Translate 翻訳

11/07/2015

「心霊現象の科学」をめぐってーその108 「Freeing Captives」Louise Ireland-Frey, MDを読むーその2/2


「心霊現象の科学」をめぐってーその108 「Freeing CaptivesLouise Ireland-Frey, MDを読むーその2/2

 Possession憑き と Multiple Personality多重人格 とは一見似ているようなこともあるが、大きな違いはMultiple Personalitiesの場合は主にDefense Mechanismとして、特にChild Abuseがひどかった場合に現れるのに対し、Possessionのほうは、侵入するEntityは年に関係なく、生きている人間に対して行動する。

 そして、一見普通に見える人々において、もっともありふれた侵入形態はObsession(脅迫観念―何かに憑かれたように反応する)であり、それは通常70-80%におよぶといわれている。Dr. Fioreは90-95%のObsessionPossessionによると考えていた。

しかし、時には過去のLifeSoulの破片がのこっていて、影響している場合もあるとか。

 TherapistEntityWhyなぜHost人間の体にはいったのかと訊いた返事は多様であった。

たまたま、彼がそこに居たから

知りません

彼女はひ弱で、自分は保護したかったから

彼はDrug Userで、自分もその片鱗を味わえると思ったから

彼女はどこに向かっているかを知っていて、自分はその充足感を共有したかった

彼女は弱く、わたしの支えを必要としていたから

彼は頭にきていて、自分もそうだったから

彼はたやすかった、しばらく病気であって、Openであった

彼が頭を怪我したときに、自分は入った

彼女は孤独で、自分を必要としていた、自分は彼女を慰めるために入った

その他である。

 これからわかることは、ムードの類似性、病気などによりAuraが弱っていてOpen、ドラッグやニコチン、セックス、多食など中毒的状態に居る、ホストの助けでUnfinished  Taskをやり終えたい、愛する人の近くにいたい、または嫌なやつを困らせてやりたい、か弱い子供などを守ってやりたい というような理由であったことがわかる。

 Spiritualな存在、AngelとかMasterとかガイドとかは、Privacyに侵入しないということで、Never 人をPossessしない。

 ここに、Special Case として、Walk-in のケースがある。これはSoulであるが、完全に生きている人間を全体的にとりかえてしまうケースであり、それだけきけば恐ろしいように思われるが、これはいわばお互いのSoulsがお互い了解しあってSoulの居場所を交代するようなもので、契約ベースだといえる。Walk-in はRuth MontgomeryPublicに紹介した概念で(Ruth Montgomery “Strangers among us” 1979)、広く知られるようになり、Dolores Cannonもそれをつかって、自分の扱ったケースを紹介している。Cannonの場合は、Hiroshimaの原爆の被爆者の一人で、それを覚えているSoulがある女性に交替して入ったというケースであった。私は途中まで紹介して未完に終わっている。

 Walk-in のケースは今生きているSoulが自殺を考えるとか、今の生き方が自分には無理で、この人生を早く終わらせたいと考えているとき、Soulレベルで話し合い。交替しようということになり、人間は同じだが魂Soulは別な人間にいれかわるわけで、実際、起きているようだ。Soulとして、次の誕生をまって、Babyから大人に成長していくのでなく、もう死んでもよいと思っている魂と入れ替わることによって、お互いのSoulsが助かることになる。入れ替わったSoulはその元の主の個人情報をすべて受け継ぐから、性格の違いなどは別として、情報的に混乱が起きることは無いらしい。Walk-inの義務はもとのBodyの傷を回復させ、カルマを満たさずに撤退したSoulのあとをついで、カルマを全うすることにあるとか。

 このWalk-inで交替したSoulの、もとのSoulが、やめた、元に戻りたいと言い出したケースがあるらしい。そのとき、よく調べたら、元のOwnerはいい加減な人物で、交替したSoulは立派な人物とわかり、契約を破って元に戻りたいといったSoulを生き返らすことはしないで、光の下に送り出したとか。まさに漫画的な話である。

 Invading Entity 生きている人間のSoulに侵入してくるEntityにはどのようなものがあるか。

Earthbound Soul of the Deceased Person (これが普通)死んで地上をさまよっている魂

Mind of a living person !!!

A past-life personality or shell 過去に生きたLifeの破片

Thought-forms !!! 
 
Animal Souls (Rare

Elementals

Discarnate Dark beings of a demonic nature

― Methods of Releasement/Depossession 憑いた魂を解放させる方法-

Dr. Baldwin, Dr. Fiore, Dr. FreyなどすべてMovieでみるExorcist達と違って、Soft touch, Soft talk, Gentle persuasion などを、主なテクニックとする。基本的にやさしく説得して、自分の現状を理解させ、光を目指して移動するように導くという方法である。時には、Lost Soulの亡くなった関係者の霊を招いて、いわゆるお迎えスタイルで光に向かうというやりかた。かなり手ごわいDark beingでも、このように説得して、光に向かわせることができたらしい。

著者の方法

 Hypnosisをつかって、指の合図でYesNoを知り、InvadeしているEntityDisembodied Soulと会話を持つ、そして、説得して、光に導くというのが基本のやりかたで、まず、Clientに何か問題があるように見えるのは本人の意識のせいではなく、中に住み着いているEntityの性かも知れないと説明すると大概の人は納得、安心するみたい。

 では、彼女が扱ったClassic TypeといえるPossessionを紹介しよう

高所恐怖症の女

 Eveと名乗る女性は自分でもSelf-hypnosisをする知的な女性である。彼女は2-3年前から高所恐怖症になった。Dr. Freyは、多分、それはEve自身の恐怖Fearではなく、Invaderの意識がもっているものだろうと判断した。そこでHypnosisをはじめた。わかったことは、ひとつのEntityが入り込んでいる、それは、1965年に70歳で亡くなったAliceという女性の魂だとわかった。それで、彼女の死んだときに戻ると、Aliceは死んでから軽くなって、気持ちよく漂っていた。Dr. FreyAlice、あなたはEveの体の中に居るのを知っていますかと訊くと、もちろん、Eveは自分の孫だ、Eveは私を好きだ、私は墓場でEveの目から体の中に入った、という。Dr. Freyは、それはあなたにとってもよい事ではないし、孫にとってもよくはない、孫のBodyは孫に属す、あなたは光を求めて移動するべきであった、しかし、あなたはそのことを知らなかった。あなたが孫の体に入ったとき、あなたのLoveを持ち込んだだけでなく、あなたのFearも持ち込んでしまった、あなたは高所恐怖症だったのでしょう、Yes という調子で展開していく。AliceFearや疲れを取り払いなさい、そして自分は丈夫で力強いと思いなさい、あなたの居る世界ではThought考えること は大変力強いことで、思ったとおりになるはず、あなたは70歳だった、今、何歳であったらと思いますか、25歳!それでは自分は25歳だと思いなさい、そして立って、若く、力強く、美しくありなさい、ご覧誰かやってくるでしょう、どんな人?背が高くて、スリムな男性、そうして、いろいろなやりとりがあって、お迎えに従って、EveにとりついていたおばあさんAliceは去っていった。

A man and his horse

 ESPのセミナーにおいて、部屋の入り口で男が立っているのを誰か瞑想している女性が見つけ、理由も聞かないでおいだすわけにいかないと、中に入れて、ひとりの女性がHypnosisにはいったのを利用して会話をもった。おとこは友達も居ない独り者で、馬だけが相手であったが、馬が岩につまずいたときに、男は馬から振り落とされ、運悪く、岩に頭をうって死んでしまった。それから、男は死んでしまって、どうしていいかわからず、さすらっていたのであった。Dr. Freyは男に馬を呼びなさいというと、男は馬の名を呼んだ、するとどこからともなく馬が現れ、馬の主導で男と馬はHome目指して消えていった。名前を呼ばれて、すぐに馬の霊が現れるくらいだから、馬と男は仲良しだったに違いない。動物も人間と同じということがわかるケースである。

Poltergeist Conrad

 これは、Dr. Freyの家で起こったポルターガイストのケース。

 何年か前に自分の家で起きたケースで、数週間にわたって、家の中の電気系統がトラブル続きということが起こった。サイキックを呼んで調べてもらうと、かわいい男の子の亡霊が家を出入りしているという。どうやら、1956年に火事で焼け死んだ男の子らしく、その子供の家では宗教的な教育も訓練も何もなく、死んだらどうなるかということも知らず、Life, Death, Heaven その他、常識的な知識も何も知らない子供で、悪気があったわけではなく、ただ子供らしい、いたずらを電気系統の操作でやっていたのであった。サイキックはドクターに自分でSelf-hypnosisの状態に入り、子供の霊と会話をしなさいと伝えた。ドクターは自信が無かったが、言われたようにして、ちゃんと亡くなった子供と会話ができ、お母さんが待っているから光に向かいなさいと教えることができた。去る前に、壊した電気系統を修理してねと伝えたら、全部ではなかったが、200ドルValueくらいの修理をしてから消えていったとか。もっと早く、立ち去る前に、すべてを修理して去るように伝えればよかったとすこし、気がつくのに遅すぎたことを後悔したとか。

Rescuing Groups of Disembodied Souls 大事故が起きると沢山の人が急に死んで、わけがわからず困っているということが起きる。 それを手助けすることもできるわけ。

 ESP Groupの仲間のNurseは個人的にMeditationに入り、Bodyは寝ているけれど、SoulAstrallyOut-of-BodyでコロンビアのMudslideの現場に行き、急に死んだため、どうしていいのかわからにSoulたちを光絵と導く仕事をした。

 丁度、Mediumとの電話で、Mediumが私の周りのSpiritsCatchするように、サイキックな人はMeditationの間にも、Astral travelで事故現場などにとんで、わけがわからない状態で死んでしまったSoulたちを、救済する仕事をやりとげているようだ。

 Saudi Arabiaで大事故があり、Muslimsのメッカへの巡礼の一行がReturn tripで、トンネルを通るとき、爆発が起きて、約1400人ほどのイスラム信者が事故死する出来事があったとき、サイキックのCharleneDr. Freyは犠牲者たちを助けることができるかどうか(死んでしまっているはずなので、究明という意味ではなく、Earthboundにることから、光のもとへの救済)検討し、トライした。そして犠牲者の代表の一人の霊と会話を持ち、Your bodies are gone, but your souls are alive。肉体はなくなったけれど、魂は生きている。そして心を平静に持って、立ち上がり、気を静め、勇気を持ちなさい。Allahloves you. とかなんとか、アラブの魂と交流して、光を求めて移行するように指示し、全員が移ってゆくのを確かめることができた。”Souls, know that all religions are worthy of respect. Remember when you come back that we are all children of God. Good-bye. Happy Journey.”  Dr. Freyは言い、“ Allah be praised for your help. We accept your help so graciously given. WE go now.”  助けてくれて、アラーの神も感謝している とかとイスラム教徒は叫んで、立ち去っていった。 なかには、Followしないものも居たが、最終的にはみな説得でき、全員、光を求めて立ち去ることができた。これも、Earthbound Soulになるかもしれなかった状況から、成仏できるように救い出した例である。直接、現場に行ったわけではなく、MeditationやサイキックのChannelingで実行できたという話。

Most suicides remain earthbound 自殺者の魂はたいがい地上にへばりついたままになるようだ

 Annabel Chaplinの本では、彼女が感じたSuicide victimsたちは、憂鬱な、救いの無い状態にいるようであったが、なんでもそうであるように、各人の自殺の状況が異なるから、みながみな、そのような状況にいるわけではないようだ。ただ、誰も自殺は何の解決にもならなかった、むしろ、かえって自分も他人も苦しめることになったと反省しているようだ。

DR. Sidという医者は、離婚になって、子供をEx-wifeにとられてしまって、なにもなくなったと悲観して自殺した。これ以上悪くならないだろうとの浅はかな考えで実行したが、子供たちが父の自殺を知ってショックを感じ、かえって状況は悪くなった。そのドクターもEarthboundになっていたが、光を求めてあがっていったという話。

 このReleasement魂の解放 は誰でも学べばできることだとDr. Freyは言う。

 いろいろ面白いケースがたくさん展開されている。

 そして、最後に、Organ Transplantについて触れられている。このブログでも紹介した (心霊現象の科学―その68 Claire SylviaA Change of Herat”Claire Sylviaと彼女の本についても述べられている。

 ということで、もうこれくらいで紹介を終わることにする。

 本当に面白いし、驚くばかりである。Thought forms が独立したEntityとしての威力を発揮することは、この本でも述べられているが、Alexandra David-Neelの有名な本「Magic & Mystery in Tibet」にも述べられている。この本(David-Neel)の中では、修行をして自分でThought-formを作り出せるようになった彼女は、一種のMonkをつくったら、勝手に行動し始めて、あわてて消したという話が載っている。ブログ (心霊現象の科学―その14 Hereward Carrington)でも“Thoughts are Things” という現象を紹介したが、いまや意思や思考がエネルギーとして物体に直接働きかける力を持っていることは、生物学者が細胞レベルで証明をしていることである。信念が細胞的に反応することは、有名なPlacebo Effectで証明されたことでもある。Dr. Candace PertDr. Bruce Lipton などの研究が、おおいに貢献したといえる。

 このLouise Ireland-Frey, M.D. は医者で科学者であるが、67歳のときにHypno-therapyをはじめて、このSpiritual Releasement Therapyのベテランに成長した人である。2014年、100歳近い年で亡くなったとのこと。

 
村田茂太郎 2015年11月6日

No comments:

Post a Comment