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2/07/2021

ブログ表紙写真 2021年2月7日 雪の白川郷 岐阜県 Japan

 ブログ表紙写真 2021年2月7日 雪の白川郷 岐阜県 Japan

  2月ということで、私は日本の友人にヘルプしてもらって冬の日本を訪れたときのことを思い出した。

 日本にいた間は、ほとんど学生で、特に旅行もしなかったため、私はあまり日本の自然を知らなかった。今だと一人旅は手慣れたもので、おカネと時間があれば日本全国を訪ね周ったに違いない。子供のころから旅行はいつも家族でするのが常であったため、一人でなどという発想ががわかなかったからに違いない。もったいないことをしたと思う。

 それでエルパソ/フアレスの工場長を務めた友人が帰国してから、アメリカ旅行は私が案内、(私が一人でコロラド旅行を計画していると伝えたら、飛行機でとんできて一緒にあちこちのNational ParkやNational Monumentを訪問、ほかにArizona、New Mexicoなども案内)、私が日本を訪問するときは友人が私の希望に沿って旅行予約を実施、冬の北海道、雪の白川郷、秋の熊野・那智・瀞郷、5月の軽井沢、箱根、伊豆半島、上高地、乗鞍岳、などを一緒に訪れることが実現し、本当に楽しい日本旅行が実現した。私が桂小五郎・木戸孝允が好きで、長州・萩を訪れたいとか、森鴎外の津和野を訪れたいという希望もすべて彼のおかげで実現できた。冬の日本では北海道とオホーツク流氷船の旅という、アメリカにいたのでは実現できない旅がかれのおかげで実現して本当にうれしかった。

 したがって、こうして私が主に写した写真を見ていると、そうした楽しかった旅の記憶が蘇ってくる。写真はありがたいものだとつくづく思う。私の写真の撮り方は、目的地について記念撮影というとりかたでなく、行く路程の目星しい景観をすべてカメラに取り入れるというもので、今も犬の散歩の写真を見ると、歩いた付近のすべてが写真に残っているのがわかる。時間・季節、場所、花、コース、工事中の家、付近の様子、すべてが私のカメラにとらえられるので、記憶の整理に便利である。もちろん犬の姿が主役であるが。

 今は逆に私のメモリーがまだ健在かどうかを調べる役割をしている。そして最近、犬の散歩で気が付いたことは、出会う誰もがカメラを抱えて歩いているわけでなく、ただ犬と散歩しているだけというのがふつうである。私は空が青いと感激し、雲が美しいと写真に収めたくなり、きれいな花が咲いていると感激して何枚も写真にとるということでやってきたので、今はDigitalで便利になって、何十万枚という写真が私のDigital Memoryにしまわれている。私が主に写した写真といったのは、この友人と旅行中で、アメリカの場合は私がドライバーなのでドライブ途中の景観を私は自分で写真に撮れない、それで友人にカメラを渡して、ここを撮ってとかいった風に、くるまの中からの写真を友人に手伝ってもらって撮るということになる。これはだれにも頼めるものではなく、ワイフなど拒否するので、本当に心を許した友人にだけ私が頼んで実行したもので、だれでもというわけではないのであった。

 さて冬の、雪の白川郷。高山に一泊して、早朝バスで白川郷へ。未知の土地への旅はいつも興奮・感激するが、この白川郷訪問もまさに私を興奮させるものであった。途中の景観もすばらしかったが、あいにく雪景色で、桜並木とかいわれてもピンとこなかったが、桜並木を御母衣ダム建設から守るために移植したという話は私は知っていた。春のドライブはもっと素晴らしいに違いないと思ったが、また来るというわけに行かない。アメリカにいると、この点不便である。

 雪の白川郷! まさに、おとぎ話の世界にいるような、神秘な、幻想的な光景が展開していた。何と雪の深いことか。これは生活するのに大変である。よくもこんなところに生活してきたものだと感心するが、それを可能にしたのがこの立体的な合掌造りの家であった。外は寒いが家の中に入れば、それほど寒さは感じない。人間の知恵である。

 ということで、私は白川郷訪問を果たし、満足し、友人に感謝してアメリカに戻ることができた。

 日本列島は縦に伸びていて、周りを海に囲まれているため、季節によって、さまざまの自然を観察できるので、本当に恵まれた国であると思う。沖縄のサンゴ礁・熱帯魚からオホーツク流氷まで、氷河以外は何でもあるといえる素晴らしい国である。日本の自然を破壊しないよう、自然に興味をもって、大切に守り育てる意識を産み育てていかねばと思う。それには、まず自然の美しさを充分味わえるような感性を育てること、その教育が大事だと思う。

村田茂太郎 2021年2月7日

雪の白川郷 Japan



















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