2023年の感想 村田茂太郎 (December 4, 2023)
7月19日に19歳半のHanaが眠ったまま自然死を迎えた。そしてHanaのあとを追うようにして、7月31日、14歳半のThumperが、獣医を訪問して待っている間に、Floorでなくなった。最後の2-3日が苦しかったようで、私はもしかして眠らせるのがベストかと思って獣医を訪問したのだが、眠らせる必要はなく、Thumperも自然死であった。まあ、糖尿病が直接の死因であったが。
こうして私の大事な伴侶であったHanaとThumperを相続いて亡くした。
Hanaの最後の半年。私はDiaperを毎日取り換え、毎日洗うのが日課となった。尿意を催してPet Doorから出て、外で用を足そうとするのだが、老年のせいで外に出る前に尿が漏れてしまうということで、Diaperそしてトイレ用のMatを用意することになった。そして子育ての経験がなかった私はHanaのDiaperを洗うことに喜びを見出すほどであった。
そして、私は猫のEureka IIとふたりぼっちになってしまった。犬の散歩もなくなり、世話をする話し相手もなく、これは私の健康によくないと判断して、8月9日、Animal Shelterを訪れ、Small Sizeの雑種犬(心臓が悪く、歯も悪いという)Senior Dogをすぐその日にAdoptした。
そして隣のケージに白い小型の犬がいたので、それもAdoptと思ったが、Micro ChipがあるからOwnerが現れるかもしれないということで、一週間あとまで待つことになった。そして8日後にまたShelterを訪れた。やはりOwnerが現れたようで、犬はもう居なかった。ほかの犬をしらべて、別の部屋のケージのなかに、Hanaに似た、より小型の、ひ弱そうな犬がしょんぼりと狭いケージに収まっているのを見つけ、その犬をAdoptすることに決めた。
8月9日の犬は名前がBuster バスター、17日の犬はChe Che チーチーという。すでにどちらも10歳以上で、病弱、Seniorであった。どちらも、病気もちでひ弱、10歳以上ということであれば、新しい飼い主が現れる可能性も少ないということで、私はBusterとChe Che を助けたつもりであった。健康診断(Blood test, X-ray, 何種類ものクスリ そしてMicro Chips 登録) で3千ドル前後を払い、まだその上に歯の治療その他で2千ドルほど払うことになっていた。
そして運命の日を迎えた。2023年8月28日、夜10時過ぎ。
1972年1月から51年半経ったこの日、私は人生最悪の体験をすることになった。老人が一人で、Security Systemもなく、犬もいないという情報をもった大きな男が、Living RoomのFrench Doorを蹴破って、大きな音を立てて侵入してきた。私は犬と一緒に隣の部屋で寝ていたので、Busterが大声で吠え立て、私も何事が起きたのかとLiving roomをのぞいた瞬間、大男が闇のなかから現れ、私の顔にまともにPepper sprayを吹きかけた。目が見えなくなり、いそいでBathroomに隠れて顔を洗った。そして苦労しながら携帯電話とHome phoneで911・非常事態の電話をかけた。そして、男はどうしたのか?私のあとでの想像だが、男が誰かからもらった情報とちがう、犬が二匹吠え立てているという状況で、これはやばいと判断し、すぐに立ち去ったと思う。
911でFire TruckそしてPolice Carがやってきたが、一人では行動しないということで、べつのPolice Carが来るのを待ち、その間、30分以上、私の血圧を測っただけ。救急病院にゆくほどのことはないと判断して、30分経ち、Police man5人が家の中に入って、OK,そして私は家のなかへ。犬と猫が心配であったが、まあ、無事、上手く隠れていたよう。
それだけ。
侵入した悪漢からPepper Sprayを直接目に吹きかけられ、二日間私は苦しんだが、そのあと特に副作用もなく目が見るようになった。ほかに肉体的暴力は受けなかったので、Security Alarm Systemが必要という教訓だけが残った。それは良かった。早速、1万ドルOverをかけてSecurity Systemセットした。9月30日に完了したが、これで安心ということになって、1万ドルは安いと思った。そして、毎月のMonitor料金70ドル。
そして、本当に私がShelterから助けたつもりの二匹の老犬に助けられたのを確信し、余生を満足させてやろう、美味しいものを食べ、あちこち自然の中を散歩し、快適な暮らしを送らせてやろうと決意した。そして、今、ふたりとも私を信頼し、頼ってくれるのを見て、私はHappyであり、満足である。本当に可愛い。
恐ろしい思いをしたり、悲しい思い出でいっぱいのこの2023年であったが、私を助けることになった犬とも出会え、Security Systemも整い、私を助けてくれる友人がいっぱいいることもわかって、結果的にこの2023年は悪い年ではなかったと思う。
私を助けてくれる友人、 それはなんとワイフが勧めて入会した盆栽クラブの仲間であり、日本語補習校あさひ学園での関係者であった。
私は盆栽の手入れにはあまり熱心でなかったが、13年後、私のやり方を気に入らないメンバーのひとりのせいで、問題が発生して自主的に退会するまで、経理担当、連絡、渉外、記録係として熱心に働いたので、わかる人にはわかっていたようである。
あさひ学園も私は自分の人生の生きがいを見出したほどで、本当に15年、真剣につきあったものであった。
トラストTrust書類のWitnessやHealthcare Directive(機械に頼らないで死なせてくれる意思表示)のWitnessが必要と分かったとき、最初、私は、私ども夫婦の共通の友人・夫妻にWitnessを頼めば簡単だと思っていたが、なんと、まさにもうすぐ Witness (サインの目撃者)が必要だという時に、No と断られ、私はあわてた。悪い人たちではないが信頼できる人間ではない、頼りになる人間ではないと初めて分かった。
そして、なんと盆栽クラブの大先生二人が喜んでWitnessになるとおっしゃって、私は本当にうれしかった。
ふりかえれば、私がWitnessを頼んだ私たち夫婦の知り合いは、私個人に関してはほとんど何も知らないわけで、ワイフ経由で表面的に付き合っていただけであった。私の著作や心霊現象の科学関係の書類をプリントして与えたが、興味のないものは読みもしないであろう。盆栽クラブの友人やあさひ学園の友人とは違うので、当然であった。ただの知り合いと、私・ムラタ氏のためなら、出来ることは何でもするという友人とは異なるのである。そしてそれはワイフがたわむれに勧めた盆栽クラブのなかから生まれたのであった。そしてあさひ学園の中から。
自分の死はどうすることもできないが、私の気になるのは後に残された私の大事なCompanions (Eureka II, Buster, Che Che) 伴侶がどうなるかである。
ある人が私の行動を知って、人生をPositiveに捉える人だという感想を漏らしたという。そうか、そういえば、確かに私はこの人生をすべてPositiveに受とめて私の人生を築いてきたと思う。
57年前の京都大学のクラスメートの自殺というショッキングな暗い事件も、結果的に、私のブログで展開した「心霊現象の科学」というAfterlife, 死後の世界、臨死体験、転生(Reincarnation)、Ghost, Possession, などの探求に向かい、自分なりに結論に達し、私の友人・知人にその結論を告げることができ、何人かは安心して死んでいったということであった。私自身も死は怖いものではなく、死ぬのが楽しみという境遇、悟りの世界に達することができた。
交通事故にあったときも〈2回〉、私はLuckyだと思ったほどである。何度かの入院で大手術、片耳の耳小骨を全部取り去って、左の耳は完全に聞こえなくなり、UCLAの耳鼻科のドクターもおどろき、感心していたが、なんと、右の耳は普通の人の聴力よりもベターということであった。
そして、この8月の、悪漢の夜中の暴力的な侵入とPepper sprayをまともに目に受け止めるという異常な事件も、私にとっては大事な体験であった。Security AlarmのSystem をすぐに設置することになり、私は安心して眠ることができるようになった。そしてガンで襲われればどうにもならないが、Pepper sprayだけで良かった。そして何が起こるかわからない。少し身の回りを整理しておかねばならないと思った。
すでにFamily Trustは出来て、ワイフがサインし終わったていたので、そのすぐ後にワイフが亡くなっても、何も慌てることはなかった。
私は過去何度かCharityに寄付をしてきたせいで、毎日のように寄付の請求が届く。私はSocial Security Income以外たいした収入もないので、もう寄付はやめようと決意するに至った。Address labelやカードをもらっても、このDigital Ageに使い道がない。メールはすべてEmail、支払いもGardener以外はすべてInternet, On Lineで、ということで、アドレス ラベルをもらっても使い道がない。Xmas Card その他のCardも使わない。それでCharityからの寄付要請が来るたびに、私は自分が寄付したカネが、自分が使うことのないカードやアドレス ラベルになって悪循環を繰り返している馬鹿らしさに腹立たしくなって、もう封筒はOpenしないで、そのまま捨てるようになった。そして本当に大事な寄付先は、私が死んだあと、Family TrustのなかからExecutorに一括、500ドルとか千ドル寄付をしてもらうことにきめた。主に自然保護や動物保護団体などである。それでもナント今の段階で35以上ある。カネもあまりないのに、5万ドルほどCharityに払うことになる。ワイフが聞いたら怒り出すところだが、ワイフの遺産はワイフの希望通りにセットしてあるので、私の金の使い方にワイフが文句を言えた筋ではない。まあしかし、もう少し金がたまる仕事をして、堂々と自然保護や動物保護に寄付できるようなお金持ちになっているべきであったと思ったりするが、Too Lateである。
今や世界は一層暗くなり、イスラエルやハマスに限らず、あらゆるところで悲惨な事態が発生している。妊婦が麻酔なしで帝王切開とか。恐ろしい。かわいそうに。そして罪もない無数の生命が簡単に殺されていくという恐ろしい世の中になった。動物たちが示す愛の世界、無条件の愛と友情、寛容、許しが今や一番求められているときだと思う。
だが、ここでこの実に個人的な私の2023年の感想を公開することにする。
また何かあれば、書き足せばよい。
村田茂太郎 2023年12月4日 月曜日 1:48PM
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