SFV Bonsai Club 盆栽クラブ 2016年7月24日 月例会 報告
例年、6月末または7月初めは、San Fernando Valley 2世Week のお盆カーニヴァルの行事があり、この盆栽クラブはメンバーの作品の展示と一般販売用盆栽を用意するのが常でした。
これは盆栽クラブの最大の行事あり、それぞれ責任感と期待感で取り組んだものでした。
今年も同じように盆栽ショーを行うはずでしたが、4月から、この会のPresidentを務めるアメリカ人男性が、この会の意向を無視して、自分が別個育てている盆栽クラブの盆栽を一緒に展示しようという姿勢を示したため、会の出席者全員でVoteし、Noに決定したにもかかわらず、JACC Committee の会議で不満を訴える形となったため、JACCのPresidentはわが盆栽マスター宅に家庭訪問して、どうなっているのかと直接マスターに問いかけてきました。マスターは評決でNoに決まったから、それ以上は何も言うことはないと答えたともことでした。そのあと、主要メンバーもあつまったところへ、もう一度JACC Presidentにきてもらい、いろいろ確認することができました。
なにしろ、同じ San Fernando Valley の JACCのなかに盆栽クラブが二つもあるというのが異常なので、JACC President になぜ別の盆栽クラブの設立を許可したのかとたずねたところ、英語で学びたい人のために作りたいといわれて許可したとか。
この私たちの盆栽クラブはもう50年以上の歴史をもち、今では日本語のわかる人だけでなく、英語だけの人も何人かメンバーになっており、今のBonsai ClubのPresident自身、日本語のわからない人間であって、現にこの会のメンバーとなっているので、彼の主張と、やっていることは矛盾していたわけです。
ともかく、この盆栽クラブPresidentの勝手な行動がひきがねとなって、問題が大きくなり、同時に、主催者側お寺のマネジメント・チームが若くなって、相互扶助のような精神が理解されず、打算的な企画に向かっているようで、来年からブースを借りるのにもチャージするという話もきいたことから、もうお寺・主催者側が、わが盆栽クラブの盆栽ショーがこのお盆カーニヴァルでもつ意義が理解できず、金儲け主義でチャージするというのであれば、無理してショーを行う必要もないという結論に達し、会合のVote でひとり以外全員今年はNo-Showそして、今後も彼らの姿勢がかわらないかぎりNo-Showという決定を行いました。
Bonsai ClubのPresidentは自分の盆栽クラブの展示のチャンスとばかり、私たちが毎年借りたブース(大きな部屋)をつかって、盆栽を展示したそうです。今日、それをたまたま見かけた盆栽クラブのメンバーのひとりは、否定的な意見を提示していました。わたしたち主要メンバーは誰一人カーニヴァル、ショーの見物にはでかけなかったようです。
さて、この盆栽ショーをめぐって、お寺・主催者がわに、いつもの盆栽ショーがなかったという疑問と非難の訴えが続々と入ったそうで、同時に、いつもの盆栽ショーがなかったという情報を耳にしたのか、見物客のカーニヴァル訪問が激減し、盆踊りと食べ物ブースだけでは日本文化の紹介という重要な面が欠乏したわけで、来年の行事が心配という結果になったようです。
私は、このお盆Festivalで展示される盆栽ショーが一般観客に持つ意味はよくわかっていて、毎年、一生懸命取り組み、また沢山の観客が夏の装いで着飾って見に来てくれるのをうれしく思っていました。この私たちの盆栽ショーがなくなれば、来年からは本当にカーニヴァルへの来客が激減し、そうなると食べ物ブースも収入が減るわけで、あちこちで被害が発生することになります。
それで、なんと、主催者が盆栽ショーのブースをチャージするのなら、個人的に支払ってもよいから、盆栽ショーをやってくれと申し出る人もいたそうです。でも、私たちがみんなで今日確認したことは、お寺・主催者側が我々の盆栽クラブが展示することの意味をよく理解し、今までと同様の扱いをするというのなら、まあ、協力をしてもよいが、お寺・主催者側が、盆栽ショーがお盆Festiva;で持つ意義を理解できないで、結局、部屋代をチャージし、それをだれか有志が支払うというような展開をするのなら、盆栽ショーは行う必要がないという結論に達しました。まあ、自腹を切っても盆栽ショーをやってもらいたいと思う人がいたということは、私たちの努力を正当に評価してくれていたわけで、ありがたいことだと思いました。
さて、この盆栽クラブが今回初めてショーに不参加という結果を招いたりしたのは、自分の盆栽クラブを優先しようとした現President 彼の責任であり、そのほか、いっぱい落ち度があり、私たちは彼をリコールし、会員であることをやめてもらう必要があると考えるに至りました。
そうすると、他のメンバーから、この会の運営に関して、Presidentが知らない領域で会が運営されているから、もうやりきれない、7月でPresidentをやめるという趣旨を述べた彼の手紙が届いたという報告がありました。私にはどうしたことか届かず、他のメンバー全員には届いたようでした。それで、ともかく、彼がPresidentをやめるのはわかってOKだが、それだけではダメで、会を自主的にやめてもらわないと、また投票して、彼を会から首にするしかないということで、私はこの今日の会合に向けて、いろいろ頭を悩まし、どう展開するかで苦労しました。
今日の会合では、他のアメリカ人のメンバー2、3人が、私が発言する前に、彼に会をやめてもらう必要があるということを直接表明してくれたために、私も自分の趣旨を展開するのが容易になり、彼に直接Voluntaryに会をQuitしてもらわねばならないということで、彼のいろいろな落ち度と問題点を指摘したところ、彼も四面楚歌の状況を理解したのか、Voteを待たないで、こんな会にいてもしようがない、自分から辞めさせてもらうといいだしたので、私は予定通りに事が運んでホットしました。
彼が帰った後、まだ10人ほど残ったメンバーで、今後どうするかなどを検討し、残りの期間の臨時Presidentを、前Presidentの推薦で、私がつとめることに決まりました。私はPresidentの器ではありませんが、Treasurerとして会議の際発言していましたので、まあ、司会を務める程度なら、このまま12月忘年会まで私が担当してもいいだろうと思い、OKをしました。来年のPresidentは現Vice-presidentが担当することに決まっているので、本当に12月末までのHost宅でのMeetingの司会を続けるだけです。
毎年恒例の松の枝をTrimする作業は、今は暑いから、8月の会合で9月実施と決めようということになりました。8月例会 8月28日 第4日曜日。
さらに、今回のアメリカ人Bonsai Club Presidentの不祥事をふまえて、会の趣旨を理解した人で、メンバー二人が推薦する人だけを新しいメンバーとして採用しよう、しかし、これ以上、特に増やす必要もないので、今後は新メンバーは厳選してゆこうということで、みなさん納得しました。
今回、悩みの種であったPresidentをこの会合から除去できて、やっと、Hobbyの会、趣味の会らしく、盆栽の好きな人があつまって、楽しく語り合いながら、ゆっくりと時を過ごせる会にできそうだとみんなで喜びました。私はこのブログでも報告してきましたが、毎月いやいや出かけるときでも、会に参加して、みなさんのお話をきいているだけで、リラックスでき、楽しいひと時をすごせたものでした、近年はまるでPoliticsを扱っているような、緊張した会合に変貌し、最近、ばからしくなって、もうやめたほうが良いと思っていましたが、今回の会のみなさんの断固とした意思表示で、会の将来も、以前のように楽しくくつろげる集まりになりそうだという展望がひらけて、Treasurer として、今少し頑張らねばならないかなと思いました。
4月以来、この、現Presidentを退会にもっていくまでに、何度も話の進め方を検討し、頭を悩ましました。やっと、あるべき姿にもどったということで、ほっとしました。アメリカ人に対しては遠慮は危険で、はっきり意思を示すことが大切だと思いました。メンバー全員にとって良い訓練になったにちがいないと思いました。
雨降って地固まる。今回の、盆栽クラブという趣味の会合で、おこるべきでない騒動が起きたおかげで、会員一同の意思統一ができ、より健全な盆栽クラブを維持するためには何が必要か、みなさんよく理解できたと思います。この盆栽ショーCancelという異常事態の発生をのりこえて、健全な展開が将来もたれることを願っています。
村田茂太郎 2016年7月24日