Translate 翻訳

12/29/2024

2024年度の回想―我が家の三銃士 & ノラ猫 村田茂太郎 12月29日

 

2024年度の回想―我が家の三銃士 & ノラ猫 村田茂太郎

2023年度は私にとっては大変な年であった。(すでに報告済み)。

  2024年は2023年に比べれば穏やかな年で、いわゆる事件に当たるものは何も起きなかった。

 2023年の年末に起きた私にとってのミラクル・・・50年以上、音沙汰のなかった大学の友人からEmail が届き、それ以来毎日メール交換で、私に生き甲斐を生み出してくれている。まさに奇跡的なメール上の再会であった。Digital Ageに生きていることのありがたさを身にしみて感じる。私はゲーテが好きで、エッカーマンの有名な「ゲーテとの対話」など何度も読み返し、日本語訳も2種、英訳とドイツ語原書ももっているが、そのゲーテが親友シラーと同じ町に住んで手紙を交換し合ったのは有名な話で、彼らは今のようにEmailで即座に手紙のやり取りができると知ったら、本当に毎日メール交換を楽しんだであろうと思うほどである。

 そして我が家の三銃士のひとり、猫のEurekaがノラ猫の登場で驚くほど私に愛そうがよくなった。今までは一人天下の様な振る舞いで、Tree topから高みの見物、あるいはMaster Bed でひとりで、ゆうゆう、のんびりと過ごして、私を主人というよりも自分の食事とトイレの面倒をみる世話人という感じでふるまっていた。

 ところが、ここに野良猫が登場した。3月ごろから、ノラになったのか元飼い猫らしい猫が裏庭に現れ、私に愛想よく、ごろごろとなつき、身体を摺り寄せてきて、足元でも転がってじゃれる。当然私がタッチして撫でてやる。朝晩の食事だけでなく、裏庭のポーチの下に用意したカートンボックスを積み上げたベッドで寝泊まりするようになった。私の手足にこのノラ猫のにおいが残るはずで、それをEurekaは感じ取って、これは危ない、今までのように私に愛想の悪い態度では、このノラ猫におとうちゃん〈わたくし〉を取られるのではないかと思い始めたに違いない。目立って態度がよくなった。私のところへやってきてごろごろ。Bedの上にもあがってきてゴロゴロ。

 まさにノラ猫効果というべきもので、これだけでも野良猫ノラちゃんに食べ物をやった価値がある。うちの犬猫は贅沢で、好き嫌いも激しく、すこし古くなるともう食べないという調子で、高いフードを半分捨てるような感じでもったいないと思っていたが、野良猫ノラちゃんは喜んでガツガツ食べてくれる。ノラ猫だけでなく私も大喜びであった。

 しかしある日、この野良猫ノラちゃんが顔を見せなくなった。雌猫なのでシーズンが始まって、もしかして子猫でも生むのではないかと心配と期待で過ごしたが、一度、一週間後に顔を見せただけで、フードにも見向きもしない。そしてこの裏庭から姿を消した。

 かわって白っぽい猫が登場した。これも明らかにノラ猫で、用心して近づかない。しかしお腹は空いているよう。私が野良猫ノラに与えたように、美味しいフードを用意してテーブルに乗せると、私が家に入るとすぐに跳びあがって食べるようになり、私のフードを楽しみにするようになった。そのうち私をフードをくれる大事な人と認めるようになり、ドアーをあけるといったん逃げ出すが、私だと認めるとフードだということで、戻ってきて、テーブルに跳びあがり、まだ私が家の中に入らないのに、安心して食べだすようになった。名前はシロと呼ぶことにした。

 ところが、この私の裏庭のFree Buffetが有名になったのか、ほかの猫も出没するようになり、シロはこの別の猫を近くに感じると、落ち着いて食べられなくなり、途中で逃げ出すようになった。

 私は平和共存で、別にノラ猫が2匹3匹増えてFree Buffetをエンジョイするのはかまわないが、喧嘩をするのは困る。それでほかの猫は痩せていないから飼い猫に違いない。今のところシロちゃんが安心して食べていれば私はOKである。したがってフードをテーブルに乗せるのも、よく周りを見て、シロが居るのを確かめてテーブルに乗せるようにしなければならない。

 このシロがおそれる健康そうな猫(トラちゃん)は太っているというよりも、もしかして妊娠しているのではないかと思うほどのお腹が大きい。ともかく私の用意するフードは評判なのか、放し飼いの飼い猫も食べに来るのではないかと思う。なにしろ普通、犬も猫もドライ・フードだけもらっているはずで、私の用意するフードのおいしさにはかなわないはず。

 ともかく、我が家の三銃士はその世話をするだけで、あちこち歩きまわらなければならず、それが私の健康維持に貢献しているのは明らかである。おまけに裏ににやってくるリス、野鳥、オポッサムそして何匹かの野良猫またはムラタBackyard Free Buffetをおとずれる動物たちは私に生きている喜びを感じさせてくれる大事仲間である。

 

村田茂太郎 2024年12月29日































No comments:

Post a Comment