子供ころに親しんだ大阪の箕面渓谷をおとずれた印象は俗化が目立って、期待したほどではなかったということで、私は日本の清流の代表ともいえる上高地の梓川をまた振り返ってみることにした。
清流とはまさにこういうものでなければならない。箕面は残念ながら一流とは言えないことになる。伊豆の河津川・七滝のある流れも豊かに流れてみずみずしく、気持ち良いものであった。日本は雨が多いから樹木の緑も美しく、川の流れも清流が主で、アメリカの雨の少ない地域での濁流に比べて感激するほどに美しいのが印象に残っていた。
梓川の流れは清流の代表といえるのではないか。
四国の四万十川も吉野川の大歩危付近も清流といえたし、京都の保津川渓谷も清流といえるだろう。大阪の箕面は昔(60年以上前)は身近な秘境、深山幽谷の世界にすぐに入れるという感じであったが、付近に高層の温泉ホテルが建ち、川沿いの道が舗装され、川も補強工事が施された状態では自然の風情からは程遠いと思う。しかし、駅から歩いてすぐに秘境の趣のある箕面渓谷に入って紅葉を楽しめるというのはやはり自然に接することが必要な都会人には大事な自然源といえるかもしれない。
上高地は長野県ー焼岳、槍ヶ岳は岐阜県と長野県の境に位置する。すべて、中部山岳国立公園の中に含まれる。
村田茂太郎 2018年1月21日
梓川あずさがわ と 焼岳やけだけ |
梓川 河童橋の上から北アルプスの連峰をのぞむ |
有名な河童橋かっぱばし と 梓川
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