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10/18/2015

「心霊現象の科学」をめぐって-雑談 Surveyをめぐって 2015年10月17日


「心霊現象の科学」をめぐって-雑談 Surveyをめぐって 2015年10月17日

 Brian Weiss, M.D. の “Miracles Happen” という本を読んでいたら、アメリカ国内でのSurvey結果が報告されていた。

 2009年 Pew Forum というところがReligion & Public Life について統計を取ったというもので、それによると、アメリカ人全体の

1  3/4 American believe in Life after Death 四分の三が、死んだらあの世に移ると信じる。死後の世界があると信じる。

2  1/4 believe in Reincarnation 四分の一が、転生Reincarnationがあると信じる。

3  1/2 had mystical or spiritual experiences アメリカ人の約半分の人は、霊的、または不思議な体験をしたことがあるという。{Bill Guggenheim & Judy Guggenheim の編集した “Hello from Heaven” を読むと(その77―で紹介)、確かに誰でも霊界からのコンタクトを経験しているようである。彼らは After Death Communication ADC という用語を作り出したくらいである。}

 
 日本ではどうだろうか?アメリカでは様々なPh.D. またはM.D.タイトル保持者が Afterlife, Reincarnation, Possession, Near Death Experiences などについて、堂々と彼らの研究成果を発表しているが、日本では東大教授の矢作直樹博士くらいであろうか。堂々とAfterlifeなどについて自分の意見・体験を発表しているのは。

 Brian WeissM.D. は 「Many Lives, Many Masters」 (1988年)を発表して、一躍世界的に有名なPast-life Regression Therapist となった。(自分が生きた過去の人生を、催眠状態に入って再体験することによって、現代の自分の様々な病状が完治されるという療法)。(その75―で既に紹介したとおりである)。彼自身は、この患者、仮名Catherineと出遭うまでは、普通の精神分析医・大学教授であった。Catherineがきっかけとなって、彼のPast-life Regressionは本格化し、今では、Dr. Weissには、もちろん Afterlife があるのはわかりきったことで、それだけでなく、人間は何度も生まれ変わって現在に至っているという転生Reincarnationの代表的な旗手のひとりとなっている。このCatherineの場合、霊界のMasterのひとりが、彼女は87回生まれ変わっていると告げたそうである。

 このとき、Dr. Weissが驚かされたのは、催眠状態のCatherineの口から、違った声音で、Dr. Weiss自身の、誰も知らない情報があきらかにされたことで、それはMasterAkashic Recordを直接読み取っているような感じであった。Edgar Cayceは、名前と住所をきいただけで、自己催眠状態で、このAkashic Recordにコンタクトして、正確な情報をつかんでくるのであったが、まさに同じことが、この彼の患者Catherineによって展開されたわけであった。

 普通の人間が、Past-life Regressionによって、そういう世界に入っていけると知ったことが、彼が熱心なReincarnationの信奉者となるはじまりであった。

 その後、かれは堂々とPast-life Regressionに関する講義やWorkshopその他をアメリカだけでなく、世界各地で、あるいはCruising Shipの上で実行したのであった。

 この“Miracles Happen”という本を読んで、何よりも感心するのは、Dr. Weissの本を読んで感激し、興味を覚えた人々は、機会をつかんで、Dr. Weissの講演会、Past-life Regression Workshop などにどんどん参加していることで、時には何百マイルのドライブだけでなく、飛行機でかけつけて、3日から1週間のWorkshopに参加する人、それも夫婦や家族、友人たちと参加する人が多いということであった。

 ひとくちにWorkshopとかといっても、その開かれる場所にかけつける費用(飛行機代、宿泊代、レンタカー代、その他)も膨大(近場で無ければ、多分、何千ドル)であり、多分、一週間もつづくWorkshopの場合は参加費も1000ドル、2000ドルかかることであろう。

 私は一度、SpiritualistのメッカといえるNew York の Lily Dale に1週間ほど滞在したいと思って、費用を計算してみたが、一週間の滞在と飛行機・レンタカーなどの費用、食費で3千ドル、そしてMedium何人かに会う費用が2千ドルほど、合計5千ドルほどは用意していかねばならないとわかって実行できなかったことがある。

 私が感心したのは、Dr. Weissの本5冊ほど全部何度も読んで、自分もPast-life Regressionをやってみたいと思う人が多く、機会を捕まえて、すぐに実行に移すという行動力であった。この“Miracles Happen”を読むだけで、本当にあちこちでのWorkshopに沢山の人間が積極的に駆けつけているということがわかる。それも一般人だけでなく、プロのPh.D.M.D.の資格を持つ人、Psychic Therapyを実行している人など、要するに本を読んで興味を覚えた人は誰でも参加しているということであった。しかも、一度だけでなく、何度も参加している人も多いのである。

 そして、このSurveyを見ると、なるほど、確かに、今では Afterlife は当たり前、そして自分の過去のLivesを知りたいということで、Reincarnationのアイデアも素直に受け入れている人が多いということがわかる。

 私もDr. Weissの本6冊ほど、全部購入して読み終わり、興味深く、私自身も、もし彼がこの近くに居るなら訪問してPast-life Regressionをしてみたいと思うに至っているが、どうもどこか遠くまで出かける勇気は無い。最近考えているのは、近場で、サイキックで、Past-life RegressionをやるというTherapistをみつけて、まず自分でトライしてみたいという段階である。

 ともかく、アメリカではAfterlife, Reincarnation の考えは当たり前になってきており、人々は本当に興味を持ったら、直接、ドクターにあいにゆくという実行力(お金と時間と探究心、行動力)を持っている人が多いということがわかった。そういえば、すでにこのブログで何度も紹介したMaurice Barbanellなどは3千回もMediumSéance につきあったと書いていた。うらやましい限りであるが、わたしも遅ればせながら、近場でホンモノのPast-life Regression HypnotistMediumをみつけて、私自身の探求を深めたいと思う。自分の過去のLifeにもどるーまさに“自己探求”の究極である。

 このPast-life Regressionの素晴らしいところは、今の人生で自分が保持している様々な病気や体質、トラウマその他、現代の医学でどのようにしても完治しない症状が、まさに1-2回のRegressionで治ってしまうということで、ドクターによれば、Imaginationなどでは、そういう完治などは起きないから、あきらかに、本当に過去のLifeを再体験しているということになるようである。

 私が読んだ Brian Weiss M.D.の著書

Many Lives, Many Masters 1988

Through Time into Healing 1993

Only Love is Real 1997

Messages from Masters 2001

Same Soul, Many Bodies 2005

Miracles Happen 2012

 2002年に“Mirrors of Time” という本も出版されているようだ。これは、私は未読。

村田茂太郎 2015年10月17日

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