「心霊現象の科学」をめぐってーその76「Return
from Heaven」(霊界からの生まれ替わり)(2001年)Carol Bowmanを読む その2
このブログの、心霊現象の科学をめぐってーその70 で、この本の一部紹介をして(11月25日)から、もう2ヶ月以上経ってしまった。このすばらしい本の内容をどういう形で紹介しようかと考えながら過ごし、その間、ほかの本の紹介をしてきたのであった。私はCarol Bowmanの第二作目であるこの本「Return from Heaven」から読み始めたのであるが、そのあと、第一作目「Children’s Past Lives」も読了し、これもすばらしい本であるとわかった。そして、すでに -その73 で簡単に紹介をすませた。やっとPendingであった、この第二作目の紹介文つづきを書く次第である。
ともかく、このCarol Bowmanという女性はすばらしいひとで、彼女のあらわした2作はすべて読みやすく、情報に富んでいて、すべてのひとに読んでもらいたいと思う。翻訳がすでにでていれば、翻訳で、なければ英文で読むと、子供をなくした人(病気・事故・天災・災難<殺人など>、流産、堕胎、その他)は、この本を読んで心がやすらぐに違いない。子供を亡くさなくても、子供の親として、この本を読んでから、子供を深く観察すれば、おどろくべき情報があかされるかもしれない。ともかく、興味深く、読みやすく、面白く、有益で、こういう話があるということだけでも知っていることが今後の人生で役立つにちがいないと思われる。
最近の私のStanceは、子供のモラル指導の大事な一環として、DeathとLife-after-Death(の可能性)について、早いうちに子供に教えておくべきだと思うが、その前に大人が理解していないといけない。死んで無になれば、それはそれで結構!無でなかったときが大変である。どうやら、いろいろな情報によると、死後もSpiritの状態で、意識・記憶・性格その他が存続するため、場合によっては、自分が死んだことを知らないものが数多く存在し、それがEarthboundとなって幽霊現象を起こし、Poltergeistその他の現象を起こし、ある場合は人間にPossessして人を苦しめる存在となる。なぜそうなのか。死んでも意識があり、記憶があるからである。ひとつには宗教で地獄を説くのをきいて、自分は地獄に行きたくないから隠れているという話しがある。そういうひと(Spirit)には、Depossessed (Soul Removal)とか、厄払いのカウンセリングが助けになる。ポイントは、どうやら光がエネルギーの中心で、光を目指して移動すると、次の次元が開けてくるという話である。
したがって、最近のように、事故やテロル、自殺、殺人、戦争、自然災難(天災―地震、津波、台風・ハリケーン、竜巻、落雷その他)で、いつ異常事態に遭い、自分が死ぬことになるかもしれない。そのとき、すでにこういう心霊現象の科学が明らかにしてきたいわゆる超常現象は実際にあり、人には魂があり、霊魂不滅、輪廻転生するという知識を保持しているか、何も知らないかでは大いに異なることになる。なぜ、The Tibetan Book of The Dead が書かれなければならなかったのか。それは、誰でも死ぬ人間だが、ある程度、前もって死後にどういうことになるかを知っていないと、苦労することになる、したがって、生きている間に徳を積み、何時死んでも、無事に次の次元にうつっていけるように準備しておけということで、書かれた、いわば死後の世界へのガイドブックなのである。人は地図を持たないで、あるいはガイドブックをもたないで、外国旅行や未知の土地へ旅をすると、面倒な苦労に会うことになる。みな、死については、語ることを避ける傾向があるが、一番大事な死を意識しないで生きると、あとで、大変なことになるということである。
前書きが長くなった。
わたしがこの本「Return from Heaven」の紹介で、思いついたのは、いくつかの面白い幼児の記憶を紹介することで、この本の魅力を語れればということである。 いつか私のこの“ブログ”に展開したエッセイをベースにして、一般向けの日本語の心霊現象の科学と「あの世」をめぐる感想文・エッセイを本にまとめることになれば、(そうしたいと思うーそれは、コンピューター、Internetを知らない、または、苦手な人がたくさんいるとわかったからである。)それぞれの大事な本の出版社に連絡して、正式に許可を得たいと思う。そうすれば、より正確な内容紹介が可能であろう。
いくつかの話を散発的にとりあげる。
息子のDavidが36歳で突然死んだと息子の嫁から連絡があった。ショックと悲しみは大変なものであったが、そのときこの父親はDavidが4歳の子供であったとき、突然、話し出したことを思い出し、心が慰められた。CaliforniaのRedwoodの森の中を歩いていて、急にDavidが父親に自分はReally Big Secretとっても大きな秘密をもっているといったので、父親は、自分は秘密は大好きだ、どんな秘密だとたずね、誰にも告げないと約束をしたゆえで、4歳の子供の秘密をきいたのであった。そして、決して笑わないねと約束した上で、Davidは語りだした。これは自分が生まれる前に起きたことで、それは天上の世界、雲の上の世界でのこと。そこに12人の男がいた。12人?それは確かなの。そう、自分はちゃんと数えた。彼らは顔だけで、体はなかった。彼らは円陣をつくり、みんな年寄りの感じであったが、そのなかの一番年とったと思われる男が、下のほうを向いて、お前はそこへ行かねばならない、そしてそれがテストだと語った。テストを受けるために地上に行かねばならない。それを聞いた父親はワンダフル、そして、お前はPassするつもりなのかとたずねると、Oh Yes という返事であった。そして、黙ってしばらく歩いてから、But I won’t be here long. (自分はここには長くはいないだろう)と言ったのであった。
この4歳の男の子の話の中にいくつかの重要な情報がこめられている。霊界の存在、生まれる前のSoulのPlan, 予定された命、そして自分に課された任務をはたして予定された寿命を終えること、つまり霊魂不滅、輪廻転生、予定調和がこの4歳の男の子の話の中にもられていたわけである。
Davidがレスラーとして世界的に有名な人物になり、オリンピック金メダルを取得、後輩の指導を行いながら40歳にならないうちに死ぬということは、もう生まれる前から決まっていたのか?彼はナントTraining Centerのパトロンに殺されたのである。
4歳の別の男の子がある日父親と話し合っていた。父親は4歳の子供に、どれほど昔のことを覚えているのかとたずねたところ、彼が生まれる前の世界の話が出てきた。息子は自分が天国にいたときのことを覚えている、自分は死んだ人間を助けていたと語ったので、どういう意味だとたずねると、時々、人は死んでも自分が死んだことを知らないことがよくあるー車の事故での場合とか、本当に急に死んでしまった場合など、彼らは自分が死んでしまったことを知らない。そこで、われわれはその場に居合わせて、SoulがBodyを離れるまで待っていなければならない。そして、彼らが天国にうつれるようにヘルプするわけ。そして、彼は笑って遊びに出かけた。
4歳の男の子が、まだ生まれる前のSpiritの状態で、今まで私が何度も述べてきた“自分が死んだのに気がつかないSoul”が無事、天国に移れるようにヘルプしていたというわけである。つまり、子供は子供だが、彼のSouldはOldで、転生をくりかえしているようである。
Planがあっても変更があるのはなんにでもおきることである。出産にかんしても、そういうことがおきている例が語られている。そして、それは9ヶ月の妊娠中のいつでも起きるようである。したがって、前もって予定されて生まれてくるはずであっても、変更がいろいろな理由によって起きるらしい。
MiscarriageとかStillbirthとかいわれるのは、いわゆる流産・死産にあたり、ほかにも、もちろん堕胎のケースがある。理由はどうであれ、Soulは次の機会を待つようで、ある意味では流産しても、同じSoulをもった胎児が次回に生まれてくることも、よくあるようである。つまり、魂Soulは不滅なのであれば、胎児が流産・または堕胎で亡くなっても、それはFetus・Bodyがなくなっただけで、Soulはそのときには、すでに抜け出して天国に戻っている、そして次の機会を待っているという話である。したがって、同じSoulが同じ母体に戻ってくる確率は高い、つまり“Beloved relatives
Reincarnated within Your Family”(肉親の間で何度も生まれ変わりが発生している)ということである。
Brittanyは自分の孫娘である、とTherapistのCaroleneが語りだした。3歳の孫娘がある日、自分に電話してきた。彼女の母親と口論をしたというわけである。母親は3歳の娘が自分の母親に電話したという事実に驚き、彼女の母に家まで来てもらい3人で話すことになった。自分Carolene-娘Karen-孫娘Brittanyの三人である。母親は、自分はCaroleneの子供で、Brittanyは自分Karenの娘であると何度説明しても、Brittanyはわかってくれないという奇妙な話。Brittanyは母親Karenには「記憶が無いらしい」という。そこで、Brittanyは、「いや、もっと前の話で、自分がCaroleneのおなかの中にいたときに、お母さんKarenと一緒だったーTwin! しかし、自分はBoyに生まれたくなかったので、一緒にいるわけにいかなくなったのよ。」それをきいて、私Carolineは鳥肌が立ってきた。娘・母親Karenも泣き出してどこかへいってしまった。自分たちはその辺のことをよく知っていた。自分CaroleneがKarenを妊娠中、自分はTwinを妊娠していた。もうひとりは男の子のはずであったが、7ヶ月目に、胎内で死んでしまったのだ。しばらくして、Karenは戻ってきた。そして娘のBrittanyをHugし、自分をHugして言った。なんとすばらしいことだろう。自分は何十年も経って、やっと自分のTwinと一緒になれたのだ、と。
次に紹介するのは、母親Naomi,父親Orin,そして娘Sarahの話である。Sarahが3歳のときの話。すこし喋れるようになったときから、Sarahはいつも彼女のLight Friendsがいなくてさびしいと言っていた。生まれるまではLight Friendsとあちこち自由に飛び回っていたというのが。3歳になったころ、自分の目を見つめながら、Jesusが、あなたとDaddyを親として、私がPick upするのを助けてくれて、とてもうれしいと言い出した。何だって?私はJesusのひざの上にいて、あなたとDaddyを見下ろしていた。ほかにTwo other peopleを見ていたが、自分はあなたとDaddyがいいといって笑った。私はBoyにうまれることになっていた、でもChange mindして、Girlがいいと決めた。
Sarahが4歳になったとき、フロリダからアトランタに引越しをした。そのとき、SarahはGrandmotherから遠く離れることをとっても心配した。あるとき、Sarahが父親Orinと話しているのを隣の部屋にいた私はきいていた。Daddy、GodsとJesusはどのようにして子供をつくるのとSarahはたずねた。Orin父親は注意深く回答していた。母親と父親で子供を作るのだがGodsが天上からSoulを送ってくるのだ、と。Sarahはため息をついたようであった。それで父親は、おまえは自分たちを親として選んだときのことを考えているのかと訊いた所、いや、自分はあなたを親として最初に選んだのではなかった、あなたの親をわたしの両親として選んだ、といったので、Orinはつまり自分Orinの親をGrandparentsとして選んだのだろうというと、NO,彼らが若かったとき、まだあなたが生まれる前に自分は彼らの男の子として生まれるはずであった。隣の部屋できいていた母親Naomiにとっても、この話は初耳であった。そこでドアーのところで寄りかかって聞くことにした。夫Orinは言っていた。彼らはToo oldではないのというと、No,彼らがまだ若かったとき、わたしは男の子としてうまれることになっていたのよ、それはDaddyが生まれる前の話よ。それで、夫が実にびっくりした様子であったので、4歳のSarahが、心配しないでいいわよ、わたしはあなたたち両親を本当に愛しているから、それで大丈夫よ、奇妙な話をして、びっくりさせた?ごめんね、といった。
そのあと、私Naomiは夫に、お母さんが流産したことあった?ときいたら、自分はそんな話はしらないということであった。しかし、あまりにもショッキングなはなしであったので、彼はGregという8歳年上の兄に電話をした。長い沈黙がつづき、そして夫の顔が蒼白になるのをみた。そのとおり、母は自分が生まれる前に子供を流産でなくしている。そして、男の子であったらしい。娘のSarahの言ったとおりであった。たまたま、その兄も、母親が女友達に電話で泣きながら流産したことを話しているのを耳に入れただけで、それ以外には誰もそのことについて話したことは無かったということであった。
こうして、生まれてくるはずの子供は自分である程度親を選び、セックスを選べることがわかった。それでは、自分の意思ではなくて、堕胎になる場合はどうであろうか。
Abortionをめぐっては殺人的な反対運動が何度も起きているのは事実である。そこで、Carol Bowmanは彼女の調査結果から、いわば両極端ではなくて、中道を行くような答えを導き出したようである。Abortionというのは胎児と母親とのSpiritualな対話の結果であるということになるらしい。より繊細で、Spiritに許可を得るようなかたちのNegotiationの結果、流産になったり、堕胎になるようである。
それには、いつSoulがBodyと合流するのかという問題と、胎児が破壊されたらSoulにどういう影響をもたらすのかという問題がある。
胎児FetusはSoulとは直接関係ないらしい。Soulがはいって、はじめて人間の子供となるわけで、FetusはうまれるSoulにとっては意識の無い存在ということのようである。というよりも、Soulはそれだけで充分に意識的存在であり、そのためにFetusを必要としているわけではない。Soulは胎児としてのおなかに入ると狭く窮屈で縛られた世界にいるようで、あまり好きでない、したがって、しばしばOut-of-Bodyの状態でいる、つまり、母親のおなかを離れて、まわりを浮遊しているという。妊娠3ヶ月の状態では、どうなるかわからないので、ほとんどのSoulはFetusのなかに入らないようである。逆に妊娠6ヶ月になると、89%はFetusのなかに合流するようである。しかし、そのときも胎内にじっとしていないで、しょっちゅう、出入りしているとか。ある女性は、最後の生まれ出る瞬間までそとに居たという。33%は、まさに出産寸前まで母親の胎内に入らなかったという。しかし、いつも母親のまわりにいたので、すべてを理解していたとのことである。それは、まさにLandingを準備して、周りを旋回・偵察している状態であったといえる。ある2歳の幼児は、自分が生まれる前に母親が指を怪我したことまで知っていた。その詳細をのべたことから、本当に母親の周りをとびまわって、Out-of-Bodyの状態で見ていたに違いないとわかったという。
ある母親からE-mailを受け取った。彼女は41歳で妊娠したとき、医者から身体がもたないから、堕胎しなければいけないといわれ、ほかに子供が居て責任もあるということで、泣く泣く堕胎をした。彼女は、堕胎は殺人だと思っていたので、Godsに許しを乞うた。堕胎してから、もう一度妊娠した。妊娠しないように注意していたが、妊娠したとき、今度は産む決心をし、帝王切開で無事男の子を産み落とした。名前をReeseと場付けた。3歳のとき、用事で子供を車に乗せてドライブ中、突然、Reeseが泣き出した。ただならぬ泣きかたで、おどろいて車をParking Spaceにとめて、何がおかしいのと訊ねた。しゃくりあげながら、彼は、僕が”以前”お母さんのおなかに居たとき、Snakeがやってきて、僕を食べてしまった。それで僕は虹の国にいった。Angelがやってきて、何をしたいのとたずねた、それでAngelにお母さんのおなかにもう一度かえりたいと言ったんだよ、Mommy. 私はそれをきいて泣き出してしまった。なぜなら、Abortionを実施したドクターは、今、Reeseがいった蛇のような器具を使ったということを知っていたから。それまで、自分はReincarnationなどということを信じもしなかったけれど、Reeseは明らかに堕胎されたことを知って生まれてきており、今、自分は、Reincarnationは本当だと信じている。ReeseはAbortionの経験からに違いないが、非常にEmotionalな面があったが、わたしに打ち明けてからは、きわめて正常になった。この私の息子との経験から、うまれない子供の魂SoulはちゃんとFeelingをもっており、Abortionでずいぶん影響を受けるということ、また同時に、何らかの理由で堕胎をしなければならなくなった場合でも、また同じSoulが戻ってくる可能性があるということを知ってもらいたいといっていた。
この本の中に、Gladys McGarey M.D. の“Born to Live”からの一節が引用されている。孫引きのようになるが、この私の話の展開には必要なので、引用させてもらう。
4歳になる娘が突然言い出した。以前、わたしが小さな子供であったとき、お母さんは別の人であった。でも、それは最後じゃなかった。わたしが4インチの大きさであったとき、あなたのおなかに居た。お父さんはまだあなたと結婚できる状況ではなかった。それで、私は去った。そして、また戻ってきた。母親はそれをきいて、唖然とした。ドクターとHusband以外はその事実を知らないはずであった。彼女は本当に2年前に妊娠し、彼女は産みたかったが、Husbandはまだ結婚できる状態ではなかった。そして、4ヶ月で堕胎を行った。結婚できることになり、子供を持つ決心をしたとき、堕胎したはずのSoulが戻ってきたのであった。そして、自分はあなたが堕胎を行ったことに対しては恨みに思っていない、よくわかっている、なぜ堕胎しなければならなかったかを、だから別にOKだよ、それで、今こうして、戻ってきたわけだ。これからはしっかり生きなければ。
ということで、今回は、このとても面白く有益な本の紹介ということで展開してきた。さまざまな面白い話があるが、それは興味をもったひとが自分で本を読んで、勉強してもらいたい。
ともかく、すばらしい本であった。
これを読んで感じることは、子供は6歳ほどまでの間が一番重要な時代であるように思われる。わたしは以前自分の本のなかのエッセイ“自己探求”のなかでも展開したが、その大事な時期を保育所に預けて、自分で子供を深く観察する機会をなくしているのは、もったいないことだと思う。保育所は役立っているのは確かに違いないが、なにしろ一対一の対応は当然、無理なので、幼児が特異な反応を示しても、親は気がつかないで終わることになりやすい。共働きが必要な世の中は、それなりに限界もあるといえるだろう。
村田茂太郎 2014年2月2日
丁度、このブログの888回目にあたるわけで、やった!という喜びをもって、この本の紹介を終える。
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