最近の感想 2023年8月18日 我が家の犬猫 & Others その5 Hana
ThumperはTrauma Dogであったが、HanaもきっとBakersfieldに居るときにひどい目にあったに違いない。
小さな13ポンドほどの身体で、実は乳が張っていた。子供を産んだ経験はあり、まだそのあとを引いている身体であった。最終的にはHanaの体重は2倍26ポンドになり、ワイフが太りすぎだと非難した時には30ポンド近くになったが、大体は25ポンドを前後して、それが私にはHanaの理想的な体重だと思っていた。
Animal Shelterにつかまるくらいだから、野良犬生活をはじめていて、しかも子犬を生んだらしいということ、そしてHanaがつねに大きな犬に対して戦闘的になることから、私はきっとHanaが生んだ子犬を野良犬に襲われて殺されたに違いないと思ったものであった。
そして、長い間、私たちの飼い犬となったあとも、人間不信の挑むような、にらみつけるような眼を保持していた。ワイフがHanaの目が優しくなったといったのは、だいぶん時間が経ってからである。
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次に示すのは’2016年12月23日の雨の夜にHanaの身に起きた最大の事件で、ブログに発表したもの。コピーを以下に示す。私にとってHanaをめぐる最大の事件であるが、皆さんはご存じないかも。
我が家の犬猫 Our
Homey Pets 最近の様子 2016年12月23日、24日 Hanaそして私の災難、Nightmare
& Happy ending
12月23日 Granada
Hills。夜。雨。ひどい、土砂降りの雨。
23日夜から24日の昼にかけて、私はNightmareと絶望を体験し、そして最高のクリスマス・ギフト、ミラクル、歓喜を体験しました。
何が起こったのか。
23日、The
night before Eve。夜9時ごろ、雨が降っているときに、道路に面した郵便受けにメールを見に行こうとしたときに、ついでに犬も外でトイレを済ませたほうがよいだろうと思って、いつも裏庭に出す要領で、首輪もLeashもなしに一緒に表に出ました。
トイレを済ませたところまではいつもの通りでしたが、そのあと、大問題が発生しました。雨が激しく降り出したにもかかわらず、Thumperはすぐに家に戻ったのに、何を思ったのかHanaが家に戻らないで、雨の中、上(山手)に向かって駆け足で走り出したのです。
これは過去にも二度起きたことで、Independence
Day 独立記念日の花火のときに、遠くで鳴る花火の爆発音がHanaを不安にさせ、Traumaが戻ってきたのか、家から外に向かって駆け出すということが起こり、私はSesnon通り近くまで駆けて捕まえました。それから1年ほどたったThumper Adoption記念日に、やはり変な音がしたため、外でトイレをすませた後、駆け出し、その時は夜中の12時近くであったので、だれも人通りのないなか、私はThumperと一緒にHanaを追って、なんとO’Melveny Park まで走りました。スニーカーでなくてスリッパで、しかも首輪もひもも持たずに。Parkで疲れたのか休憩しているところをつかまえ、なにもないため、Hanaをかかえて、重いので3回ほど立ち止まって休憩しながら、家に戻ったことがありました。
無事、家に連れて帰れたので、そのことは教訓になり、花火や祭りの音、カミナリ、大風、その他、特異な異変の時にはTraumaに襲われて、Panicに陥り、どこにいるのか、自分の家も保護者も何もわからなくなるので、必ず首輪とひもを付けて外に出すようにしなければと悟りました。もうこりごり。大変な苦労で、約1時間足らずの真夜中のAdventureと今では笑って言えますが、当時の私には悲壮な思いが走りました。O’Melveny
Parkの中から山に入ればコヨーテの餌になる可能性もあり、どうなることかと思いました。こないだの散歩のときもコヨーテがうろついているのを見たのです。
そういうことで、何か変な音がするときは基本的に外に出さず、出すときは紐付きでということでした。
この夜、Hanaは雨のほかに変な音を聞き分けたようで、私もHanaを追いかけて雨の中を走っているとき、変な音を聴き、これはカミナリ 雷鳴かなと思いました。ともかく、手遅れです。最初の20分ほど、激しく雨が降る中、必死でHanaに呼びかけ、戻ってくるように頼みましたが、悲しいことに、私が近づくと一層走って逃げだすのです。まるで私がHanaを捕まえていじめようとしているから逃げ出すといった感じです。明らかにBakersfield、California にいたとき、野良犬生活を体験し、Animal
Shelterの人が追いかけて捕まえたときのその記憶がこういう風雨のなかで思い出され、もう10年以上毎日親しく付き合っている私がわからなくなり、ただただ逃げ出そうという感じで、他の時ならまだこの前のように捕まえられる可能性はありますが、この夜は雨が激しく吹き付け、道路の端が川のように流れている状況で、ひとりで捕まえるのは不可能でした。(Hana はBakersfieldのAnimal
ShelterからAdoptした犬で、そのために片道2時間のドライブを2回実行しました。)
それでいったん家に帰り、今度はワイフにも手伝ってもらおうと帰ったところ、ワイフは激しく泣いており、もう会えないと、私に対する怒りとHanaに対する悲しみで興奮していました。ともかく、一緒に車に乗って、最後にHanaを見かけたところまでゆくと、ずぶぬれになった犬のような動物が道を横切り、ある家の芝生に向かいました。私がアレだと叫んで、ワイフは車を降りて追いかけましたが、どこかに消えてしまい、それからはワイフと一緒に、あるいは私一人で探しましたが、2度とHanaを見かけることはありませんでした。
ただ、夜、トイレに外に出しただけで、思いがけない事態に陥りました。何よりも情けなかったのは、Hanaが、私が追いかけているのを知っていながら、ますます私から逃げ去ろうとしたことで、本当にこれではどうにもならないと、絶望的な気持ちに襲われました。ともかく、吹きすさぶ雨の中で、夜中ではどうにもならない、ただただどこか雨風をしのげる場所で一晩しのいでくれることを願いながら、2時間近くにわたった私の捜索も打ち切らねばなりませんでした。
家に連れて帰ることができれば、お風呂に入れて体を温め、ドライヤーで乾かすことが可能なのに、この激しい雨の中では、雨宿りの場所が見つかるのか、ずぶぬれの状態だから、体が冷え切って肺炎になるのではないか、明日は寒くなるというから凍死でもするのではないかと心配でしたが、どうにもなりません。
心霊現象の科学を勉強し、祈れば助けてくれるかもしれない、Free
Will 自由意志の世界で、Spiritsは助けたくても助けられずに見守っているだけだから、本当に、Hanaがこの嵐の夜中、無事にしのげますようにと心の中で私はお祈りをささげました。本当にどうすることもできない状況でした。
もう夜中の12時近く、家に帰り、明日、探すしかない、雨の中をわけもわからずにうろちょろしていたら、私自身がずぶぬれになって肺炎にでもなるかもしれないとワイフに言って、私は明日のために休むことにしました。心配で眠れないはずなので、アメリカ人の友人でHanaを直接見たことがあり、Thumper,
Eurekaについても私が送る写真やブログを見て親しく知っている人にこの絶望的な状況にいる事実だけは伝えておこうとE-mailを送って、床に就きました。3時ごろ目を覚ますと、ワイフが雨はやんだみたいと言っていました。私は雨が止もうがどうなろうが夜中ではどうにもならないと眠りにつきました。
翌朝、7時過ぎにThumperをつれて、歩き始め、30分のコースを一周しました。Hanaの名前を呼びあげながら、昨夜、最後に見かけた付近を念入りにチェックしましたが、Thumperも何も感じないらしく、むなしく一周を終えました。そのあと、少し遠くまでの可能性もあると、Hanaを連れて歩いたことのある周辺を車でゆっくり動き、寒い日だけど窓を開けて名前を呼びながらあちこち動き回りました。そして家に帰り、今度はワイフとふたりで、クルマでドライブして、犬を連れて歩いている人にたずねてみようということで、ワイフが何人かに声をかけ電話番号を渡しました。O’Melveny
Parkのほうに行けばというアイデアでParkへも行き、そしてPets
Adoptionで何度も訪れたことがある Best
Friends も訪れました。12時Openということで、あきらめ、次はAnimal
Shelter やCircular そして張り紙用に、いい写真を見つけてプリントし、ということで家に帰って、私は写真を用意する作業に入りました。
しばらくすると電話が家に入りました。“Hana、ここにいる。Plummer”というような簡単なメッセージでしたが、私はすぐに了解しました。Hanaが見つかってPlummer通りのShelterに居るということで、私は、HanaはOKか、ドライかとだけたずね、ドライで元気だという返事を確かめて、すぐに引き取りにゆくと応えました。Negativeなムードに沈み、Hanaをこんな目にしたお前を一生許さない、Hanaにはもう会えないと思う、と私を非難ばかりしていたワイフもいっぺんに元気になり、二人でいそいそとChatsworth
Animal Shelterに向かいました。家から約15マイルのところにあります。
私はEveとかChristmas前ということで、前の日、ShelterがOpenしているのかどうかも心配だったのですが、ともかく、Shelterにつき、サインしようかとしてワイフが別室を覗いたところ、小さなケージのなかにHanaが居ました。HanaのOwnerだという証明書と写真なども持ってゆきましたが、全然必要がなく、Hanaに会いに来た、迎えに来たというだけでHanaのOwnerだと信用してくれて、サインも何もなしに引き渡してくれました。罰金か何か支払うつもりでしたが、初めてのことであり、まさにFreeで何もいらなくて、私はShelterのひとに、This
is the Best Christmas Gift だ、Thank you Very
Much と言って、わかれました。あとでワイフがDonationをするべきだったなあと言ったので、この3日前にHanaのRegistrationのチェックを送るときにDonationをAddして送っておいたから、それも効果があったのかもと伝えました。
ということで、昨夜のNightmareは本当にNightmareで終わり、今日はHappy
ending だということになりました。私は昨夜E-mailで知らせた友人に早速、この朗報を伝えました。彼女は忙しい人なのに、朝のE-mailでHumane
Societyその他にコンタクトすること、自分も2回ほど失くした経験があり、アメリカでは毎日何十人という人が犬や猫を見失っているから、自分を責めることはないといった慰めの返事が届いていました。すぐに私の朗報を読んで、喜んでくれました。
Hanaは本当にドライで、ぬれた感じもせず、昨夜、あんなにびしょ濡れだったのにと思うほどでした。全然疲れた様子もなく、ケージで休憩しているという感じでした。ただ、Hana はHanaで、他の犬なら、映画などで感動的な再会の場面を見せるように、飛び上がって喜んでくれるというのでなく、他の人にしっぽを振るのと同じ調子で少しふっただけでした。もちろん、私は“八方美人”のHana(ほかの人には愛嬌を振る舞い、Charmをみせて誰からもちやほやされて満足している)をよく知っているので、別にがっかりしたわけではありません。ただ、思ったことは、この犬は自分が可愛いから、だれでも自分を可愛がってくれるということを知っていて、別に私たち二人を特別に思っているわけではない、他の人でも、ちゃんと食事をくれれば、私たちを思い出すこともなく平気でいるだろうと思わせました。ワイフがもう、いったんLostになれば、見つけた人は可愛いからShelterに届けないで自分で飼うだろう、そうすれば鑑札があろうとChipがあろうと、Shelterに連絡しないで飼うことになって、私たちからは永久に失われてしまうということを思って、もう帰ってこない、お前を許せないという話になったのでした。
前夜、雨降りしきる夜中の12時近くに居なくなって、次の日の朝にはShelterに保護されて、Dryにしてもらい、Micro
Chipの情報で私たちの家に電話をしてくれたということで、そのスピードに感心しました。私は、もし見つかって家に帰ってくるとしても2-3日はかかるだろうし、もう帰ってこないかもしれないし、ワイフから毎日非難されながら生活するのも大変だなと憂鬱に思っていましたが、Micro
Chipのおかげで、すべてが一挙に片付き、NightmareがNightmareに終わって、実際はHappy
Endingとなり、本当にお祈りの効果だと、世の中に充満しているはずの愛のエネルギーに対して感謝の祈りをささげました。誰かがびしょ濡れのHanaを見つけて保護し、Animal
Shelterに連絡してくれ、Pick
upされて、Dryにしてもらい、そして私が電話連絡を受け取ったということで、すべてが無駄なく効率的に機能したようでした。
南カリフォルニアは雨不足のため、最近の雨模様を私は喜んでいました。しかし、この雨の中でHanaを見失って、一生会えなかったら、私は雨を憎むようになったでしょう。幸い、すべてがうまくゆき、Nightmare悪夢は一本の電話が入るまでで終わりました。ちょうど、クリスマス・イヴの日。私にとってはこのRescueは最高のクリスマス・ギフトとなりました。人生、お先真っ暗という事態に至っていたのに、一挙に、以前同様、なかのよい三銃士に囲まれて明るく楽しい生活ができるようになりました。
あの夜、私はほかの人たちが、突然子供が誘拐されたり、事故死したり、テロに巻き込まれて死んだりした時の悲しみ、絶望を感じる苦しみを他人事でなく感じました。今まで平和に暮らしていたのに、突然、一挙に暗黒の世界に突き落とされる苦しみ、それが人間であろうと犬であろうと同じ事、今ある平和を慈しみ、今の幸福を味わいながら生きることの大切さをひしひしと感じました。私たちの三銃士、Eureka,
Hana, Thumper がいつまでも居続けるわけではないのです。
私はこのDigital
Ageに生きている長所をつくづく感じ、感謝しました。首輪も鑑札も何もない状態(家の中にいるときは束縛のない状態でということで、何も身に着けていない状態)でPick
upされたのに、Micro
ChipのおかげでOwnerがすぐにわかり、電話をしてくれたわけで、まさにこのChipはHanaを救ってくれただけでなく、私を救ってくれました。Life
Saver! まさにそうでした。ワイフはお前を許さないといいました。Afterlife あの世、 Near
Death Experience 臨死体験、Earthbound
Spirits 地上をさまよう霊 などの本をたくさん読んで、恨みを持ち続けた人間はお互いに成仏できない、という話を私は知っています。大切なのは Love愛情であり、Tolerance寛容であり、Forgiveness赦し、Acceptance受入れ であって、恨みを引きづっていると本人も相手も解放されず、いつまでもEarthbound中ぶらりん の状態にとどまるという話は本当だと思います。したがって、もし、Hanaがたとえ生きていて、どこかで飼われるようになっても、この家から永久になくなってしまったということになっていたら、ワイフは私を許さず、私はワイフの赦しを求めて霊界をさまよう、あわれな存在となっていたでしょう。
Micro
Chip だけでなく、すべてが私とHanaを助けるように働いたのでした。お父ちゃん、お母ちゃん ありがとう。愚息を暖かく見守ってくれているのですね。ミラクルは本当に起きるのだ。Brian
Weiss, MD の Miracles
Happen や Bernie
Siegel, MD の A
Book of Miracles という素晴らしい本などをたくさん読んだ私は、処女懐胎などという教会システムがねつ造した人工の奇跡の話ではなく、小さなミラクルは日常的に起こることを信じています。そして今回のこのNightmare からの Happy
ending も私にとっては何かが働いたと信じています。
Micro
Chip の効果があったのは明らかです。しかし、それは連絡がついたということで、Animal
Shelterに入るまでの敏速な動き、嵐のような豪雨のなかでの失踪と保護、そして風邪もひかず、病気にならず、信じられないような状態・状況の中から無傷で生還したこと、これが私にとってはまさにミラクルです。そのスピードはまさに私の心からのHanaの生還を願った祈りが働いたとしか思えません。私のこれまでの心霊現象の科学への関心とそれへの深入りが、思わぬところでHanaだけでなく、私自身を助ける役目を果たしました。まさに Miracle
Happens でした。
Micro Chip に感謝、感謝 です。
お父ちゃん、お母ちゃん そしてほかのSpirits達にも感謝します。ありがとう。Hanaと私を助けてくれて。そして、雨に濡れたHanaをみつけて保護し、Shelterに連絡してくれたどなたかのご親切に心から感謝します。本当に Life
Saver でした。見えない人の温かいヘルプがあって、私たちが楽しく、明るく過ごしていけるということが、こうした悲劇的な事件(私にとって)に遭うと、つくづく感じます。
村田茂太郎 2016年12月27日、28日
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