やはり渓流美となると、この伊豆の河津川の七滝の渓流のように豊かに、あふれるように水が流れているのでなければ、魅力は半減といえる。ということで、私の箕面は残念ながら二流の渓谷ということになるかもしれない。もちろん、シーズンがあって、雨が多い時は箕面渓谷も豊かに流れるだろう。この5月の伊豆も新緑の季節で雨も降り、伊豆の渓谷がが豊かに流れている時期に巡り合えただけということかもしれない。いずれにしろ豊かな水の流れというのは見ていても気持ちよい。
河津七滝とかいて かわづななだる と読むらしい。伊豆の踊子の彫像がたしか二カ所にセットされていたように思う。伊豆の島から出稼ぎにきた踊子の一団とめぐりあった若者とひとりの踊子とのお互いの瞬間的な心のときめきを軽いタッチで描いた短編で、読者に悲しい思いを抱かせる、まさに新感覚派といわれる作風を代表するような作品であった。伊豆とはこんなところかとはじめての伊豆半島訪問でよい印象を持った。
村田茂太郎 2018年2月4日
河津七滝 大滝 河津川 伊豆半島 静岡県 Japan |
伊豆の踊子像 |
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