最近は日本の火山活動が活発化して、北の蔵王から南の桜島、そして小笠原諸島などあちこちで火山活動のニュースが目立っています。御嶽山の噴火による悲劇はまだ記憶もあたらしいところで、今後どのような活動が予想されるのか、無関心ではおれない情況が生まれてきているようです。日本に限らず、ほかの国でも同様で、天災がより大規模に、頻繁に襲う世の中になったということがわかります。
私は伊豆半島を訪れたあと、友人に導かれて箱根の関所や芦ノ湖、そして今、有名になっている大涌谷などを訪れるチャンスがありました。大涌谷では5月だというのに、寒さで震え上がった記憶があります。
箱根芦ノ湖を訪れたときはあいにくの曇り空で、富士山の姿は雲の中で、まったく見ることが出来ませんでした。芦ノ湖周辺もまさに箱庭的風景の典型で、その中に入れば、別に小さいなどと感じずに自然のやさしさ、潤いをエンジョイできます。
もちろん、ほかの国もそれぞれ美しい自然があるはずですが、わたしは日本という国は本当に自然に恵まれた素晴らしい国であり、その自然の素晴らしさを永久に保存するように心がけてもらいたいものだと思います。
箱根の山は天下の険、かんこく関もものならず と有名な歌に歌われています。特に高い山はないようですが、十国峠などから箱根方面を眺めると、山また山で重畳と緑の森が続いているのがわかります。箱根の関所が唯一の陸上通行場所であったとすれば、庶民の徒歩による交通も大変なものであったに違いないと推察されます。江戸幕府が幕藩体制維持のために関所で厳しく取り締まったというのも、今の移民局の不法移民とりしまりと共通しているといえるのかもしれません。エルパソ周辺にも移民局の検問所があちこちに設けられていて、9.11事件のあとは、Green Cardをみせても20分ほど引き止められたり、あの事件の直後にはメキシコ国境を通過するのに、Japaneseというだけで、指紋、顔写真をとられ2時間近く待たされた嫌な記憶があり、関所通過の人の苦労も思いやられました。
芦ノ湖で船に乗る前に箱根の関所跡に寄りました。
村田茂太郎 2015年5月17日
芦ノ湖、 箱根 神奈川県 Japan |
No comments:
Post a Comment