Translate 翻訳

12/11/2016

ブログ表紙写真 その251回目 秋色の日本 その2/2 箕面 (みのお)そのほか Japan

ブログ表紙写真 その251回目 秋色の日本 その2/2 箕面 (みのお) そのほか Japan

 日本の紅葉と考えると私には自分が子供ころから親しみ、いわばKonrad Lorenzの言うImprinting刷り込み になっていると思う場所、すなわち大阪の箕面市にある箕面渓谷を思い浮かべます。どちらかというと夏に訪れたことのほうが多く、毎年、夏の混雑を避けるために父がわざわざ休暇をとってくれて、家族みんなで訪れ、私にとって一番の幸福を生む元になっていた箕面渓谷に親しんだことが私が終生自然を愛し、特に森林と渓谷、清流ともみじを愛するようになったのだと思っています。

 したがって、私は、子供のころに美しい自然に親しんでおくことは何よりも大切なことだと思うようになっています。昨今、Digital Ageになって、kンピューター・ゲームばかりに親しんで本物の自然の美しさに感動したことがない子供が大人になるとどうなるかと思うと恐ろしい気がします。金になると思えば、原生林であれ何であれ、開発してカネにかえていくでしょう。ちょうどアメリカのRepublican Politician が自然を大事にしないで開発に余念がないように。

  箕面渓谷のすばらしさは、電車を降りて直ちに深山幽谷の趣のある渓谷の中に入って行けるということであり、それもほとんど渓谷沿いの道を約2キロ歩くだけで滝に達し、その間の歩道の上にかぶさるように生い茂る紅葉の木々の美しさは何物にも代えがたいもので、滝そのものよりも、そこにゆくまでの渓流沿いの景観を私は楽しんだものでした。

 この11月末に訪れたときには、さすがの箕面渓谷も大阪・心斎橋筋の賑わいの中を歩くようで、あまりの人の多さにおどろき、残念に思いました。

 ここには昆虫博物館があり、野口英世の記念碑もありました。いろいろ問題のあった野口英世でしたが、お母さまは大切にしたようで、この箕面渓谷に招いたようでした。(渡辺淳一 「遠き落日」”野口英世伝”)。お寺もあり、サルも居て、いろいろ話題をまいた歴史のある箕面渓谷ですが、緑麗しい渓谷はいつ来ても心を潤してくれます。

後の写真は、友人のクルマで十津川・瀞八丁・熊野・那智・新宮・勝浦の旅を11月末に実行した時の写真の一部です。




村田茂太郎 2016年12月11日

箕面渓谷の滝 大阪府箕面市 Japan

箕面渓谷

箕面の滝




箕面の滝 少し上からの眺め

熊野路への旅、友人のクルマに載せてもらって






那智の滝






那智の滝


No comments:

Post a Comment