ブログ表紙写真 2020年11月29日 Monument Valley、 Arizona USA
Monument Valley は、John Ford映画監督のWestern Movie 西部劇で特に有名で、彼は本当にこのモニュメント・バレーが好きだったらしく、My darling Clementine (荒野の決闘)や Searcher など実際には関係ない場所で起きた場合でも(史実であれ、小説であれ)、このPhotogenicな景色を舞台に織り込んで、ストーリーを展開していた。おかげで西部劇に親しんだ人には Monument Valley の景観が印象に残る素晴らしいものとなった。しかし、ここはナバホ・Indianの領域で、ドライで何も育たないような自然環境で、生活するのには大変不便なところである。本物の、”OK 牧場の決闘”で有名なTombstoneはArizonaでもメキシコとの国境に近いところにあり、Monument Valley、はユタ州との州境に近いところにある。私はエルパソ生活の蔭でどちらも、何度も、友人・知人・同僚を案内することになった。
この辺一帯はColorado Plateauといわれる台地に当たる場所で、岩と渓谷で美しい自然美を作っており、ユタ州とアリゾナなどでNational ParkやNational Monumentが数多くつくられて、国はその保護に努力をしているというわけである。国立公園を持たない州がアメリカ国内にたくさんあるのに、ユタ州などは集中的に4つか5つのNational Parksをもつことになった。
私は1994年7月に、すでにCPA試験をパスして実務的には知識と経験を積んで、何でもこなせる実力を身に着けていたが、それにふさわしい職がロサンジェルスで見つからず、エルパソにある日系会社の経理責任者の職を得て、私ははじめてEl Pasoテキサスに一人で移住した。その年の9月に会社の社長や同僚たちと一緒にMonument Valley その他を見るたびに誘われた。それが契機になって、それ以来 Scenic Driving が大好きになった。その最初が、このMonuments Valley を見る旅だったということで、特に印象に残ることになった。
それ以来、私は少なくとも4回ほど訪れたことになる。一人で見に来たのは一度だけで、あとは会社の同僚を案内する旅の一つとして、日本人には有名な Monument Valley を紹介したわけであった。中には有名なGrand Canyon National Park よりも印象的であったという人もいた。ここは場所的には辺鄙なところでGrand Canyonのように簡単に訪問するわけにゆかない。行こうという覚悟をしてドライブに織り込んだというのが実態であったが、慣れるとCanyon de Chelly National Monumentや Four Corners をそのドライブに織り込んでArizona的な風景を楽しんだ。Canyon de Chelly National Monumentは、これも辺鄙なところにあって、普通の旅行者には訪問はむつかしいが、とても素晴らしいところである。すでに何度か紹介したが、またすることになるだろう。
村田茂太郎 2020年11月29日
有名なモニュメントバレーの景観 しかし荒涼としているのは事実 Arizona USA |