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11/11/2013

「心霊現象の科学」をめぐって -最近の感想 (2013年11月)


「心霊現象の科学」をめぐって -最近の感想 (2013年11月)

 私のブログに、"その65"(2013年3月1日)を載せてから、もう8ヶ月以上経つ。この間、なにもしていなかったわけではない。アマゾン・コム経由でかなりの量のこの領域の本を購入し、最近はさらにAmazonKindle (AndroidでもPCでも) 購入して、Totalで150冊ほど手に入れたことになる。そのうち、すでに読み終わったものでも40冊近くになる。いわば充電していたといえる。

 最近購入する本の内容は Medium霊媒の自伝関係の本、 Life after Death 関係、 Reincarnation, PossessionMeditation などが主で、最近のこの領域の進展にはおどろかされる。

 わたしはこの領域の科学的証明(死後の世界の存在証明)というのは、無意味でないかという結論に達し、自分がMediumその他でAfter-Life, ReincarnationPossessionなどを確信できればそれで充分だという結論に達している。

 したがって、このブログの最初(心霊現象の科学をめぐってーその1)のエッセイの最後で、わたしは霊魂不滅、魂の死後の存在に関して判断保留という感想を記したが、今でははっきりと、私は 霊魂不滅、Life after DeathReincarnation, Possession, Ghost 現象 その他すべて実際にあるという確信に至っている。Soulがあり、Out-of-Body体験が可能であるということは、転生、亡霊、Possession その他の可能性があることになる。

 京都大学のCarl Becker博士がロサンジェルスでの講演(2009年8月)で開口一番、「あの世の存在を認めなければ仏教は存在しない」といわれたのは、真実で、仏説阿弥陀経などで説く極楽浄土の世界は東洋的色彩があるとはいえ、臨死体験者が語るあの世の世界の瞥見、そしてMediumが語るLife after Death の世界と同じ内容であり、仏陀はもちろん超能力(Medium的)で、Life after Deathを知っていて、Death死は肉体の消滅だけで魂は不滅ということを知っていたのはまちがいない。

 最近の本を読んでおどろくことは、Past-life Regression Therapist たちは、もう死後の世界の存在は当たり前の事実であるだけでなく、Reincarnation転生もわかりきった当然のこと、したがってEarthbound Spirit(地上をさまよう亡霊)もたくさん存在して、Ghost現象が起きたり、人に取り付いて、いわゆるPossession現象をおこしているのは常識のような段階にきており、心理学的に治療するというよりも、催眠療法で幼児期だけでなく、生まれる寸前、生まれる前、過去のLifeというかたちで、どんどんさかのぼり、現在の病状、異常症状の根源を過去の人生に探るという方向で効果を挙げており、トラウマの起源を認知することによって、どのような精神療法でも回復不可能であった症状・病状が完全に治癒されるというケースをたくさん発表し、科学的とかどうかとは関係なく、この死後の世界を認め、転生、憑きその他を認める形で、対応すれば、病気の回復も驚くほど効果があるという結論に達しているようである。

 やはり私がはじめから予想していたように、Medium霊媒関係の領域からのアプローチがこのLife-after-Deathその他の探求に不可欠で、この領域もただメッセンジャー(死者から生者への)としての段階を超えて、生まれる前にSoulsが自分でどのように生まれるかを計画して生まれるという驚くべき次元にまで展開してきている。

 Possessionに関しても、映画で有名なDemonic Possessionではなく、Earthboundとなって光を求めて昇天しなかった魂がさまざまな機会に生者にとりつき、それもひとりだけでなく、Nestの状態で、一人の人間にいくつもの魂がとりついていて、それを除去する作業がDepossessionとかSoul Releasing Therapyとかで、それを専門にしているPh.D.M.D.がたくさん現れてきている。

 ということは、死後の世界の科学的証明などということとは関係なく、死後の世界の存在、転生などを認めないと、それぞれの人間が抱える問題が解明できない次元にきているということである。Death死ということばよりはTransition移行という言葉のほうがより真実味がアルということになる。Energyのありかたが変わるだけであるというわけである。

 Therapistによると、Possessionは子供や孫が心配で、死んだ肉親が取り付いている場合もたくさんあり、特に悪くないように思える場合でも、本人の特性がPossessした人物の魂に影響されるわけで、やはり健康的でないということで、療法家は光を求めて昇天する方針を徹底しているようである。(ここから、いわゆる Deja Vue デジャー・ヴューのケースのありうる解釈として、PossessionReincarnationの両者が有効であるということがわかる。自分は経験しなくても、遠い過去の自分やPossessedした人物の記憶がDeja Vue現象を引き起こしているといえるわけである。)

 映画ExorcistPossessionのようなケースではなくて、普通の人間がとりつくというケースが主で、誰でも内部にそうした魂を保持しているのではないかと思われ、私自身、チャンスがあれば専門家に見てもらいたいと思えるほどである。本の著者であるドクター自身が友人に手伝ってもらって、自分に取り付いていたSpiritを解放させたと報告しているほどである。Possessedされるチャンスは誰でもいっぱいかかえているようである。麻酔状態、事故の後、アル中状態 (Drugもふくめて)、出産時、重態、お葬式 その他、誰でもどこでもPossessedの可能性を保持しているようで、いわば共存状態にある人間がたくさんいることになる。

 George G. Ritchie M.D.の本 「Return from Tomorrow」を読んだ後では、アルコールを飲みすぎて人事不省に陥ったひとは必ずアル中の魂にPossessされているはずだと、今では、私は思う。アルコールが入るとひとが変わったようになるという話はよく聞くが、まさにそのとおりで、取り付いた魂の反応が暴力的にあらわれたりしていると解釈される。

 ともかく、今では、学者たちがまじめにAfter Lifeの様相やReincarnation転生などを論じているので、一昔前とはずいぶん変わったと思う。

 最近、私が感じていることは、これからの学校教育で、道徳指導だけでなく、霊魂不滅・死はエネルギーの移行ということを子供たちに教育しておく必要があると思う。なぜなら、小さな子供たちといえども、いつ、どんな事件に巻き込まれ死んでしまうかわからない世界に生きているのである。天災による場合から人災による場合など、世界の情報をながめてみても、いつだれがどうなるかわからないような世界が現代だといえる。したがって、物心がつくころから、死について指導し、もし万一死ぬ目にあっても、わけもわからずにEarthboud地上に取り付いた状態で、うろうろするのではなく、光を求めて移行するという最低の知識は身につけさせておくことが大事だと思われる。わたしの著書「寺子屋的教育志向の中から」の中のエッセイ“心霊現象の科学への私の歩み”のなかでも触れたことがあるが、東北の小学生が実験的自殺を実行した。(もう、今から40年ほど以前のニュースである)。それは、まじめな探求心がもたらしたものであったが、周りの無理解も影響していた。そういうこと(実験的自殺)は意味がないということを知ってもらうためにも、また“いじめ”による自殺が頻繁に起きる社会であることをも踏まえて、この領域の一般的理解を深め、自殺は意味がないということなどを知ってもらうことが必要であり、事故や事件に巻き込まれていつ死ぬかわからない世の中にいることをわきまえて、霊魂不滅をも含めた道徳教育が必要と思われる。昔、梅原猛氏が堂々と道徳教育について講演し、みずからも中学生に特訓されたりしていたようだが(文庫本)、本当に、霊魂不滅・無条件の愛情第一、寛容、同情、共感、理解、感謝といったことの重要性を自然に理解させる道徳教育が必要であると私は切実に思う。

 これからは、私はこのブログで、以前のように直接英文を引用して訳文をつけるスタイルでは、版権などが問題になるのでやめにして、ある書物の印象的な内容について、私の意訳・紹介というかたちでこのブログを展開していきたいと思う。
 

村田茂太郎 2013年11月11日

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