ブログ表紙写真 2020年7月12日 Kings Canyon National Park, California USA
ちょっと場違いの話だが、コロナ・ウイルス禍のなかで、すべてが停滞した感じ。何となく気力がなくなるような嫌なムードがただよっていると感じる昨今である。
コロナ・ウイルスの件で7月9日のLA Times Essential Californiaの記事の中に恐ろしい話が紹介してあった。
Riverside CountyのLake Elsinore(ここは去年か一昨年、California Poppyがきれいに咲き誇ったということで有名になったと思う)に住む51歳の男性が、自分がいかにIdiotであったかをFacebookにPostして亡くなったという。
彼はBarbecueバーベキュー・Partyに参加した。誰もFace Maskをつけていなかった。次の日の朝、呼吸困難に陥り、その日のうちに死亡した。もちろん、すべての人がこうなるということではない。多分、彼はSmokerかなにかで肺が弱かったに違いない。それにしても感染して一日以内に死んでしまうとは恐ろしいことである。
コロナ・ウイルスの恐ろしさはしばらくは自覚症状があらわれないため、自分で気づかないで人に感染させているケースが多いということで、この最大の対策は、当然、人の集まるところには出向かない、そして必ずマスクをつけ、Storeでは手袋もつけるということである。
最近、皆さん、気が緩んだのか、歩行者、パークなどでもマスクをつけているひとは半分くらいになった。そして東京でもLos Angelesでも感染者は飛躍的に増大しているのである。
まだ特効薬が開発され、市販されたわけでもなく、有効なワクチンが開発され出回ったわけではないのに、自分で防御する態勢を維持することを忘れると恐ろしいことになる。これもこのLake Elsinoreの男性がFacebookで死ぬ間際にほかのみんなに警戒したように、Idiotな行動をしないよう気を付けることが、この困難な状況をのりきる最良の手段ということであろう。彼の死はこのコロナ・ウイルスの恐ろしさを確認させたという意味で、無駄死にではなかったといえるかもしれない。死ぬ前にFacebookに報告できたということも、皆に知らせることになり、世の中に貢献したということかもしれない。
ということで、外の世界には胸を膨らませるようなものは期待できない昨今、昔の大自然に接した素晴らしい感動を思い出すのが私の今の楽しみのひとつである。ほかに地球の起源や宇宙の起源、生命の起源、進化などの勉強、芸術の哲学や意識に関する研究書を読むこと、いろいろなロマンス・ノベルを読むこと、Hana/Thumperの相手をすることが、今の私の楽しみである。盆栽クラブはこのコロナ・ウイルスのために、年末までCloseということで、気分転換に役立ったこの会合に参加できないのは残念である。来年もどうなるか未定。本当にコロナ・ウイルス禍であけくれる2020年ということになる。
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Kings Canyon National Park は Sequoia National Parkの隣に位置しているので、必ず両方を訪れることになる。私はKings Canyon National Parkは渓流が流れているので、好きである。きれいな清流で、まさに渓谷の良さをあじわうことができる。私はエルパソに長い間棲んでいたので、近くを流れるRio Grandeを比較的よく知っているが、Rio GrandeもコロラドのSan Juan Mountains周辺は清流だが、New Mexico、 Texasでは清流とは言えない川である。
その点、Kings Canyon National Park の渓流は川らしい水の色で親しみを感じたものであった。
村田茂太郎 2020年7月12日
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