京都の有名な大江山方面へ向かい、山をこえて日本海にでましたが、それまでに、なんと元伊勢外宮とか天岩戸とか、いろいろなめずらしいところを見せてもらいました。
なんと、伊勢神宮が決まるまでに、転々と神さんが移動したようすで、興味深いものでした。
学校の教育ではでてこない知識でした。
大江山といえば鬼退治とかで、鬼のサインがでてきて、本当に大江山周辺に来たのだと感じました。そして、今でも、こんなに、山深い奥の奥にあるところ、平安時代であれば、まさに行くへも知れぬような恐ろしいところであったに違いないと思いました。今は、鄙びた農村、山村で、都会人から見たら空気のきれいな健康的な郊外というところですが、都心に出るには不便なところです。
わたしは日本のいかにも美しい、鄙びた山村の風景に接して満足しました。有吉佐和子のように、ここの産業はどうなっているのか、都会志向があって、子供たちは田舎離れをしているのかというような質問はなしで、ただ、俗化していない田舎が残っているのを見て、満足した次第です。
村田茂太郎 2012年9月28日
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