「心霊現象の科学」をめぐってーその99 Agnes
Julia Thomas Ph.D.「Pets tell the Truth」を読む
この本を読んだ後の私のReviewは、Amazon Book Review に短い英文で発表した。私の評価は5段階評価の5 ということであった。この本はPaperback版で、170ページほどの薄い本であり、そのわりに値段が$16.99 と高いように思い、わたしは高い買物をしたと思って、長い間読まないでほうっておいた。しかし、読み出して、もっと早く読むべきだったと思い、これは動物を飼っている人だけでなく、地球上にすんでいるすべての人が読まないといけない本ではないかという評価にかわった。素晴らしい本であった。地球上の生物を見る目が変わってしまうような見事な内容に富んだ立派な本であった。
Afterlifeその他、心霊現象の領域を勉強すると、世の中で一番大切なものはUnconditional
Love 無条件の愛情 (No
Judgment)だということがわかる。愛情、寛容、許し、慈愛 そういったものがこの人生を生きる上で一番大切なものなのだ。
そして、この“無条件の愛”を教え示してくれるのがPetsの存在である。犬猫その他、あらゆるPetsは人間にもっとも崇高な愛の姿を指し示してくれる。Petsに関しては、人は嫌な思い出など基本的に抱かない。なぜならPetsが示してくれるのは、無条件の愛の姿であるからだ。
人間関係においては、崇高な感情の思い出もあれば、憎悪を含むNegativeな感情もある。すべてがPositiveであったとは限らない。しかし、Petsに限っては、人間を裏切るとか、感情を傷つけるとか言うことは基本的に起こりえない。したがって、Petsの思い出はすべて心地よく、暖かい。
人の肉体が死ぬと、魂Soulが次の次元に移行するとき、先に亡くなった人たちが出迎えてくれるだけでなく、今まで愛して、先に亡くなったPetsたちも大歓迎してくれるそうである。私は事実だろうと思う。人間にSoul 魂 があれば、Pets にもSoulは当然ある。そしてSoulがあれば、Afterlifeがあり、Reincarnationもありうる話で、すでに 心霊現象の科学 その97 で紹介したCheryl Booth(”Johnny Angel is my brother”)が、犬が猫にうまれかわって、同じ飼い主のところに飼われているという話を書いていたが、ありうる話だと思う。Soulがあり、生まれるときに胎内にはいりこむということであれば、猫や犬のSoulが、それぞれ違ったものを択ぶこともありうることかもしれない。人間の場合、胎児の間に、転生するつもりのSoulが、出産までに胎児に入り込むので、前世で、男子で生まれたのが、今回は女子として生まれるという性のSwitchが行われることも信じられる話であり、Past-life Memoriesで、様々なひとが、男のLifeを思い出すと同時に、別の時には自分(Soul)は女性であったというLifeを思い出すわけで、結局、Soul というエネルギー状態ではSexlessで、肉体を身につけて地上に出現するときに男女別で生まれてくるだけということかもしれない。
さて、Agnes
Thomas Ph.D. の本に入ろう。彼女は生理学的心理学で博士号を取得した科学者である。しかし、同時に、Sensitiveなサイキックであり、ほかのサイキックなAnimal Communicatorから、AnimalとCommunicateする方法をしっかりと学んで、それをいろいろな領域に適応し、自然全体が呼吸しているようなエネルギーを感じることが出来るようになり、動物だけでなく、植物や滝や岩石など自然物とも感じあい、通じ合うことが出来るようになったようである。それは、一昔前、Gaiaガイアという概念を生み出したイギリスの科学者 James Lovelock のアイデアと通じるものである。Dr. Lovelockは地球全体が有機体のように生きているという発想をいだいたが、確かに“地球は青かった”といったガガーリンのころから、1969年の月着陸、そして月から見た、見事に生命で息づいている青い地球の美しさは、ガイアという地球生命体の概念があながち間違ったものではなかったといえそうである。そして、いま、Dr.
Agnes Thomasの地球自然体との交信をよみとると、まさに自然全体がつながって、交流できるようだと感じることが出来る。すくなくとも、私は彼女の書いていることを素直に信じることが可能である。
ここには、驚くべきことが書かれている。彼女、Dr.
Agnes Thomasは、シロアリTermiteに友人の家が侵食されているのを知り、一方では家のOwnerである友人に材木・枯れ木を用意するように伝え、一方ではシロアリのOversoulにテレパシーでCommunicateし、立ち退いてくれるように伝えたら、シロアリは“自分たちは家を破壊しているとは知らなかった。ただ。生き延びようとしていただけである。了解した。協力するつもりである。すぐに移動を開始するが、一週間ほどかかるかもしれない。”というのがシロアリの返答であった。それから2週間ほどして、家のOwnerから、電話がかかり、シロアリがいなくなり、Pest Controlも、一匹も居なくなっていると宣言したとか。
New
Mexicoの友人Beckyの家を訪問したAgnesはNew Yorkからテレパシーで交信しあった動物たちとはじめて出会い、直接、交流をあたためた。Beckyが飼っているWolves狼は訓練されていて、映画にもよく駆り出されたとかで、Kevin Costnerの“Dance with Wolves”に共演した狼もBeckyの家の動物であった。DustyというそのCostnerと共演した狼は既に死んでしまっていたが、Zorroという立派な狼が居たので、私Agnesが会話をはじめた、「Zorro, あなたが私に送った、家と庭のイメージは好きよ」というと、「自分もあなたが送ってきた家の写真が好きだ」とZorroが言ったので、「どの写真?」ときくと、「あなたが私たちと交信するとき、双方がデーターを送りあっているわけで、私はあなただけでなく、家、猫たち、Patioのレールですわっている黒いリスまで、見ることが出来たわけ。」とZorroは応えた。これはまさに、現代、スマホでお互いが相手を見ながら会話が出来ているようなものである。動物たちは自然の能力で、普通の人間には不可能なことが、簡単に、日常的になされているのだ。そういえば、私が電話でMediumと会話をしたとき、MediumはNew Yorkで、Californiaに居る私のまわりに集まった霊たちを正確に把握することが出来たのも、動物から見れば、当たり前のことであったのかもしれない。超能力を失ったのは人間だけで、動物たちにとっては、超能力でもなんでもないふつうのことなのかもしれない。
ともかく、この本を読むと、動物は馬鹿に出来ない、尊敬して付き合わねばならない対象だということがわかる。犬も猫も、どうやら身の回りに起きていることは何でも知っているようだ。とくに、日本で多くの犬たちが、昔、鎖でつながれたまま、一日中過ごしているのを、私は子供のころから見慣れてきて、哀れに思い、自分の家で、心優しい母が、犬猫を大切に、家族の一員として扱うのを目の前に見て育ってきたので、Agnesの話を好く理解できるわけである。
私が中学生のころ、私たちは(母と私は)犬にではなく、自分たちで、では市場に買物に行こうかと言っただけで、Happyという名前のスピッツは、自分も連れて行ってもらえると、喜んでお尻尾を振り、そわそわし始めるのだった。何を話しているか、会話の内容がわかるのだと感心したものであった。犬は黙っていたけれど、私と母の会話に耳を傾けていたのだった。今、Dr.
Agnes Thomasの本を読んで、そういうことか、やはりわかっていたのだなと納得がいくのである。大事なことは日本語でも英語でもよいから、犬猫その他すべての動物に、相手がわかるつもりで、話しかけることである。そうすると言語としてはわからなくても、内容がイメージで、テレパシーによって伝わるのである。そして、言葉と違うことを考えていると、動物はうそをすぐに見分けるようである。
このDr.
Agnes Thomasの薄い本には驚くほど沢山の情報がつまっている。まさに感心するばかりである。家にアリが侵入したりするとき、アリを殺さないで、説得して、出て行ってもらいたいと思うが、残念ながら、私には、まだその能力は無い。Dr.
Agnesに電話するほど大問題ではないので、南無阿弥陀仏と唱えながら、アリ退治を実行する。気持ちのよい作業ではない。やはり、お互い交信しあって、納得して出て行ってもらえればと思うばかりである。
さて、この本に“Pet
Truth”がまとめて紹介されている。
#1 We
are all connected. 人間だけが自分たちは特別だと思っているが、動物も植物も鉱物もみなこの地球上で一体だとわかっており、感じているから、お互いに簡単に通じ合うことが可能だ。(これに関してはコメントの中で、理論物理学者David
BohmやDeepak
Chopra,生物学者Rupert
Sheldrakeの“Morphogenetic
fields、Field Theory で有名なLynn McTaggert、Afterlife Studyで有名なDr. Gary Schwartzその他の理論が引用されている)。
#2 Animals
read your intentions. 動物は人間の会話を読み取るというよりもIntention何をしようとしているかといったことを読み取る。
#3 Animals
do not make judgments.人間は一方的な見方しか出来ないから、どうしてもJudgmentをはたらかすことになる。動物はすべての角度から見ることが出来るからJudgmentの必要が無い。批判したりはしない。人間はどうしてもValueで判断しがちなので、ほかの動物から見れば、理解しかねることであろう。
#4 Animals
have the capacity for the creative thought. 羽を痛めて、もう自分で飛べないCockatooオウムと会話をしたら、3つのイメージをAgnesに送ってきた。ひとつは風に吹かれている頭のイメージ、次に、動いている車の屋根の荷物おきに足をからませて風に当たっているイメージ、最後に、円形競技場を走っている馬の背中に乗っているイメージ。まさに動物たちも、ばかにしたものでなく、Creativeな想像力を持っているようだ。
#5 Pets
have a mission in life. アグネスは、あなたは、みんながどれほど愛しているか知っている?とたずねたところ、自分は人間から愛されることになっている、それが私のMissionなのだからと答えた。ミッションだって?そう、どの動物もMissionをもっている。私たちは人間がSpiritualに成長するのを助けるためにここに居る。私たちの一般的といえるミッションは、無条件の愛と受容ということ。だが、特別な任務もある場合もある。それはその人間がどのようなものを必要としているかによる。人間たちはあなたたちのMissionが何なのかわかっていないかもしれない、しかし、自分たちはよく知っている、なぜなら私たちはその一部なのだから。Agnesがほかの動物たちにたずねたところ、私を散歩につれていくことで、人間Ownerが健康を維持できる とか、子供たちを守るため とか。時には、より高度な、Spiritual
Essenceを感じてもらうためとか!
#6 Pets
give you unconditional love. Non-judgment、単純に真実と愛。動物は愛がすべてをつなげるエネルギーだと理解している。
#7 Animals
in groups think and act as a group mind, with an oversoul. 群れにたいして話しかけると、群れの代表SoulともいえるOversoulがこたえてくれる。ここでもRupert SheldrakeのTheoryがあげられて、説明に利用されている。
というかたちで、このAgnes
Thomas Ph.D.の本は展開されている。
彼女の本にでてくるJ.
Allen Boone というHollywood
movie producerが1954年に発表した Kinship
with All Life という本もAmazingな名著で、それを引用しながら、Agnesは動物たちがSoul魂を持っているだけでなく、地球上のあらゆる存在がSpiritual EssenceをもっていることをBooneが発見した話を紹介している。当然のこととして、私はこのBooneの本を手に入れ、すぐに読了した。なんと、彼は蠅ハエとも会話をし、そのハエの話に30ページも使っているほどで、感心するばかりであった。ハエがBooneの合図に反応していたのだ。
私は、心霊現象の科学 その19 と その20 で Dr.
Nandor Fodorの本を引用しながら、犬猫がSoulをもっていて反応している例を紹介した。
このDr.
Agnes Julia Thomasの本は、いかに動物たちが人間にとって大事な存在か、それぞれが人間たちのためにMissionをもって生きているということを具体的に証明しているといえる。ともかく、素晴らしい本である。
日本語で翻訳されていることを希望するが、まだであれば、早く翻訳出版して、日本の皆さんの動物への関心のレベルを向上させてもらいたいと切実に思う。
Agnes Julia Thomas Ph.D. Scientist, Educator and Animal Telepathic
Communicator
「Pets tell
the Truth」 A mystical journey into the animal mind
ISBN: 978-0-9802411-0-5 2005年
Hanover Publishing Company,
Inc.
追加:私の、Amazon Book Review に公表した短い英文をここに転載することにした。
Review Title: Great,
stimulating, thought provoking book, which should be read by everybody on
Earth!
This is a great book.
It should be read by everybody on earth. I originally thought without reading
this book that this paperback with less than 180 pages was overpriced as
$16.99. But after finishing this book, I regard this book as priceless or has
value more than 10 books. So, now I decided to buy more and give to my friends.
This book should be translated to the whole world. Not only animal lovers, but
also people nothing to do with living creatures should read this book and learn
essential truth of living on earth with other creature.
This is amazing,
thought provoking, great book. It covers not only Pets world, but covers all
living creatures and also covers whole earth including Rocks, Water etc. This
is stimulating book utilizing ideas introduced by Dr. Rupert Sheldrake (“Morphogenetic
Field”) or Dr. David Bohm (“Implicate order”) and others. Unlike narrow minded
scientist, her intuitive mind tries to understand without prejudice, not only
living things but also whole cosmic connection.
As examples of “Pets
tell the Truth”, she summarizes pets’ Truth: #1 We are all connected, #2
Animals read your intentions, #3 Animals do not make judgment. #5 Pets have a
mission in life, #6 Pets give you unconditional love… Some of the Truth are
familiar to me as Pets lover, but “Mission!” Indeed! Now I know why they are so
lovely…
This is very
stimulating book and so I purchased other books introduced in this book to
further my understanding on human being and pets world.
Thank you Dr. Thomas
so much for introducing truly amazing world.
村田茂太郎 2015年10月20日、10月24日
No comments:
Post a Comment